あいのり 第299話
「あたりまえの幸せを…」
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あいのり #299

ヒデが帰国したので、新たな金庫番を任されたスーザンが計算間違えした日の夕方、梅ちゃんが、重苦しくスタッフに話しかける。
梅ちゃん「何か・・・簡単に言っていい事じゃないと思うんですけど何か、ありえないんですけど、ありえないんですけどホントに何か(あいのりの)オーディション受かった・・・後にずっと忘れられなかった人に告白されて・・・」

え、彼氏いるのに、あいのり参加したの?
スタッフ「嫌な話だなぁ、すると何?その人とは何?付き合う事にしたの?その時」
梅ちゃん「この旅で本気で恋愛するために受けたオーディションで、ホント・・・」
スタッフ「で、今になってその彼の事が?」
梅ちゃん「いや、ずっと(心には)あったんですけど毎日考えないようにしてたんですけど・・・」
スタッフ「うん」

まだ、告白した彼への返事は、保留しているようだ。
梅ちゃん「本当ごめんなさい。もう本当最低で・・・」


翌日、昼食のとき、食が進まない梅ちゃんがメンバーにいきさつを話す。
梅ちゃん「みんなに言わなあかん事があります。ルーマニアでワゴンを降ります」
 梅ちゃんリタイア宣言!
梅ちゃん「ごめんな 時間かかるけどゆっくり聞いて ごめんな ほんまにゴメン ここに来る前に好きな人がいたん 一年半ぐらいずっと好きやって、その人の彼女になりたいってずっと思ってたし、何回も『付き合って欲しい』って言ったけど『もうちょっと、やせたらね』とかいつもそんな事ばっかり言ってる人でもういい加減いいと思ってあいのりに履歴書を書いた。ただ『彼氏が欲しいです』って書いた。『周りが持ってる当たり前の幸せを手にしたいです』って書いて送った。(あいのりの)旅決まって夢のようでホンマに嬉しくってある日、思いもよらへん事をその人が言って『(あいのりから帰るの)待っててもいい?』って聞いてん、私に・・・出発の3日前やったん、今までずっと願ってた幸せが・・・そんな時にやってきて、でも、あいのりにも断る気も無かったし、もう行く気まんまんやったからその人には何も言わず、ただ頷いて、頭真っ白のまま来た」
 大好きだった人からの告白。
 その答えを保留したまま参加したあいのりの旅。
 梅ちゃんはその事をメンバーだけでなくスタッフにも隠して旅を続けていた。
 しかし、メンバー達の恋の輪に梅ちゃんは入れずにいた
梅ちゃん「私のしたことはメンバーだけじゃなくってロシアからのスタッフのみなさん、みんな、そして、自分自身全部を裏切った事。裏切り者って言われても仕方ないし。ずっとずっと言いたかった」

梅ちゃん。裏切り者と思う人もいるかも知れない。でも、彼女の人柄を考えるとやむ終えなかったのかな・・・。いままで、隠してたのもつらかったのではないかと思います。わたしは、裏切り者とはいいませんけど、後味の悪い、残念な結末だったと思います。

思いもかけない場所で、梅ちゃんと別れ、しばらく走ると、ラブワゴンは突然、道端で停車。なんとここでルーマニアの旅は終了。空路で、次の国に行くことに。それにしても、何もない道端から、どうやって空港にいって、飛行機に乗ったんだろうか?

そして、次なる国の、空港に到着。あいのり第64カ国目は、ハンガリー共和国。この国、実は、国中から温泉が涌き出る、温泉大国だそうで、街のど真ん中に露天風呂があり、温泉に入りながら、チェスをしている人もいるようである。

ラブワゴン発見後、この日は、新メンバー合流の日。新たな新メンバー(男性2人、女性2人)を探し、ラブワゴンは、走り始める。10分後、男性新メンバー2人を発見。

1人目は、田上くん。宮崎県出身、建築専門学校生、20歳。特技はサッカー、クラブチームで活躍しているそうである。身長が182cmと大きい。
続いて2人目は、アウトロー。あれ、メンバーではなく、カメラに向かって自己紹介している。戸惑っているのか、ぼけてるのか。ほかのメンバーも不思議そうに見ている。
スタッフ「えっとね・・・」
アウトロー「えー、今・・・」
スタッフ「申し訳ないメンバーに向かって言ってくれる?」
アウトロー「あ もう カメラに向かっちゃいましたね」

昼間は、歯医者、夜はホストをしており、近日、ホスト業界出資で歯科医院もオープンするらしい。また、池袋で伝説を作っているそうで、雑誌やテレビにも出たりしている、かつて、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」のモデルとなったチームを作った男。あれ、過去にも池袋で伝説を作った男があいのりに出ていたような。たしか、スッピン顔のプリントされたTシャツも発売された女性と帰国した。
ちなみに、30歳。

男性メンバーを乗せたラブワゴンは、続いて、女性新メンバーを探しに出る。MIEは、梅ちゃんがリタイアして、1人になってしまったので、すごく緊張している。
MIE「女の子・・・あぁ、ほんまにほんまに気持ち悪くなるわ、もう 女の子、マジ緊張する〜」

また、スーザンと恋愛できないMIEは、
MIEの日記“もしスーザン目当ての子が来たとしてもそれはTVの中の「スーザン」であって、本当のスーザンは見えてないはず。3ヵ国、生スーザンを見て来てスキになったんだもん。”

ちょっと不安になってみたりもする。

ラブワゴンが走り始めて、15分後。女性メンバー発見。あれ、1人だ。スタッフも、梅ちゃんがリタイアするとは思っておらず、手配ができなかったのだろう。
その新メンバー、めちゃギャルな上、ミニスカートと来たので、男性メンバーは、いつも以上に早く新メンバーの元へ向かう。単純。あれ、この新メンバー、どっかで見たことあるぞ(?)

新メンバー「みなさん初めまして 東京から来ました、和泉由希子です。和泉って呼んでください」
メンバー「よろしくお願いしまーす!」
アウトロー「とり合いだ!とり合い!」
和泉「これチュンなんですけど、麻雀の麻雀のプロをやってます」
メンバー「へぇ〜」

麻雀する人なら知らない人はいないのでは。実は、彼女、公式サイトがあり、その中に、かつては、日記のページや掲示板のページがあり(おそらく、あいのり出演のため休止になったんだと思うが)、その日記に「あいのり」の話題もしていたときがあったので、日記のページがあった頃は、ちょくちょくサイトをチェックしていたのでありました。ちなみに、サイトはこちら。

和泉こと和泉由希子の公式サイト「rabbit」 ( http://yluo1024kvie.fc2web.com/ )

麻雀プロは、(悪い言い方をすれば、)競技麻雀だけではやっていけず、雀荘にゲストとして、お客さんと一緒に麻雀をしたり、レースクイーンになったりするのである。

和泉プロの得意な役は、「食いタン」。タンというのは、タンヤオという麻雀の役名で字牌と数牌の1と9を使わずにあがるものである。好きな技は、「緑一色」(公式サイトより)。字牌の「發」および数牌の索子の2,3,5,6,8だけを使ってあがるもの。詳しいことは、麻雀のサイトを見てくださいね。

※ 食いタン



※ 緑一色(りゅーいーそー)



その和泉プロにアレックが興味を示す。
アレック「あのな あのな『麻雀格闘倶楽部』って知ってる?」
和泉「あー!出てる出てる出てる」
アレック「おぉー!知ってる!」
MIE「へぇ〜」
アレック「マジで!?」

突然のゲームのアイドル登場に、思わず、挙動不審になるアレック。そのまま、片思いになってしまった。

今回のあいのり中でも紹介していましたが、ヒデがオンラインショップ開きました。

ヒデのオンラインショップ「マサイ・マーケット」 ( http://jamaa.shop-pro.jp/ )
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