あいのり 第290話
「Visual」
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メンバーは、ウクライナの首都、キエフに到着、ここは、1500年の歴史を誇る古都だそうで、ロシアというよりは、ヨーロッパを思わせる雰囲気である。

レストランにて、「キエフカツレツ」を舌鼓。
新鮮な鶏肉を柔らかくなるまで叩き、コクを出すために、たっぷりのバターを包み込む。
 キツネ色にこんがり揚げれば出来上がり。
 サクッとした衣から、バターがトロ〜リ溢れ出すキエフイチオシの料理。

だそうで、とてもおいしそうである。それを食べた後のパワーアップノートには、以下の記載が、
パワーUPノートより「『カツレツ』・・・豚肉の切り身に小麦粉、溶き卵、パン粉をつけて油で揚げた料理」
 ちなみに
パワーUPノートより「『豚』・・・ウシ目の家畜。イノシシを家畜化したもの。」

豚の記述はいい(豚 イノシシでぐぐったらなるほどと思った)のだが、問題は、カツレツ、いくらなんでも、豚肉と鶏肉はまちがえないでしょ。
え、「exit」の意味、知らなかったの?

その日の午後、tk、きゅうりの食べすぎで食あたりに、
MIE「疲れた?」
tk「いや、また胃、きゅうりにやられた」
 どうやら、きゅうりを食べ過ぎて食あたりしたらしい。
 すると・・・
tk「ちょっと寄っかかっていい?寄っかかっていい?」
MIE「いいよ」
tk日記“丁度MIEがとなりだったので本能のままに寄っかかってみた。不思議な事にそれと同時に腹痛も無くなった。”

単純。

翌日、サンボの道場へ行く。サンボとは旧ソ連時代の国技で、その原点は日本の柔術にあるそうだ、指導者に付き、指導を受けた後、ウクライナの女性チャンピオンと対戦することに、
格闘技については素人同然の、tkヒデは、こてんぱにやられてしまうが、空手経験があるスーザンは、チャンピオンに買ってしまった。そのときのメンバーの会話、
スーザン「キレイに入ったよね」
嵐「入った」
スーザン「気持ち良い〜」
梅ちゃん「スーザンカッコよかった」
アヤ「やるなぁ」

そのとき、梅ちゃんスーザンかっこいい発言の直後、チラッとMIE梅ちゃんを見る。その夜のスタッフルームでのMIEを見ると納得がいく。ほかの女性が、自分の好きな男性の批評をされると、やはり気になってしまってしかたがないよう。
MIE「カッコ良かった〜。フフフフフ、ねぇ!やばい。女の子とかが、ちょっと何げになんかスーザンの話をされるとアセる、ちょっと。あんまりカッコイイとこは見て欲しくない」

話は違うけど、MIEのめがね姿もお似合い。

翌日の公園。MIEスーザンを誘うが、はじめは、MIEのほうが意識しているのか、うまく会話が成り立たない。しばらくして、やっと会話したのがこの内容。
MIE「ほんなら〜、あいのりで何をしてる時に一番楽しい?」
スーザン「情熱がぱっと傾けられるのがあると楽しい。だから昨日のサンボもテンションが上がって」
MIE「はいはい、上がってたな」
スーザン「あんぐらい、なんかねぇ、情熱をパッて行けるような」
MIE「よかったな、なんか見てても凄いよかった。」
スーザン「あのね〜そういうのが無いと人間はただ生きるだけじゃダメなんだよね」
MIE「なんか、燃えるものないとな」
スーザン「そうそうそうそう」
MIE「うん、かっこいいなーって思う」

そうこうしているうちに、tkが登場。その後、tkMIEとで会話をするが、終了後のMIEの感想は、
MIE“tkは結構誘ってくれてるから(私のことを)想ってくれてるんかなっていうのがあって、でも、スーザンの存在が大きすぎてMIEの中で。スーザンがいる限り、(tkは)見れない様な気がする”

おそらく、MIEは、tkが、自分のことを(好きであるかどうかまではわからないが)何かしら、興味を持って接してくれている。ということは気づいていると思いますね。しかし、MIE本人は、スーザンのほうに気がいっちゃってるから、今は無理。決して、tkのことが(友達としても)キライってことはないと思います。

翌日、街の市場にて、大物と出会う。身長253cmの巨人。どうしたらそういう巨人になれるんでしょうかね。生活とか大変ですよねきっと。交通機関に乗れないでしょうし、家の天井も1mは高くしないといけないでしょうし。身長153cmの梅ちゃんとは、1mの差である。

その夜、ヒデアヤを呼び出し、手紙を渡す。その手紙の内容は、
ヒデの手紙「アヤへ 自信を持った人間はどうなるか?自分を好きになった方が良いのは何故か?答えはたくさんじゃない。答えは一つ。人生が楽しくなる。今よりもっと自信手に入れてもっと魅力的になれたらいいね。きっとなれる。じゃあ、また明日、また話そ てつお」

もう、ヒデ、完全に勘違いしてるね。早く区づかないものでしょうか?ヒデ本人は、アヤに自信つけようとしたくてやってるんだと思うんだけど、アヤの性格からして、この方法でアヤに自信が付くとは思えないんですよ。それより、これによって、ますます、アヤを追い詰めてるような気がしてならないです。ヒデは、会話で、自信が付かなかったので、今後は、別の手紙という方法で自信付けようとしているんだとは思いますが、アヤにして見れば、ただでさえ会話で、重たい気分になったのに、また手紙で追い討ちをかけられ、ますます重たい気分になったのではないでしょうか。すべてが裏目に出ている。。。

翌日。
ヒデ「アヤさん」
アヤ「あっ、スーザンと話そうかなと思って」
ヒデ「あぁそっか・・・」
 ヒデが断られてしまった。
ヒデ「はぁ・・・、ほんとヘタレだ」
ヒデ“なんか恋って、結構辛いっすね。今思えば、おーせがいたのってすごい大きいですね。あいつ何気にいつも気にかけてくれたんで。励ましてくれたり。いなくなると、結構気付くもんですね。大切さ、偉大さみたいな。誰からも励まされないんで、結構きついっすよ。マジで。”

断られても、無理はないね。アヤにとって、今のヒデは、重荷でしかない。。。

その後、バレエ学校に、『国立キエフバレエ学校』といい、旧ソ連時代は3代バレエ学校の1つに数えられ、多くの生徒達が、プロのバレリーナになるという超名門校だそう。メンバーは、ここで、バレエの体験をすることに、
バレエの体験をするということは、当然、「レオタード」なるものに着替えなければならない。そこで、いやな気分になるのは、当然といえば当然、梅ちゃんである。「レオタード」「水着」も似たようなものである。梅ちゃんに対する(ソフトな)イジメか?でも、梅ちゃんは、いじめられやすいタイプのような気がしてきた。
着替え中の女性メンバーの会話
梅ちゃん「よし!こっから開き直りの精神や!」
MIE「ノーブラ!?っていうかMIE (放送禁止(?)(3文字くらい)) 透けてる?」
アヤ「透けてる」
MIE「うそやん。」
梅ちゃん「これもう・・・、『いくよくるよ』やん!」

スタジオメンバーのだれか、(放送禁止(?)(3文字くらい))の正解らしき言葉、発しているだろう?
女性メンバーのほうが先に着替え終わり、男性メンバーを待つ。バレエなので男性も当然着替える。そして、男性メンバー登場。
tk「どうも〜」
ヒデ「どうも〜」
アヤ「ハズカシイ・・・」

男性メンバーの「モッコリ」は、別に見たくないです。。。
そして、早速練習ですが、ペアを組まなければならない。tkは、片思いのMIEと、は当然、アヤとペアに。アヤをとり損ねたヒデは、梅ちゃんと、最後に残ってしまったスーザンは、生徒さんとペアとなる。
アヤペアは、
アヤ「恥ずかしい。熱い・・・は〜。熱い熱い」
 嵐との超至近距離に火照りまくり。
アヤ「すごい頼る」
嵐「まかしてくれ!よし」

アヤにあつあつである。
練習後、ほかの学校の生徒さんなどで満員の会場で発表会をすることに、事前に聞かされていなかったのか、メンバーびっくり。最初は、tkMIEが演技。会場からは苦笑。最後は、一応お情けの拍手。
そして、2組目は、スーザン生徒さん、1組目よりはいい。でも、生徒さんがうまいこともあり、スーザンのぎこちなさが強調されてしまう。最後は、緊張のためか、足を間違えてしまう。
3組目は、ヒデ梅ちゃんヒデ梅ちゃんを持ち上げるところで苦労しているのか、うまく飛んでいないけど、がんばったとは思う。
最後に、アヤ、ぎこちはないけど、なんとかさまにはなる。それを見たヒデは、
ヒデ“あの二人ビジュアルいいじゃないですか。ホントもうドラマの様なシーンでしたよ。まるでカップルのような”

そこで、あきらめてもらったら、面白くない。。。

その夜、ヒデスーザンの会話。
ヒデ「アヤは嵐じゃないかなとか、俺ちょっと思うんだよ」
スーザン「うーん」
ヒデ「でもちょっと淋しいよね、ビジュアル重視だと」
スーザン「どうなんだろうなー、それは人の評価じゃん。そうじゃなくて、自分がやり切ったっていうその感覚の方が絶対重要。絶対その方が絶対輝く。小っちゃい子供は絵を描く時に人の評価を気にしないで描く。」
ヒデ「うんそうだね」
スーザン「その気持ちが絶対重要。結果として、評価っていうのがね、後からついてくるもんだから。」
ヒデ「そうだね」
スーザン「そこに行けば絶対君は行けるよ」
 この日のヒデの日記には
ヒデの日記“スーザンの言葉に目が覚めた。ビジュアルの低いオレは自分のペースでがんばるしかない!”

ヒデも、アヤであることに気づいたが、アヤともう一度やってみることにしたのであるから、結果はともあれ、これはこれでいいでしょう。

次回予告、恋愛とは直接関係ないが、1980年代「ウクライナを襲った、ある悲劇」が取り上げられる。
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