あいのり 第314話
「断崖絶壁」
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※ 今回より、相関図を下に移動しました。

この日、メンバーは、ドライバーにある山を案内される。それは、「アイガー」、標高3970メートル、登頂は困難で、命を落とすこともあるらしい。それを聞いたメンバーは、
ゴキ「スイスに来たら登らなきゃダメみたいな」
スーザン「ああ それは登りたい」
田上くん「登りたいね」

しかし、ドライバーに、
マルティンさん「絶対無理だよ」

と言われてしまう。その代わり、メンバーのレベルでも登ることが出来る山を紹介してくれた。その山は、 「シュワルツホルン」 。標高2928メートルで富士山よりも低い。3〜4時間ほどで登れるらしい。それを聞いたメンバーは、
スーザン「3〜4時間で登れるの?」
アウトロー「けど 3〜4時間で登れる山だったらみんなで行こうと思えば行けるからさ してもいいんじゃん」
総理「余裕 余裕」

軽いノリで登ることにした。

翌日、朝方、「シュワルツホルン」の登山口に到着。この山の登山は、ガイドなしでは登ることが出来ず、今日共に登るガイドさんと合流。早速登山の準備を始めるが、ひさよんだけに元気がない。実は、ひさよん、先日のアイススケート(第313話)で転倒、捻挫していたのである。したがって、今回の登山には参加できず。登山口で居残ることになったのである。現在、田上くん争いは、和泉のほうが優勢なので、今回の登山で、田上くんとの距離を縮めたかったひさよんにとっては痛い。
ひさよん「取られちゃいそうで怖いんだ 取られちゃったらどうしよう 凄いそれが怖い」
アウトロー「大丈夫だよ」
ひさよん「もっと もっと はんと仲良くしたいのに・・・」

と、ひさよんは、アウトローの前で泣き出してしまう。そこに、タイミングよく、和泉が現れ、ひとこと。
和泉「泣かしたの?」
ひさよん「泣かされた」
アウトロー「おい おい おい」
ひさよん「ウソ ウソ」
和泉「ほんとにねぇ この男はねぇ」
ひさよん「みんな元気で帰って来なかったら ひさよんもっと泣くから なんか でも和泉が無理して怖いとこ行こうとしたら それはそれで もっと泣くから」
和泉「でも ひさよんの分まで頑張る」
ひさよん「頑張ってきて 絶対」

ある意味、コワイ女の友情。。。

午前7時、登山開始、始めは、野生のカモシカを見たり、キノコをウ○チと間違えたりの、気楽な登山がつづく、2時間後、最初の休憩ポイントへ。ここからが登山の本番となる。ここからは、ある装備をつけないと登れない。ハーネスなり、ヘルメットなり、かなり本格的な装備になってしまう。で、ここからは、2人ごとにガイドが1人つき、3人1組で頂上を目指す。ガイドさんから、登る場所の説明を受ける。
ガイドさん「今から登るのはあそこです!」
ゴキ「え〜!」
和泉「そうなの?」
スーザン「やべえ」
ゴキ「これは無理だよねぇ?」
和泉「これは無理じゃない?」
総理「あのハシゴとかなんだ?普通に直角だし」

難所は2箇所、まず1つめは、ほぼ直角の岩を80メートルほどロッククライミング。その後、岩につけられたはしごでさらに50メートル登る。難所をクリアしたら、500メートルほど尾根を歩き頂上へ。高所恐怖症の和泉は、「絶対無理!!」

メンバーは、和泉田上くんアウトローゴキ、残りのスーザン総理でペアを組むことに、まずは、スーザン総理が登り始める。
岩が崩れたときのことを想像してみたり、富士山より難しいとか言ってみたり、終いには、どっかのCMの「ファイト!」「いっぱつ!!」などと言っており、怖いといっておきながら、幾分余裕である。

つづいて、アウトローゴキが行く、
ゴキ「怖いよ〜怖い」
アウトロー「頑張れ 頑張れ よし頑張れ 頑張れ よし頑張れ 頑張れ 大丈夫?よし頑張ろう 頑張ろう」
ゴキ「はぁ」
アウトロー「頑張れ よし あとちょっと」
ゴキ「凄いな〜」
アウトロー「凄いな うわっ これ下見ると凄いな」
ゴキ「怖いよ〜」
アウトロー「大丈夫 上見てた方がいいよ 上 頑張れ」

ゴキは、アウトローに励まされながら、はしごまでクリア。

最後に、和泉田上くん。このメンバーが一番心配である。
高所恐怖症の和泉を、か弱そうな田上くんが支えなければならない。田上くんは、懸命の励ましをするが、はしごの中間あたりで、
和泉「やだ 無理 無理 無理 無理 無理 無理 やだ 怖いもんだってそこ」

でも、ここでのギブアップは、さらに降りるのが怖いだろう。しかし、
田上くん「焦んな 焦んな 焦んな いいよ自分のペースでいこう 頑張れ和泉」

この励ましにより、なんとか、はしごクリア。
和泉の日記“ほれた男が応援してくれるのに途中リタイアしたら女じゃない”


その頃、ひさよんは、双眼鏡でメンバーの様子を見ていた。
ひさよん「今とかも和泉と田上くんが何話してるのかとかすごい気になって 今日もだから田上くんと一緒にいていっぱい喋りたかったから山登りたかったんだけど グスッグスッ」

そして、泣いていた。。。

メンバーは、最後の尾根を歩いていた。そして、まずは、スーザン総理、つづいて、アウトローゴキが、最後に、和泉田上くんが無事、登頂成功。雄大な山頂からの景色を満喫し、20年後に再び来ると誓った後、水で乾杯。

そのころ、ひさよんは、
ひさよん「あぁ 6人横になってるぅ〜みんな てっぺん着いた ちくしょ〜うらやましぃ も〜〜〜」


頂上を満喫後、メンバーは、一気に下山、下山ルートは、登るときとは違い、なだらかな道のり。つまり、登りは、あえて大変なルートにしていると言うこと。そして、ラブワゴンに到着し、ひさよんと合流。ガイドと別れる。
今回の登山は熟練したガイドの指導のもと安全を確認して行いました。

とのことです。
その日、アウトローは、
アウトロー“やっぱり長い時間一緒にゴキと居れて好きなんだなぁっていう確信をしました やっぱりゴキの一番の魅力っていうのは自由気ままに子供の様にこう 自分の好きな事を自由にっていうのはゴキの良いとこじゃないですか 僕はもっとずっと汚い生き方してきたから僕が経験してきた全部を使ってでもゴキの純粋さをずっと守っていきたいなって思います”

ますます、ゴキへの恋を深めていった。。。

しかし、今夜、前々から予告していた、「エグ〜イ事件」が起こってしまう。張本人は、スタッフ部屋にやってきた。ゴキである。
ゴキ「はい ゴキね〜 ふふふふ どうしよう ゴキはね〜たぶん恋をしてますね これ」
スタッフ「恋をした?おぉっ!おめでとう!」
ゴキ「ありがとうございま〜す 雰囲気とか行動とか なんか 笑顔とか たくましいこの体つきとか 本当にいいですよね〜」
スタッフ「誰に?」
ゴキ「(ゴクッ)それは・・・音声さん」
スタッフ「えっ!?んっ何?」
ゴキ「あつしさんです」

どこが、「エグ〜イ」のかというと、実は、「あいのり」では、スタッフとの恋愛は禁止されているのである。しかも、その徹底ぶりは折り紙つきで、スタッフは、結婚しているか、恋人持ちでないとならないそうである。到底、ゴキが恋愛できる相手ではないのである。
スタッフ「いや でも ルール違反だからね」
ゴキ「だけど どうにもならないですよね〜ホント だって・・・とっても好きな人いきなり止めろとか言われても無理ですよね」

これから、どうなるのか。。。

あいのり #314
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