あいのり 第270話
「恋のサポーター」
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中東を旅するラブワゴン、ヒデは、8ヶ国もの長旅でスワヒリ語をマスターしていた。それをラブワゴン内でメンバーみんなに披露する。
その後、メンバーは、とあるビーチへとやってくる。今回、初水着のタカノを含めてメンバーは、水着で泳ぐが、水着で泳ぐ人はメンバー以外誰もいない。それもそのはず、イスラム教では、女性が人前で素肌を見せるのはタブー。水着で泳ぐなんてとんでもない話である。もし、現地の人がどうしても海に入るのであれば、「アバヤ」を着たまま入るのかもしれない。

海から上がると、ビーチフラッグが始まる。勝利したのは、ヒデである。その後は、相撲が始まる。ヒデは、コージスーザンと対戦するが、ともに勝利し、2連覇する。
それには、おまみもびっくり。

その夜、ミカリンを呼び出す。最近、が、ミカリンから、上から下に見ている(調教されている)と言うのを気づいてしまった。そこで、は、単刀直入にミカリンに聞いてみることにした。しかし、ミカリンは、「えっ、(調教はしているけど)思ってないよ。」とあっけなく返されてしまう。さらに、「勇気がいったでしょう?こういう事を聞くのは・・・」と言われ、これ以上何も言えず。

夜、メンバーは、街の屋台へと行く。「おいしそう。」と満足のメンバーをよそに、おまみだけが元気がなかった。
その後、ヒデは、おまみを呼び出した。名目は、「スピッツを聞きたかった。」のであるが、おまみは、ギターを持ち出していなかったため、演奏できなかった。代わりに、おまみは、ずっと、心の奥でひきずっていた過去を話し始めた。

おまみ「なんかね、パパはおまみが小学校1年生の終わりぐらいの時にガンになっちゃったのね。最後は体中に(ガンが)転移しちゃって、パパがね、亡くなる前に『俺がいなくなるからお前が妹とお母さん支えていってくれ、お前が俺の代わりになってくれ』って。」
その後、母を支えた一心で勉強し、有名進学校に進学した。しかし、ある日、母とうまくいかなくなり、学業に支障が出て、大学には進学できなかった。そして、ちょうどその頃出会った彼氏がいて、彼氏もある日、おまみが救急車で運ばれたときも、逃げずに尽くしてくれたのにも関わらず、社会人になった後、自分の元から離れて行っちゃうのが恐いから束縛しちゃってて、結局別れてしまったと言う。それを聞いたヒデは、
ヒデ「例えば忘れようと思ってもな、忘れれんって事は絶対あるから。無理に忘れんくていいからな。でもな戻っちゃダメじゃん。「今」っていう時間をいかに頑張るかじゃん。その「今」っていう時間、必死に頑張るから後悔っていうのはなくなるやん。だから心配するな。これからは幸せな時間になるよう頑張ろう」
と言った。おまみは、涙を流した。それを、ヒデが貸したの服で拭いた。
深夜、おまみは、スタッフ部屋へと行く。そこで、すこし、ヒデを意識していることを告げた。

この日、ラブワゴンに乗ったのは女性メンバーだけ。「胃袋を征するものはハートを征する」と言うことで、タカノの提案で男性メンバーに弁当を作ることに。
一方、男性メンバーは、女性の胸の話をする。それによると、触ったときに硬いのはダメで、「壊れないプリン」のような、ぷるるん感が良いということに。

そして、午前中、弁当が完成し、とある村の展望台で女性メンバーは男性メンバーに弁当をお披露目する。
ミカリンが作ったのは、サンドイッチ。
おまみが作ったのは、ぴよぴよポテト。ひよこの形をしている。
タカノが作ったのは、ハンバーグ。
おまみのひよこも良かったが、軍配は、たまねぎの歯ごたえが良かったタカノのハンバーグ。
おまみいわく、「なんかもってかれた。」

翌日、午前中からテンションが低いタカノヒデが呼び出す。女性メンバーとの会話に入れないタカノヒデは、「お前がネガティブ過ぎるだけですよ。」とアドバイスする。

翌日、街の商店街で、コージは、おまみを誘う。そして、タカノは、ヒデ出かける。
おまみにしてみれば、ヒデを誘いたかったに違いないが、コージの誘いに断れなかった。

しばらくして、タカノと、ヒデ

は、他のメンバーと合流。その中には、おまみの姿もあった。そこで、おまみは、衝撃映像を目撃してしまう。
タカノ「どこ触ってんの?」
ヒデ「えっおっ、触ってねえよ。触ってないよ、僕」
タカノ「触ってるよ」
ヒデ「胸当たってないでしょ?」
タカノ「当たってない」
ヒデ「なんだよ。このヤロー」
タカノ「ハハハ、残念でしたー」
ヒデ「触ったならもっとはっきり触ればよかったとか思っちゃったじゃない」
タカノ「ハハハ」
タカノ「胸触ったよ。」発言に、おまみ、かなり動揺する。

その夜、無理女タカノが衝撃告白。

タカノ「フフフフフフ・・・ 恋してます、フフフ、やだ恥ずかしい、やだやだ。正直、ヒデと一緒に日本に帰りたい。言っちゃった、言っちゃった。はは、言っちゃった。これはもうちょっと化粧がちゃんとした日にとっておこうと思ったのに、うん、そう一緒に日本に帰りたい。うん」
なんと、ヒデを、タカノおまみで取り合う結果になってしまった。

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