メンバーは、
ゾマホンの生家があるという
「イガンガン村」に滞在していた。歓迎のダンスの後、
ゾマホンは、ボロボロになっていた自分の生家を案内した。生家は、村の英雄の家ということで、そのままの形で残されていた。
次に、
ゾマホンは、自分が掘ったと言う井戸を紹介する。
「ミネラルウォーターよりきれい。」と言う。
そんな話を聞いた
こーすけは、その日の夕方、
ゾマホンと2人きりになった。今までは、付き合いにくく、ラブワゴン車内ではお互い会話もしていなかったが、その話を聞いて、
「尊敬できる。」ようになったという。そのことを
ゾマホンに話すと、2人は、仲直りをした。
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イガンガン村に別れを告げ、次にやってきたのは、
「ガンビエ」と言う街。ここの人は、家を湖の上に建てたり、ポリタンクのいかだで学校に通ったり、夕方になれば、船の上で男女が愛し合う。湖とともに生きる街である。
ゾマホンは、翌日から、日本語学校に戻らなければならないため、ここで、メンバーは、別れる前に何かをしようと思った。そこで、メンバーは、手作りカレーを作ることにした。
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ゾマホンと別れたラブワゴン、今まで、
ゾマホンのおかげで、恋愛が進んでいなかったが、この日の午後、久々に、
クロと
こーすけが2人きりになった。
クロは、ひとたび人を好きになると、自分の中だけでどんどん恋愛が進んでいき、しだいに周りが見えなくなって、気づいた時には実は、付き合っていたようで付き合っていなかったことが多いそうだ。それで、今まで何度となく傷ついてきたという。
その日の夕方、ラブワゴンでは、
よっこと
こーすけが2人で料理の話をする。それを見た、
クロの表情は、悲しげだった。
その後、夕食のレストランでも、
こーすけが
よっこに料理の話をし始めた。
クロは、飲めないはずの酒を飲み始めた。それを見た、
桃は、
「せつなすぎる。」と感じた。
帰りのラブワゴン車内、
クロは、泣きだしてしまった。しかも、このあと
クロに追い打ちをかけることに、
こーすけが泣いている人を、
クロではなく、
桃と間違えてしまった。
クロは、ますます、顔が崩れていくことになった。
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