あいのり 第305話
「繋いだ手」
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あいのり #305

先週は、 「翼の折れた天使たち」の第1夜で休止でしたので、2週間ぶりの「あいのり」です。

メンバーは、この日、世界遺産にも登録されている、フェルトゥーラーコシュと呼ばれる洞窟劇場へやって来る。洞窟そのものが劇場として使われているので洞窟劇場である。

この日、MIEは、あいのりオーディションに参加したときのことを思い出していた。
MIE「経済的な安定がある人しか目がいかなくなってしまってちょっと自分をリセットしてピュアな恋愛をしたいなと思いました。」

これが、MIEのあいのりに参加を志望した動機なのであるが、出会ったのは、
MIE“スーザンの私生活を聞くと(価値観が)真逆に近いんですよ。絶対日本でおったら恋愛にならへん”

MIEは、志望動機通りの、ピュアな男性に出会えたとは思うのですが、問題は、スーザン。彼自身、MIEのことをどう思っているか。MIEのことを十分に考える時間があったのか?気になるところ。

そして、MIEは、この日、あることをスーザンに話そうとしていた。
MIE「スーザンってさ、すっごい分かりにくいねん。多分、スーザンが心を開ききってないからやと思うねん、MIEは。スーザンって、他人に質問とかしなかったりするやん。こう質問とかをしてこないから、こっちも踏み込めないところであって。だから、なんだろう・・・。心の打ち解け度が、なんか浅いような感じがずっと感じてたのね、MIEの中で。スーザン・・・すっごいなんか、“え?むっちゃ不機嫌やん”とか思うときが結構あって。なんか、近寄んなオーラっていうか、すっごい怖くって。どうしたんやろとか思うし。それを見た人って“え?なんか悪いこと言ったんかな”とかさ、色々感じるわけやんか。で、聞いたら、ただ眠いとかだったりするやん。で、また機嫌が直ったら騒ぐみたいな。そういう態度をスーザンがすることによって結構傷ついてる人もいたりする。結構、なんか無意識にしてることで周りが左右されたりしてる・・・よってことを、ちょっとなんか伝えたかってん」

まさか、これが、告白だなんてスーザンは、まだ気づいていないだろう。。。そして、MIEは、あるところへ、あるものを取りに向かう。ほかのメンバーも、ようやく、MIEの状況に気づく。
田上くん「何してんだろ?チケット?」
和泉「え?ウソー」
田上くん「持ってない?」
和泉「マジ!?」
ひさよん「こんな突然なの?」
MIE「ありがとう」
ひさよん「頑張って」

うすうす気がついていたとしても、あまりにも突然すぎる告白には、ほかのメンバーもびっくり。
そして、チケットを持ったMIEは、再び、スーザンの元へ。
MIE「MIEはなんか、すごいスーザンのことをね、そういうところとかも全部・・・全部含めてほんまに好きで。すっごい嫌なところとかがあったとしてもそれを全部ひっくるめてなんか受け入れれる自信があるっていうか。それも好きって思えるぐらいの気持ちになってて、MIEの中で。好きなところは、すごいなんか言いだしたらキリがないくらいいっぱいあって。子供と戯れてる姿とか、動物のことを好きな姿とか。人の為に寝ないで何かする姿とか。気づいたら、もう頭の中いっぱいになってて」
 そして
MIE「これ・・・日本へのチケット。明日、スーザンのほんまの気持ち、聞かせてほしい。じゃあ、また明日ね。バイバイ」

MIEには、この告白の結果は、もうわかっていたのだろう。
MIE“もう明日でスーザンと会えなくなるじゃないですか。こんなに・・・こんなに一緒に居たいのに、もう一緒に居れない。すっごい怖い”


運命の朝、
MIE「MIEはスーザンの良いとこも悪いとこも、全部・・・全部もうひっくるめてほんまに好きになって。だからMIEの前では作ってるスーザンであってほしくないのね。本当に素のままでいてほしいし。昨日言ったこととかもスーザンに直してほしいから言ったとかじゃなくって、スーザンにすごい心開いてほしかったから、MIEは言いにくいこととかも全部伝えようと思ってた。日本にMIEは絶対一緒にスーザンと帰りたい。スーザンの答えを聞かせてください」

そして、スーザンは、
スーザン「MIEが入って、話しやすいし楽しいし、すごい芯をしっかり持っててほんと優しい娘だし。もうどんどんMIEが魅力的だなって思うようになっていって。だけど、そのMIEに100パーセント向けれてるかって言った時に。そうなれてな・・・なか・・・ない自分がいて・・・で、帰ってから好きになっていくこともあると思うんだけど」
 そして・・・
スーザン「一緒には帰れない・・・」

久本も行っていたけれど、いい子であることと、好きであると言うことは、まったく意味が違う。相手に100%向けれてると言うことが重要で、向けれていてなければ、好きとはいえないのでは、ないのでしょうか。
MIE「スーザンがいつも言ってる、パッションっていうのは何?」
スーザン「抑えられなくなる」

まあ、 「抑えられなくなる」というのは、相手に100%以上で向き合うことが出来るってことかな。
MIE「MIEはじゃあパッションが湧けなかったって感じ?」
スーザン「うん」
MIE「そっか・・・」
スーザン「俺もMIEが・・・出せた答えと同じような気持ちで帰りたいから・・・うん。だから、一緒には帰れません」

「パッションが湧けなかった」というのは、相手に100%向けることが出来なかったってことですね。スーザンは、MIEが自身に100%向けれてると言うことがわかってしまった以上、 「パッションが湧けなかった」状態で、後で後悔するよりも、 「抑えられなくなる」ような人が現れるまで残ると言う結論であるから仕方がない。
今回も、せつない展開で終了してしまいました。最近は、告白成功のハードルが高くなってきたような気がします。

次回予告、20歳の女性新メンバーがあいのり。
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