あいのり 第296話
「ノブタ。をプロデュース」
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あいのり #296
ラブワゴンは、まず、黒海のビーチに到着。このビーチで海水浴を楽しむ女性たちは、とても解放的で、上半身には何もつけていない。さすがに、あいのりの女性メンバーは、そこまでできないので、普通のビキニ姿であるく。すると、黒い人を発見。
MIE「泥パックしてる」
アヤ「お〜!」

ここの、泥パックは、アルテミアの死骸によってできる、フミン酸により美容に絶大の効果があるらしい。ルーマニアは、国家プロジェクトで美を推進する「美容大国」というだけあって美人が多い。というより、15人の美女集めるのに、スタッフはどのくらいナンパしたのだろうか。。。
早速、メンバーも試してみることに。スーザンにいたっては、黒人のような顔になってしまっていた。。。その黒人顔とMIEが2人になる。スーザンの頭に、貝やら砂やらを乗せて、とさか頭の出来上がり。。。
泥パックの後は、ひさびさに、海水浴を楽しむ。しかし、スーパーマリオがとりえのアレックはひとりぼっち。。。

ビーチからの帰り、ラブワゴン車内で、アヤアレックに話しかけても、反応なし、というより、返す言葉が浮かばないのだろう。そのうち、手の動きが、マリオをプレイするときにそっくり。いったいどの面をプレイしているのでしょうか? そのうちクリア(?)、そのまま、睡眠。アヤ、返すことばなし。。。

翌日、昼食時。
アヤ「昨日夕飯がね。ちょっとかかっちゃったから(昼食は)若干少なめで」
スーザン 「俺水持ってるから大丈夫」
アヤ「うん じゃあ水で」
ヒデ「はい」

ヒデからまかされた、食事係も、だいぶなれてきたよう。

首都、ブカレストについた、翌日、メンバーは、とある病院へ。この病院は、小児科専門で、ドライバーの姪っ子ラルカちゃんが重度の小児喘息で5年間入院している。彼女は、家が病院から遠く、家族の人もめったにお見舞いには来ない。そのため、終始、笑顔はない。。。
病院を後にしたメンバーは、
ヒデ「何かみんな寂しそうな目しててさ。やっぱなんか友達とか会えないの寂しいのかな」
MIE「ちっちゃい子にかゆみは辛いで」
スーザン 「辛いよね」
MIE「だから寝れないって言ってた」
ヒデの日記“友達に会えない寂しさ。大好きなお姉ちゃんに会えない悲しさ。ラルカの笑顔見たい・・・”
 子供達に何か出来る事はないか・・・

そして、再度、病院を訪れ、パフォーマンスを行うことにした。

その日の午後、ヒデは、何か思いついたのか、夕方に、アヤを呼ぶ。
ヒデ「あのさ うん ンッ うん」
アヤ「うん」
ヒデ「一緒にさ」
アヤ「うん」
ヒデ「紙芝居やんない?」
アヤ「紙芝居?」
ヒデ「うん」
 そう舞い降りたのは紙芝居の神・裕くん
ヒデ「3枚くらいのちょっと短い紙芝居で絵をアヤに描いて欲しいんだ」
アヤ「お〜」
アヤ「3枚ならすぐ描けるかな」
ヒデ「本当に?」

そして、病院の子供たちを元気つけるため、アヤ自身の自信をつけるため、紙芝居作りが始まった。
ヒデ「嬉しいな 楽しいなみたいな。ちょっと抜けた感じの笑顔で笑ってていかにもできなさそうな男の子みたいな感じ出して」
アヤ「うん で しずかちゃんの吹き出しだよね?」
ヒデ「そう!そう!そう!そう!そう!そう!」
ヒデ「ウントロン オラシュ?」
現地スタッフ「オラッシ!」
ヒデ「オラッシ」

あれ、日本のとある漫画に似ているぞ?
アヤ「周りのこの線消したらコロちゃんみたいな顔になったんだけど」
ヒデ「フフフフ 本当だ ちょっと気持ち悪い フフフフ」
アヤ「フフフフ」
アヤ「おかしい これ ハハハハ」
ヒデ「大丈夫。大丈夫。わかるわかる」

でも、色がちがうなあ。
アヤ「アシャカ デ ドラグル マリエ ノブタ」
ヒデ「もっとカッコ良く言った方がいいな最後だから。バトルメツイ!」
アヤ「バトルメツイ!」
ヒデ「OK!OK!」
ヒデ「どうですかね?」
現地スタッフ「うん あの 大丈夫。あの アヤさんの方が発音がいいみたい」
ヒデ「え〜!そんな」
アヤ「よし!」
ヒデ「負けた。くそ〜練習するぞ」
アヤ「よ〜し!」

アヤ、笑顔で一生懸命紙芝居作っていましたね。
現地スタッフ「明日ビックリさせて下さい」
ヒデ「はい 俺もっと練習します」

あしたの、紙芝居披露が楽しみである。ヒデの意気込みは、
ヒデ“子供達を笑わす事、アヤに自信を与える事。その2つを一番の目標にして両方とも2つだけど両方とも一番。必死で全力で頑張ります”


翌日、パフォーマンスのため、再び病院を訪れる。
梅ちゃんの、あやしいフェイスペイントや、スーザンの催眠術が行われた後、いよいよ、次は、ヒデアヤの紙芝居である。そのころ、はというと、紙芝居のことはまるで知らないようで、普通に、病室で子供たちと話している。。。そのころ、ヒデアヤは、裏で、息ぴったりの気合入れている。このときのアヤのことなど微塵も考えてないでしょう。

しばらくして、ヒデアヤ、登場。、びっくり。そして、紙芝居がスタート。
アヤ・ヒデ「これはトラエもんの物語です」
ヒデ「ノブタは何も出来ない男の子でしたがマリアの事が大好きでした」
アヤ「ノブタはトラエもんの道具を使ってマリアに告白しようと考えました」
 ヒデが作った子供達への紙芝居。
 それはすぐ隣りにいるアヤへのメッセージでもあった。
 自信がなく自分の力を信じようとしない主人公ノブタ。
 ヒデは同じように自信がなく一歩踏み出せないアヤの弱い心をノブタに重ねていた。
 そして、物語の終わりノブタは自信を手に入れ変わる事が出来る。
アヤ「マリアのためにノブタは変わりました」
ヒデ「マリアはトラエもんの道具無しに一人で頑張るノブタが好きになりました」
アヤ・ヒデ「ムルツメスク(ありがとう)」

やはり、日本で有名な漫画のパクリだ。トラエもんをドラえもん。ノブタをのび太、マリアを静香に置き換えればいいでしょう。ルーマニアの子供たちがドラえもんを知っているとは思えないので、病室の子供たちは大喜び。そして、ラルカちゃんも笑顔を見せて、大成功のうちに終了した。。。

その後、ラブワゴンにて、
梅ちゃん「あれストーリーは自分で作ったん?」
ヒデ「ストーリーは俺考えた」
アヤ「ヒデがね」
梅ちゃん「考えたんや」
ヒデ「絵は全部 あの絵は全部アヤの絵だから」
梅ちゃん「すごいな〜」
ヒデ「上手いよね」
MIE「ナイス!ナイス!」

は、もはや、メンバーの中にも入れなかった。脱落か?
嵐のパワーアップノートより「生き地獄=生きているこの世で、まるで地獄のような責苦にあう事・・・」

ついに、パワーアップノートにも、「生き地獄」が登場してしまった。。。

次回予告、梅ちゃん、ライバルのMIEになぐさめられる。恋の運命に影を落とすアヤの心の秘密が明らかになる。
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