あいのり 第262話
「チュニジアの夜」
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この日、ラブワゴンが訪れたのは、「ジェルバ島」。この島のビーチにメンバーは向かうことに。寒がる、りこに、裕くんが自身のジャンパーをかけてあげる。裕くんは、この日、絶好調である。
しかし、それとは逆に、ソルトは、絶不調。誰とも話をせず、1人でいる。

ソルト“私はやっぱりもう、ワゴンの中でもいる意味がないと思うし、毎日がしんどい”

一方、ビーチでは、裕くんが、りこに乗馬をやらせてあげようと、「乗れるんですが?」と聞いている。乗れるようである。
りこが、「後ろ乗っちゃダメ?」と聞くので、裕くんが受け答えようとすると、コージが先に、「乗る?」とたずねてしまった。りこは、先日、砂漠で裕くんと一緒であったとき、話し掛けたのに断ってしまったのが引っかかっていて、今回は、一緒にいてあげようと思い、コージと一緒に乗ることにしてしまった。これには、裕くん、動揺する。
コージと、りこが楽しそうにしているのを見て、裕くんは、

裕くん“りこは僕の目の前でコージを誘って。コージと居るりこを見るのがすごい辛くて。逃げ出したくなっちゃって”
しかし、そのように感じる裕くんとは、裏腹に、裕くんの乗っている馬は、確実に、コージと、りこを乗せた馬に付いていく。
その後、裕くんは、りこを降ろすのを手伝っているようだが、手を差し伸べることはできなかった。袋ローと一緒に乗っていた、おーせが、「そういう男本当に嫌なんだよ。」と、ちょっと、いらだっていた。
裕くんは、
裕くん“コージと居るりこは楽しそうでそれが本当辛くてりこがすごく離れていくような気がして、本当もうこれ無理だなと思っちゃって”

その夜、メンバーは、各自自由に夕食を取ることに。コージが、りこを誘う。取り残された、裕くんは、ヒデと、ソルトの3人で行動することに。
裕くんヒデから、「(りこを)誘っていたなかったの?」と聞かれる。すると、裕くんは、「約束してた。」と言う。
実は、裕くんりこと、「今度もし買い物が出来たら、何か一緒に買いたい。」と約束していた。それを聞いたヒデは、

ヒデ「今度だろ?お前。今日に言わなきゃ。今日の夜、行こうねって」
すると、しばらくして、コージと、りこがやってくる。りこ裕くんを誘う。裕くんは、「どうやって、顔合わせようか。」と、戸惑っていた。

裕くんは、りこのもとへ行く。りこは、最初は、コージと一緒にいたものの、裕くんと話をしたかったようだ。一方、裕くんはというと、

裕くん“約束してたから来てくれたのかなとか。でも一緒にいたいのは、きっとコージなんだろうなとか。そういうことばっか考えちゃって・・・。”
と、後ろ向きに考えていた。
店に入り、裕くんは、アイスを、りこは、チョコレートとコーヒーを注文。始めは、会話をしていたが、次第に無口になった。
店を出た2人は、約束の買い物をしようとするが、こともあろうが道に迷ってしまい、閉店時間の午後9時を回ってしまった。

そして、りこは、「1人になりたい。」と訴え、その場を離れる。裕くんは、りこは、コージを必要としていると誤解していた。
そこに、おーせがやってきた。おーせが、裕くんに、りこの居場所を聞く。裕くんは、「途中で別れた。」と言う。しかし、袋ローは、りこが泣きながら目の前を通り過ぎるのを見ていた。おーせは、「あぶないからこんなところで1人にしないでね。」と、裕くんを注意する。気が動転した、裕くんを尻目に、袋ローりこを探し始めた。

しばらくして、りこを発見する。裕くんは、懸命に、りこを呼び止めようとするが、りこは、応じることなく、逃げ始める。その後、おーせも呼び止めに加わり、2人で話すよう説得するが、やはり応じることはなかった。結局、裕くんは、謝る事もできなかった。

その日の深夜、裕くんは、スタッフに一言、「告白します。」と、現状で告白を決意。りこは、好きでないかもしれないという不安を残しながらの暴走である。
翌日、裕くんは、ラブワゴンにチケットをもらいに行く。

チュニジアの遺跡で、裕くんは、待つ。すると、りこがやってきた。裕くんは、告白をはじめる。

裕くん「ちょっと長くなるけど、聞いて下さい。最初に謝りたくて。夜の街で、りこを1人にさせて怖い思いとか不安な思いとかさせて。あの夜、りこがすごく遠くに感じて自分の気持ちデカすぎてすげぇ苦しくていっぱいいっぱいでそういうとこりこには見られたくなくてさ。結果、りこを1人にさせて本当に、本当にごめんなさい」
裕くん「りこがカメルーンから合流してりこの明るいところとか、可愛い笑顔とか、本当りこは優しい子だからさ、すごく、俺も力もらった。夜寝る前とか、明日もりこに会えるって、毎日すげぇ楽しみでさ。」
裕くん「りこの気持ちが10とか20とか、もう1でも全然いいから、俺、格好悪くてもいいから、一緒に帰りたいって思う。うん、そんなの、日本に帰ってから、100にする自信がある。りこのことがすごくすごく好きです。これが一番伝えたかった気持ちです。チケットです。明日返事を聞かせて下さい。うん、じゃあ。ごめんね、登らしちゃってこんな高いとこ。帰りもごめん気をつけてね。降りる時」

その後、メンバーにも、告白が知らされた。

袋ロー“りこは裕くんではなく、コージに気があると思う。残念!!”
メンバーも、今回は、振られると確信していた。。。

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