メンバーは、「ハマム」というサウナのような施設に入る。そこでも、おーせとソルトは、会話無し。 なので、その後、ラブワゴンでは、ヒデがソルトに話し掛けた。
ヒデ「折れてみたら?(おーせと)どっちかが折れれば解決するよ」と言うが、ソルトは、一向に引き下がらない。しまいには、「面倒くさい。」と言って、話さなくなってしまった。ソルトを説得できなかったヒデは、悔し涙を流した。
しかし、その夜、ヒデと話そうとしなかったソルトは、やりきれなかった。
ソルト“すごいやっぱ皆の雰囲気悪くしてるのは私やったし。それでやっぱキレてるの分かったし、おーせが。本当に普通の事なんですけど、恋愛をして女の子と3人で相談をしながらもライバルしつつみたいなちょっと、そういうのちょっと憧れてて。仲間とか・・・一番やっぱりちょっと人を信じる事が出来ひんのが一番の悩みで。自分が過去に裏切られた事をずっとひたすら清算せんと、こう引きずってて・・・”ソルトの人間不信は、中学生のころ、耳が不自由であることで、いじめにあい、転校したり、引きこもりになっていたりしたことで始まる。さらに、ひとりの親友と思った人に出会ったが、その人にも、「会うのが面倒くさい。」と言われてしまった。このことで、ますます人間不信になってしまった。
チュニジアの大地を南に走るラブワゴン。途中、男性メンバーは、休憩のためラブワゴンの外へ、車内に残ったのは、女性メンバー3人のみ。おーせは、りこから、油取り紙をもらう。その後、おーせとソルトは、りこから、「フリスク」をもらう。
再び、ラブワゴンは、走り出すが、またもや、ガソリンスタンドによるため、ラブワゴンは停車。男性メンバーが降りてしまったため、女性のみに。ここで、りこは、
りこ「バナナ美味しそうじゃない?」ソルトを気遣ったつもりが、ソルトは、言葉無し。
りこ「こっから見ると、おーせ裸みたい」
この日、メンバーは、ドライバーの知人のキラーニさん宅へ。チュニジアの人は、男性同士であっても、あいさつ代わりにキスを行う。早速、知人宅にお邪魔すると、メンバーは、いくつもの穴を見る。
この穴は、「穴蔵住居」と呼ばれるもので、穴の中は、夏は涼しく、冬は暖かいので、住みやすいらしい。メンバーは、ここで泊めてもらうことに。
キラーニさんに手伝いを頼まれた、裕くんは、りこと共に、荷物運びを手伝う。りこは、女性メンバーとの付き合いが難しいと裕くんに打ち明ける。すると、裕くんは、わがままなソルトと関わるのは、よそうと思いつつ、ソルトが恋愛できないのは、男性メンバーにも責任があると言う。りこが、恋愛以外のことで悩ませているのなら、手助けはしたいと言う。
そして、裕くんは、りこに、クリスタルをプレゼントした。すると、りこは、喜んでくれた。
りこ“とにかくなんかそれ貰った時に裕くんが優しいなって・・・。一緒にいて楽しい、優しい、嬉しい、うん。だんだん何か男らしくなってきて、うん、すごいカッコいいなとか、思うようになった・・・”そして、りこの恋愛も始まった。
「穴蔵住居」での夕食は、ウサギの肉のシチュー。裕くんいわく、「白いの(実物を)想像すると、食べにくい。」
このときも、ソルトとおーせは、距離を保ったまま。
翌日のラブワゴンで、おーせは、ヒデの隣に着席。ソルトのことを打ち明ける。ヒデは、はっきり本人に言ったほうがいいと言う。始め、おーせは、「面倒くさい。」を繰り返していたが、ヒデが、「言う価値のある人間」とおーせに伝えると、おーせも納得。
その夜、おーせは、ソルトを呼び出す。
おーせ「いっつも、いきなり機嫌が悪くなって、話しかけてもシカトで、自分の機嫌が良くなったら話しかけてきてそれでずっと我慢してきたけど、今回は本当に無理だなって思って」始め、ソルトは、おーせの問いかけに答えなかったが、後に、打ち明ける。
ソルト「・・・仲良くなるのが怖いっていうか、昔すごい仲良い子に裏切られて、それ以来なんか、私どうしても、心から人を好きになれん。女も男も。だから、反対に全然皆から思われん方がすごい楽やって・・・」すると、おーせは、
おーせ「あぁ。ソルトさん。二十歳最後でしょ。ねぇ。ソルトがさ、経験してきた辛い事なんて分かんないからこっちは。話聞いてソルトの気が楽になるんだったらそれはそれでいいし。そんなツンケンしてたら自分が辛くなるだけだと思わない?自分で自分を苦しめてるだけじゃん。ツンケンしてシカトしてさ。でも、皆ソルトが根は良い奴って知ってるから捨てないんだぜ」そして、最後に、
おーせ「さあ行くよ。もうすぐ二十歳終わっちゃうぜ、早いぜ二十歳すぎたらあっという間におばさんだよ。ね。二十歳で嫌なことは全部忘れようぜ」と、ソルトに告げた。