あいのり 第315話
「アウトロー」
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ゴキエグ〜イ発言後、スタッフは、音声のあつしに事情を説明。音声のあつしは、
あつし「すいませんっした」

音声のあつしは、悪くないのだが、深刻そうに話す様子からは、事の重大さをうかがわせる。あつしによると、ゴキとは特に会話はしておらず、強いて言えば、ピンマイクを付ける場所とかを指示するくらいである。スタッフは、妻子または恋人持ちでないと採用されないため、当然、あつしにも日本に彼女が存在する。彼女が存在する以上、ゴキに恋愛感情があるわけもない

あらためて、ゴキスタッフに呼び出される。スタッフが、(スタッフとの恋愛は)反則と説明はするが、想いは変らないようである。それは、翌日書いた日記にも表れている。
ゴキの日記“?あつしLOVE?。?あつし以外好きになれない?。?あつしと一緒にいたい?。あつし あつし あつし あつし”


その翌日、ラブワゴン車内、まだ、何も知らないアウトローは、ゴキの隣へ。アウトローは、誰かを想って歌を歌い始める。
アウトロー「いくよ!♪君を大切に思えばほもうほど〜 して〜はげ〜たひい〜こと〜ばかり増えた〜 た〜は〜だ〜わけもなくう〜 た〜は〜だ〜時間だけへ〜過ぎてく〜 ま〜は〜だ〜君のこと〜 きょ〜ほ〜も〜 1人じめへ〜できずに〜 あの角ハンドル切れば〜 こふ〜んやは〜 お〜や〜すふみ〜♪この想いが好きな人に届きます様に〜!イエ〜イ!」

ゴキは、はじめ、平静を装っていたが、歌い終わる頃は、表情が曇る。おそらく、気づいているかもしれない。。。

その日の夜、アウトローは、スーザンに、決意を話す。
アウトロー「たぶん 何日か以内の告白にしようって決めて なんか 今日とかも動いてたし なんかこう みんなが思ったより早く帰る事になりそうだから なんか スーザンにはちゃんと話しておきたいなと思ってさ」
アウトロー「はぁ けど 本当スーザンありがとうね」
スーザン「いや いや」
アウトロー「いや もう 本・・・本気で言ってっから」
スーザン「わかった 俺も」

アウトローは、ゴキに、数日以内に告白を決意しているようだ。かなりまずいことで、もし、告白以前にゴキの本当の想いがもし、いま、アウトローに知られてしまうようなことがあれば、大変なことになりそうである。

翌日、ラブワゴンに乗る時、ゴキの視線は、音声のあつし
アウトロー「ゴキ ここ(隣に)はい」

アウトローは、いつものように、ゴキに気を遣うが、ゴキは、音声のあつしに夢中で、その親切に気づかない。
その後、アウトローは、大事な人について語る。
アウトロー「大事なものを全部守りたい 何よりも大切な人を守りたいんだよ 一番大事な人が自分自身を映してくれる鏡だと思うのね」

しかし、ゴキはまったく聞いていなかった。。。

その後、動揺していた音声のあつしがとんでもないミスを犯してしまう。
ゴキ「トイレ行く?」の一言で、メンバーは、トイレ休憩を取る事にした。アウトロー以外の6人は、休憩のため、ラブワゴンを降りたが、アウトローだけがラブワゴンに残った。このとき、助手席には、音声のあつしがいたのであるが、なんと、ここで、あつしは、音声ミキサーのスイッチを切り忘れたのである。音声ミキサーのヘッドホンから、メンバーの声が漏れる。その漏れた声は、
ゴキ「そうだなぁ どうしよっかなぁ 悲しきかなぁ」
スタッフ「何?どうしたの?ゴキ」
ゴキ「もうやだ もうダメだ」
スタッフ「どうしたのよ?」
ゴキ「はぁ なんかあつしさん以外の人を」
スタッフ「うん」
ゴキ「好きになれそうにないし・・・」
スタッフ「・・・・・」
ゴキ「もう すっごい好きなんですよ」

つまり、アウトローが、ゴキエグ〜イ話を聞いてしまったのである。

休憩後、ラブワゴンは、駅のようなところへ到着。駅では、列車に車を積み込む光景が、それを珍しそうに見るアウトローを除く6人、
スーザン「おっ なんだこれ?」
ひさよん「列車が車運んでない?」
スーザン「不思議?」
ひさよん「えっじゃあ これも運ばれるのかな」
総理「かな?」


ひさよんの言葉通り、ラブワゴンは、カートレインと言う列車で運ばれることに、そして、列車がトンネルに入ったとき、事件はおきた。
不機嫌なアウトローに何も知らない和泉は、「席替わろうか?」と言う。すると、
アウトロー「もう止めたから 本当に」
アウトロー「撮んなくていいっすよ!」

そして、アウトローは、足を上げて、撮影拒否のポーズ。先ほどの音声のあつしのミスを知らないカメラマンは、怒り出す。
カメラマン「番組に参加してんだろ?撮んなってなんだよ!なんだてめぇ!」
カメラマン「カメラに足向けるってありえないでしょ?」

そして、
アウトロー「だけど!こうなったのってどういうことなんですか?そっちのミスで全部話し聞こえてきて」
カメラマン「え?」
アウトロー「だけど、この空気壊さない為に1人でこう考えて どうすればいいか 明日なんですよ!明日 僕 告白しようっていうところでこんなことになって どうすればいいか 今考えてんすよ!」
和泉「落ち着いて」
アウトロー「僕だって 好きな人と帰るためにいっぱい考えてんすよ!それで「なんだ」だと!」
和泉「わかったから ちょっと」
ひさよん「アウトローお願い お願い やめて」
アウトロー「好きな人と一緒にいていたいに決まってるじゃないですか!それだって 勝負したい日にちがあればあるほどもっと出来ることだってあるじゃないですか!こっちはだって好きな人と一緒にいたいし もっとやりたいことだって たくさんあるんすよ!気持ちだってあるに決まってるじゃないですか!今日だって朝から何を話せばいいかとか昨日の夜も疲れてる中ずっと考えて」
カメラマン「・・・・・」

しかし、今ここで、キレて興奮した状態で、事情を話したところで、カメラマンやほかのスタッフに通じるわけがない。そこで、ラブワゴンは、カートレインを降りた後、緊急停車。ディレクターが出ることに。そして、アウトローは、事情をディレクターに話した。
ディレクター「それは俺本当に謝るよ ここは全部の責任は俺だから」
アウトロー「はい」
ディレクター「本当に」
アウトロー「はい いいっすよ 僕は全然 僕も悪いと思ってますけど 原因は向こうのくせに そんな面白おかしく あそこだって ちょっとカメラずらしてくれりゃ 話 全部収まった訳じゃないですか 僕がそっからどうやって告白 考えて」
ディレクター「でもね わかってると思うけどあいのりの旅ってそういうもん(どんな時も撮影を続ける)だよ」
アウトロー「はい」
ディレクター「それわかってるでしょ?」
アウトロー「はい わかってますけど 初めにそれなら『本当これで申し訳なくてテンション落ちるけども』っていうのが筋なんじゃないんじゃないんですか?筋通してないじゃないですか 僕 筋大事にする人間ですからね」
ディレクター「まてって もうちょっと話そうって」
アウトロー「なんですか!なめないで下さいよ てめぇ扱いされて てめぇ扱いされてるわけですよ 僕は!」
アウトロー「僕は僕の生き方で生きてきたし 僕の感性があるから僕やめますよ」
ディレクター「えっ?」
アウトロー「こんなフザケタ状況で告白とかできるわけないじゃないですか!(あいのりを)もうやめるしかないっすよ いや もう撮んなくていいですよ」

これ以上、アウトローを撮影することが不可能となった。。。最後に、以下のテロップが流れた。。。
純粋な恋愛をしようとしていた
○○○(アウトロー)君の心を傷つけてしまったことを
深くお詫びいたします

あいのりスタッフ一同

このようなことになった責任は誰にあるんだろう? ゴキ音声のあつし? それともほかのスタッフ

その日の午後、メンバーに、アウトローのリタイアが告げられる。このことを聞いて、一番ショックを受けたのは、ゴキだろう。翌日、彼女は、ラブワゴンに乗ることが出来なかった。。。

あいのり #315
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