この日、メンバーは、首都ブダペストにやってくる。
MIE「うわー」
和泉「デカイね」
スーザン「ルーマニアとつながってるんだっけ?」
田上くん「スゲッ!」
街の中央を流れるドナウ川の風景は、世界遺産にも登録されているそうである。そんな風景を見ていると、ドライバーは、貧乏旅行をしているメンバーに気を遣って、
ジョージさん「君たちみたいな若者には」
約1,500円ほどの格安ホテル(?)を紹介してくれる。
このホテル(?)は、実は学生寮で、空き部屋があるときだけ誰でも泊まることが出来るそうである。部屋はあるが、トイレとシャワーは、キッチンは共用。でも、状態はとてもきれい。
学生寮の庭で、
スーザンと
MIEが、穴あき靴の話をした日の午後、スーパーで買い物をした6人は、学生寮のキッチンでサンドイッチを作ろうとしていると、学生風の女性がやってくる。
女性「ここ使ってもいいですか?」
MIEが早速、どんな人か聞いてみる。若いので、学生寮にいる学生と思いきや、実は、英語の教師であることがわかる。一人旅のため、ここを利用していた。そこで、興味を持った
スーザンが彼女に話しかける。
スーザン「ワットユアネーム?」
アンディー「アンディー」
スーザン「アンディー。ナイストゥミーチュー」
アンディー「あなたは?」
スーザン「ス・・・スーザン」
彼女は、
アンディーという名前のよう。英語が下手な
スーザンを見て、
アンディーは、自身が、日本語を少し出来ることを話す。
アンディーは、
スーザンに職業を聞く。
スーザンは、アルバイターと言うが、
アンディーに通じるはずもなく、(アルバイターは、ドイツ語。)Waiter?と、聞き返された
スーザンは、
スーザン「あっウエイターでいいや。で、MIEは?」
このときだけウエイターになることに。
MIEの職業、(女性)会社員と説明しようとしていった言葉が、「オフィスレディー(Office Lady)」ではなく「オフィシャルレディ(Official Lady)」であったため、
アンディーは、ますます混乱してしまった。
続いて、
スーザンは、
スーザン「ドゥユーハブボーイフレンド?」
彼氏はいますか? と聞く。返事は、
アンディー「ボーイフレンドはナイ」
いないようである。確認のため、本当かどうか聞く。
スーザン「リアリー?」
返事は、間違えないようだ。そこで、
スーザンが動き出す。
スーザン「イフユーあの〜暇だったら カム ウィズ ミー!」
MIE「えっ!?」
なんと、あのスーザンがナンパ!
アレック「(女の子が)1人おらん状態よりは」
MIE「うぇー!?」
スーザン「うん、この娘入れて。あのトラベリング オン ザ バス。観光。サイトシーング」
ちょうど、梅ちゃんが抜けて席が1つ空いていたので、ナンパするとは思えないスーザンがナンパ決行。スーザン、「暇」という単語はわからなかったようだ。当然、事情を知らない
アンディーは困惑するので、
スタッフが事情を説明、すると、
アンディー「No problem !」
MIE「え?」
アレック「おっ?」
スーザン「リアリー?」
MIE「え!?ほんまに?ほんまに?」
アンディー「行きましょう。一緒に行きましょう」
23歳の
アンディー、同行することに。
梅ちゃんのおかげで、1席あいていたメンバーを
アンディーの休暇の3日間だけ、期間限定で現地調達となった。
その日の午後、温泉大国ハンガリーらしい、とある野外温泉へ。ここの温泉、セーチェニ温泉と言い、宮殿の真中である噴水を風呂にしたような感じで、人々がチェスをしながら、ゆっくりとお湯に浸かっている。気になるお値段は、日本円で1人で、約1,300円。銭湯よりはやや高い。スパよりは安い。また、この温泉、4時間以内に出ると1人、約500円、キャッシュバックされる。
野外温泉と言えば、出てくるのは、当然これである。少なくてもテレビ放送なので、日本のように裸で入るわけには行かない。水着の時間である。
MIEは、白色に赤い文字が入ったビキニ、
和泉は、黒色で左胸に青い蝶の模様がプリントされたビキニ、
アンディーは、黒色と部分的に赤色・白色を使った、スポーツタイプっぽいビキニである。今回のメンバーは、体型の太くなく、胸もそこそこあるので、普通にビキニが似合うと言える。(
梅ちゃんのような体型でも下にスカートはけば、ビキニでも全然OKだと思うが。。。)
水着を見た男性メンバー。特に
アレックは、もう、釘付け?(
アレック、単純。)
風呂に向かったメンバー。
アレックが
和泉と一緒になる。
アレック「あぁ〜いいねぇいいねぇ。あぁ〜いいねぇ」
和泉「幸せ」
アレック「あぁ〜あぁいいわ。あぁいいわ」
和泉「他に何か言え」
アレック「ハハ〜わかりました」
よっぽど温泉が気持ちいいのか、緊張しているのか、感激しすぎているのか。。。
和泉「楽しんでますか?」
アレック「た たの〜 たのし・・・しん・・・楽しもうとしています」
普通の人が聞いたら、
「きょどちゃん」とか、あだな付きそうだな。
和泉「私は嬉しかったんだけどな、けっこう。麻雀の話できる人がいるとか思って」
アレック「俺は和泉ってゆ〜人を知っていたわけなんだが、和泉ってちょっと前まではこうやって(髪を)この辺でくくってなかった?」
このシーン、
和泉が
アレックの右肩にちょっと触れて、、、
和泉「そうだね「麻雀格闘倶楽部」の写真」
アレック「そうそうそう」
和泉「『3』でしょ?しかも」
アレック「3!3!その・・・その顔を・・・を知ってる」
和泉「アハハハ」
アレック「フフフフフ」
和泉「『3』の時は束ねてた」
この、棒に捕まってくるくるするシーン。ちょっとうぶな男性だったら、すぐにでも照れちゃいそうなシーンですね。
アレック「そうやったな」
すると
アレック「俺的にはちょっとビビッている部分があって。あぁあの和泉さんかって」
和泉「全然別にさぁ・・・」
アレック「ちょっとなんか・・・なんか下から上を見てる感じで。ちょっといず・・・和泉さんを見てる感じが。あぁ、あの和泉さん?みたいな」
アレックにとっては、今まで、
「あこがれ」でしかなかった存在ですからね。(おたくとは限らない)
男性が、(女性)
アイドルを応援するようなときの見かたなんです。これ。
その日のアレックの日記には
アレックの日記“やっぱり和泉さんは有名人。正直、ビビッちゃってる。おつき合いしてもらえるのかなー”
アレック、おもしろい。。。
温泉後、
ラブワゴン車内にて、
アウトロー「あいのりってヤラセのイメージが強いから」
これ言っちゃったら、返す言葉ないじゃん。。。
その夜、レストランにて、
アンディーおすすめの有名なお酒を。このお酒、パーリンカといい、4つのグラスがくっついた板で、4人いっしょに、40度の焼酎を一気飲みする。友情を深め合う証らしい。大丈夫だろうか?
翌日、
アンディーに勧められていった場所は、国立サーカス学校。そこで、サーカスの演技を体験することに。
スーザンのお相手は、
アンディー。
アンディー「でも、私は強くないです」
スーザン「大丈夫です。僕、強いんで」
スーザン「わぁ〜くぁーっ」
アンディー「アハハハ」
スーザン「OK?OK?」
アンディー「あなたはOK?」
スーザン「僕はOK」
アンディー「アハハハ」
それを見た、せつなそうな表情の
MIEは、
MIE“やっぱ一緒にやりたかった。スーザンがアンディーを選んだからなんかもうどうしたらいいかがわからなくなった”
なにも出来なかった。
その日の夕方、街の散策で、
スーザン、またしても
アンディーを誘う。
MIEにあせりの表情が見える。
MIE“スーザンは(アンディーに)恋愛感情があるかもとか思う。アンディーの存在が・・・こんなことになるとは思わんかった”
アンディーとの最後の日の夜、やはり、
スーザンと
アンディーが2人きりに、
アンディー「あなたは、パッション!」
スーザン「パッション?」
アンディー「パッション」
スーザン「あっ!パッション!へぇ〜!」
「パッション」は、
スーザンのテーマでもあるので、嬉しい言葉だったのでは。
スーザンの日記“アンディーはかわいらしい人だ!今日で終わってしまうのは残念”
スーザンとアンディーの近くには、MIEの姿が、2人のことが相当気になる、MIEは、人生を語っているアウトローの話は聞きもせず、
MIE「ちょっと抜けてもいいですか?今」
そそくさに抜けて、
スーザンと
アンディーの元に。
MIE「入れて」
スーザン「どうしよう。あっ・・・」
アンディー「代わりましょうか?」
MIE「ごめんね」
アンディー「本当気にしないで」
やっと、
MIEと
スーザンが2人きりになれたとはいえ、会話する位置は、柱を隔ててしまう。
MIEと
スーザンとの距離を示しているかのよう。
帰り道、
アンディーと別れ、再び
ラブワゴンは、首都ブダペストを走る。
アンディーと
スーザンは3日で距離が縮まったのに、
MIEと
スーザンの距離は、一向に縮まっていなかった。
次回予告、
梅ちゃんに代わる新メンバーが合流。