この日、メンバーは、最北の街
「トンブクトゥ」にやってきた。そこには、青い民族衣装を着た人がたくさんいた。この街は、
「青い民」と言われる、
「トゥアレグ族」が住んでいる。
この街で、
シュレックと
ヤマジが一緒になる。
2人は、お互いの恋愛の話を始める。まず、
シュレックのほうから、
ヤマジの恋愛について聞く。
ヤマジは、
「まだ、いまいち、誰とも。」と言った返事。一方、
シュレックのほうも、
「俺は、恋愛に鈍感な方、相手を喜ばすやり方が分からない。」と、あまり進んでいない様子である。
次に、
ヤマジは、
シュレックに、
「桃とよっこ、どっちが好き?」と聞く、この中に、自分は入っていない。すると、
シュレックは、
「いやぁ、ちょっとごめん。」と明確な返答を避けた。
ヤマジは、
「海にもこーすけにも選ばれてないけど、あの2人としゃべりたい。」と、
シュレックに対しては、今のところ、恋愛対象外であることをアピールしている。
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翌日、ラブワゴン車内では、
「もし、一緒に暮らせたらお金はどうするか?」をテーマに会話が進んでいた。
そこで、
海と
桃が会話をしていた。
桃いわく、
「結婚してからの楽しみがないから、2人暮らししていても、結婚までは、自分は自分のお金でいいと思う。」。海は、
「と言うことは、家賃半分とか?」と聞くと、
桃は、
「水道(をはじめとする、公共料金)も半分、当たりまえでしょ。」と言う。
海は、絶対払わされるかと思っていたので、びっくりした。
桃いわく、
「今まで、おごってもらったことないよ。」。
桃は、対等でいたいので、割り勘を通している。
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その夜、
海は、シルバーリングを作っていた。トゥアレグ族は、好きになった人に、シルバーリングを渡す風習がある。そして、
桃との想いを抑えきれなくなった、
海は、完成後、ラブワゴンへ。
「桃に告白をするので、チケットをください。」
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サハラ砂漠の真ん中で、
海は、
桃が来るのを待っていた。そして、
桃がやってきた。
海は、単刀直入に、
「自分の気持ちが高ぶっていて、すげぇ好きと思えた。」と言って、チケットを渡した。さらに、
「すげぇ、渡したいものがある。」と言って、シルバーリングを渡した。
最後に、
「口で言うのが分からないが、すげぇ、守ってあげたいと思った。」と言って、その場を去った。
その夜、
桃は、
「そんな強く言っていなかったから、どこが好きか、あんまり伝わらなかったけど。」
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運命の朝、
海が待っていると、
桃がやってきた。
桃は、
「海とは、5カ国、ともに旅をしてきた。優しいところ、一生懸命なところ、素直なところ、日本に帰ってもすごい大切にしてくれるんだなと思った。海のことは、大好きなんだけど、それは、仲間としてであり、恋愛感情でないので、一緒に日本には帰れません。」と言って、
桃は、
海に、チケットとシルバーリングを返した。
メンバーと別れた後、
海は、
「全力でぶつかって、こういう結果になったので、仕方がない。自分にとって最高の旅になりました。」と、今までの旅を振り返った。その時、
海は、一粒の涙を浮かべていた。
最後に、
海は、シルバーリングを砂漠にほうり投げ、自身の旅に終止符を打った。
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