あいのり 第260話
「ヤキモチ」
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チュニジアを旅するラブワゴン、メンバーたちが泊まるのは、穴蔵住居。ここでは、男性メンバーは、ドラム缶風呂で水浴び、女性メンバーは、チュニジア人が愛用している脱毛用ワックスで毛抜きをはじめる。イスラム教徒の女性は、首から下の毛をすべて剥かなければならないそうである。
女性が終わったところで、男性も毛抜きに挑戦。餌食になったのは、袋ロー。毛を抜くのは、女性メンバー全員。「スネはいい。」という袋ローをほぼ無視し、スネ毛を退治する女性メンバー。そこには、痛いはずなのに、にやける袋ローの姿があった。

その日の午後、メンバーは、「クサール」と呼ばれる場所へとやってくる。外敵から食料を守るために作られた、貯蔵庫のような遺跡である。そこで、裕くんと、りこが一緒になる。「寒い。」という訴えのあったりこに毛布を届ける。そして、そっと、りこその毛布をかける。すると、りこは、「ありがとう。」と言って、「裕くんもどうぞ。」と言って、2人きりで1つの毛布をかぶる。そして、りこは、裕くんに向かって、「男らしくなったね。」と言う。裕くんも、りこに、「絶対に強くなってる。」と言う。それを聞いた、りこは、日記に、「裕くんがますます好きになった。」と書いた。

その日の夕食場所は、穴蔵のようなところで、映画「スターウォーズ」のロケ地にもなったと言う、「シティ・ドリスレストラン」。そこで、メンバーは、「クスクス」という、大きなにんじんと世界最小と言われる、小さなパスタが入った料理を注文する。注文後、袋ローと、ヒデが小競り合いになるが、それは演出。実は、この夕食、事前に計画していた、ソルトの誕生日祝いであった。
ヒデが、「ハッピーバースデートゥーユー」と言いながら戻って来る。そして、メンバーが、ソルトに、「おめでとう。」と言った。

ソルトの誕生日祝いも盛り上がりを見せたころ、メンバーによる、「あいのりお笑い大会」が始まる。
お笑いの出し物が終了し、ソルトが一言。誕生日祝いに対しては、メンバーに、「ありがとう。」と言ったものの、「おーせと仲が悪くなった。」と言う理由で、リタイア宣言。まあ、おーせ嫌いは、建前で、実際は、耳が不自由などによって、集団生活になじめないのが理由と思われるが、そのことを知らない袋ローは、「さっさと帰れ。」と言い放ってしまう。
それを聞いた、裕くんが、ソルトに、

裕くん「変わるきっかけをくれたソルトに、最後に見てもらいたいものがある。俺さソルトにどうしても見てもらいたいんだ。お願いだからいてください・・・」
ソルトは、今は、応じず、1日考えることにした。

翌日、ソルトは、メンバーの下へ戻る。裕くんは、大喜びであったが、昨日とこの日の行動が、りこの気持ちを変化させることになってしまう。
裕くんは、ソルトを誘って、買い物へ。べったりとソルトにくっつく、裕くんりこは、そのまま、その場を離れてしまった。そして、泣き出してしまった。。。
りこの異変に最初に気づいたのは、ヒデヒデは、りこ「どうした。」と声をかける。すると、りこは、「ごめんね。」と言う。しばらくして、裕くんも気づき、体調不良と思った裕くんは、「休んでて。」と言うが、りこは、「いや違う。」と言った。

その後、裕くんは、おーせに呼び出される。

おーせ「おーせは何かてっきり、りこのことが好きだと思ってたの。だけど・・・昨日とかさ、ソルトのことで泣いてたじゃん。違うら?朝、ワゴンに乗るとき。男の子は全員、ソルトの所に行っちゃって。だから、そういうときに裕くんは何か、りこのことが好きだったら、何かりこの所に行って、ソルトが戻ってきて良かったねって言えばいいさ」
りこが好きなはずの裕くんが、ソルトに優しくしたことで、説教をするおーせ
そこに、りこが入ってきた。そして、
りこ「これ、多分渡す人、間違えてるから」
りこは、裕くんからもらった、ブレスレットを返しに来た。もちろん、原因は、裕くんにあるのだが、裕くんは、まだ気づいていなかった。。。

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