リタイアした、
スーザンは、成田空港に帰国後、
MIEに告白するため、その足で大阪へ。あの頃(第305話)は、
MIEへの気持ちが100%になっていなかった
スーザン。しかし、今は、100%、いや、もっとかも知れない。。。
しかしながら、
スーザンには不安があった、それは、
MIEにもしかしたら、新しい彼氏が出来ているかもしれない。しかし、不安は、それだけであった。。。
スーザンが成田空港に到着する日の昼間、大阪府吹田市のとある場所。
国内スタッフは、
「あいのり本のインタビュー」ということで、
MIEを呼び出していた。しかし、、
「あいのり本のインタビュー」は、名ばかりで、実際は、
MIEの近況と、彼氏の有無、
スーザンへの思いを確かめるため。
スタッフ「近況は?」
MIE「OLの仕事を今、毎日行ってます。会社の中で電話やったりなんか販売のサポートしたりなんか」
スタッフ「ところで彼氏はできた?」
MIE「全然できないですよ!たぶん、すっごいカッコいい人が今現れてむっちゃタイプでももう全然無理です」
スタッフ「スーザンは?」
MIE「忘れれないですよ!あの人だって、あんな人いないです。でももう会えないわけでそれが辛いですね、やっぱり。スーザンが思い出になれるまで、今はまだ全然なんか吹っ切れてないっていうか、まだ全然好きです」
MIEも、
スーザンのことを引きずっているようである。
スーザンにしてみれば、チャンスである。
翌日、
スーザンは、大阪に到着した。
その頃、
国内スタッフは、
MIEを再び
大阪・万博公園に呼び出す。今度は、
「あいのり本の撮影」という名目。
「太陽の塔をひさびさに見た。」という
MIEを、
国内スタッフは、こんな話をしながら、撮影するふりをする。
スタッフ「なんか若くなったのかな?」
MIE「若くなった?」
スタッフ「若返った」
MIE「太ったんですよ。彼氏できましたって報告いつできるかなぁ」
もちろん、
MIEは、この後の展開を知る由もない。。。
その頃、
スーザンは、
MIEがいる、
万博公園・太陽の塔の近くまで来ていた。太陽の塔の作者、
岡本太郎は、
スーザンが尊敬している芸術家のひとりである。
スーザン「おぉ 太郎・・・すごいなぁ」
MIEをスタッフが、撮影のふりをしているあいだにも、
スーザンは、
MIEの前に、着々と近づいていく。そしてこの後、
「ドッキリカメラ」のような出来事が。
スーザン「うわぁ・・・緊張する」
緊張した趣で、
スーザンが次第に、
MIEの側へ。
スタッフ「MIEじゃあちょっとまっすぐ。ずっと見てて。目に映る太陽みたいなの撮りたいから」
MIE「はい」
その背後から、もう肉眼でも見える位置に
スーザンが来た。
スタッフ「ちょっとじゃあ、離れたところでそのままね」
MIE「はい」
そして、
スーザン「MIE」
スーザンが
MIEを呼びかける。
MIE「えっ!?なんでなん!?えっ?なんで?なんで?なんでおるん?」
聴きなれた声に、
MIE、ただ、びっくり。だって、日本にいないと思っていた人が目の前にいるんだから当然か。
そして、そのまま、
スーザンは、
MIEに告白。はじめは、緊張のあまり、言葉になっていなかったが。
スーザン「MIEが・・・告白をしてくれたじゃん」
MIE「うん」
スーザン「で・・・で、断ったじゃん」
MIE「うん」
スーザン「で、MIEが帰っちゃって」
MIE「うん」
スーザン「なんかすごい、あぁ寂しいなって初め思ってて。で、初めは なんかその なんかいつも、メンバー帰ると寂しいじゃん」
MIE「うん」
スーザン「いつもの感じなのかなって思ってて。でも、メンバーと話しててもなんか、もうずっとなんかMIEのことが頭に浮かんで。その・・・他のメンバーをなんか見れない感じになっちゃってて。でも頭では前に進まなきゃって思ってその気持ちを抑えてたのね。で、MIEはあんだけ苦しんで。そん時の俺に思ってた気持ちを全部ぶつけてくれて。俺は、うん・・・苦しもうと思ったのね。それで、もう・・・すごい、あぁ・・・って、夜も寝れなくなってきて すごいグァーッと浮かんでくるわけよ 全部がさ。MIEと一緒に食べたさ、ピザとかさ」
MIE「しょっぱかった」
その後、一番伝えたい言葉を言おうとしたそのとき、
スーザン「うん。それで、やっぱり俺も もう限界がきてて。ボン!っと。今、もう・・・あの〜もう・・・すごいMIEのことを、すごい もう、す・・・す・・・す・・・」
どこからともなく、
鐘の音が鳴る。ちょっと、タイミングが悪い。でも、仕切りなおして、
スーザン「言うわ。そう で・・・ボン!ってなったときにね。あぁ・・・なんか ね。俺、MIEのこと す・・・好きだって思ったのね」
MIE「ンフフ ウフフフ」
スーザン「ホントに。もうね、す・・・好きなんだよ フフフ っていうかなんかもうね もう・・・あー!ってもうMIEしかいないって思っちゃう」
MIE「ほんまに?」
まあ、これで、めでたく、キスと思いきや、
MIEの笑顔での
「ほんまに?」と言う言葉を聞いて緊張がほぐれた
スーザンは、旅の思い出を日が沈むまで延々と話し続ける。そして、日が完全に落ちた後、
スーザン「だから そう 俺はMIEと付き合いたいって思うわけで」
MIE「はい」
スーザン「MIEのその本当に今の気持ち聞かせてほしい」
MIE「はい。なんか・・・スーザンがMIEのことを好きになってくれたずっと、ずっと前からMIEはスーザンのことを想ってて、今も気持ちは全然変わってない・・・です」
スーザン「フフフ」
MIE「ウフフ こちらこそよろしくお願いします」
最後、ふたりでのキスのシーンでは、
スーザンも
MIEも感激のあまり、恥ずかしがっていました。。。
これまた、遠回りしてしまったけど、あいのり、36組目のカップル。
スーザンと
MIE、おめでとうございます。
最後、
スーザンは、告白成功を祝して、近くの橋からダイブ。余韻を残したまま、ふたりで帰って行きました。。。