あいのり 第169話
「ドキドキ」
←第168話 * 第169話 * 第170話→

[お断り] : このページは、2003/08/20 に行われた、川嶋あいの渋谷公会堂コンサート以降に作成・アップロードされたものです。
(更新日 : 2008/02/09)

あいのり #169

メンバーは、この夜、一泊20ドルの安宿を見つけた。このホテルは、30年前まで刑務所として実際に使われていた建物だった。泊まる場所は、当時の独房。みかんは、ホテルが元刑務所だと知ると、ひどく落ち込んだ。ばら色の恋愛旅行だと思っていた彼女は、これほどの貧乏旅行だとは思っていなかったようだ。

--------

翌日、近くの公園で、ガチャピン宮ケンが一緒になる。ガチャピンは、宮ケン「どの辺が女の子だと思う?」と聞いてみると、宮ケンは、「あるときに、こうしおらしくなるとか。」。しばらく会話をしていると、雨が降ってきた。宮ケンは、「傘の登場です。」と言って、自分の傘に、ガチャピンを入れてあげた。
] ガチャピンは、「この旅、初めてのドキドキでした。」と日記に書いた。

--------

ドライバーの友人が経営する森のレストランでは、土木作業員のドボクンが、建物を見ていた。このレストランは、経営者が自ら建てたもので、自然の中で周りの環境に溶け込むように建てるのが望ましいと考えた結果であった。
ドボクンは、「家を造るってすばらしい。今、すごい職業についているんだなぁ。」

夕食へ向かう車内で、サキドボクンが一緒になる。「何もない田んぼのところに道を作っちゃうから、出来たら、子供とかに言いたい。父さんが作った道だよって。でも、自分としては、仕事だけだなと思ってしまう。それだけしか自分に自信をもてない。」ドボクンが言うと、サキは、「本当に自信をもっていいと思うよ。本当にうらやましい。」と言った。
サキは、「仕事しかないと聞いて、すごいいいなと思った。」

そして、夕食場所にレストランにやってきたメンバー、サキは、このときも、ドボクンの隣をゲットした。浅ちゃんは、「サキに中途半端な自分がいる。」と感じた。
浅ちゃんは、サキの気持ちを確かめるため、思い切ってサキを誘った。
「(サキは、)アメリカでは見せていなかった顔をしている。よく言えば、女の子らしい顔をしている。楽しそうにしているし、すごい充実しているんじゃない。」と聞くと、サキは、「してるかな。」
浅ちゃんは、確信した。サキは、恋愛をしていると。このとき、浅ちゃんは、サキへの想いをしまいこんだ。

--------

翌日、街の動物園へと向かう。メンバーが動物に夢中になっていると、サキドボクンを誘った。サキは、好きな人が出来たら、2本買っていたミサンガのうちの1本をあげようと思っていた。
サキは、ドボクンと会話を始めるが、サキは、なかなか渡せない。30分後、サキは、「良いものをあげる。」と言って無理に切り出した。しかし、ミサンガを付けるときに、手が震えてしまった。恥ずかしかったが、想いは伝えられたと思った。

--------

翌日、メンバーは、「リドー運河」にやってきた。夏場は普通の運河であるが、冬場は、完全に凍結し、スケートが出来るようになる。スケートを始めてしばらくして、浅ちゃんみかんみかんは、激しく転倒する。そのとき、助けにしたメンバーは、女性メンバーだけであり、男性メンバーは、ただ見ているだけであった。
帰りの車内で、女性メンバーは、男性メンバーに向けて、叩いたのは言うまでもない。

最近、女性メンバーは、「受身の男が多い。」と感じていた。

←第168話 * 第169話 * 第170話→