あいのり 第310話
「恋愛ウォーズマン」
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あいのり #310

今週から、主題歌が久しぶりに、ゆず「超特急」に戻る。

ラブワゴンに、告白の日本行きのチケットをドライバーから受け取った、アレックは、その夜、和泉と待ち合わせる。今回告白の場所に選んだのは、夜のカフェ、このような場所が選ばれるのは、あいのり至上、初である。

アレックは、旅の途中(第302話)、とある温泉で、和泉にこんなことを言っていた。
アレック「熱い告白をするつもりはない!熱さは俺に必要はない!でも、心はめちゃめちゃ込めているんだよっていう、そういう中身のある告白をする」

はたして、アレックは、どんな「中身のある告白」をするのか?

席に座る2人、すると、アレックのほうから切り出す。
アレック「今からお風呂の話をするから」

あれ、告白は? 和泉は、あまりにも展開が変だったので、むせて咳き込んでしまう。和泉は、まさか自分が告白されるなんて思っていないので、無理はない。

気にせず、アレックは、「お風呂の話」をつづける。
アレック「37度ぐらいのお湯っていうのはこう例えば足をつけてみると ああなんかこんなもんかなぐらいに思って実際こう湯船に入ってみたらちょっと物足りんような気がしてくるのさ」
和泉「??」

これでも、和泉は、何を言っているかわからない。
アレック「例えば41度ぐらいのお湯になるとうわちょっと熱いかもって思ってちょっと無理かなって思うねんけど湯船に入ってみたら体も心も温まってすごい心地いい感じがしてきてすごい俺にぴったりの温度だなぁっていう気がするのさ。で!何が言いたいかっていうと和泉は俺にとって41度のお湯だなぁって思ったの」

和泉、苦笑い。ようやく、自分が今何をされているかわかったようだ。
アレック「俺がカサブタできてさいじってたらさ『剥くなよ』って言われた時に俺はちょっと圧迫感みたいなものを感じてぶっちゃけその一言は心地が悪かったのさ」
和泉「うん」
アレック「で(和泉は)違うなって思ってそっからひさよんを見出したの」

そして、アレックは、一杯、コーヒーを飲む。
アレック「でもなんかこう和泉と喋ってる方がすげぇ楽しいなっていう気持ちが俺にはあって俺にとって心地のいい人だなっていうのをすごい感じとった。和泉は・・・俺にとってずっと41度のお湯でいて欲しい。俺は和泉が好きやから一緒に日本に帰って欲しい。これが日本行きのチケットなんで今日ゆっくり考えて明日答えを聞かせてください。俺の今日の話が37度だったのか41度だったのか100度くらいの沸騰水だったのか和泉自身で鑑定してください」

自信70%の告白を終えた、アレックは、帰った。。。でも、代金を支払わないのはちょっと。。。そんな考えている余裕ないか?

アレックの旅、最終楽章。
アレック「やっぱ俺は和泉と一緒にいたら楽しいし和泉とずっと一緒にいれたらなって思う。俺は和泉のことが好きやから一緒に日本に帰って一緒に楽しい日々を送りたいなって思う。和泉が考えてくれた答えを聞かせて欲しい」

和泉の答えは、
和泉「アレックは、37度のお湯で、でも すごい居心地がよかった。和泉は気になる人がいて心に引っかかりを持ったまま日本には帰れないから。」

和泉は、チケットをアレックに返す。まあ、和泉は、現在、田上くんを気にしているので、当然と言えば当然なのが、この後の、アレックの発言が、、、
アレック「俺は完全燃焼できたと思ってるから・・・俺は全部俺の全てを出し切ったと思えるから うん。悔いはないです!やっぱスーザンっぽいですねどうやら・・・スーザンかな?スーザンと和泉かな・・・」

アレックは、最後の最後まで勘違いしていた。日本にひとり帰って、あとで、自分が出演した部分がオンエアーされたとき、アレックはどう思うだろうか。
アレックは、個性的なキャラクターであったので、お別れは残念である。

アレックと別れたメンバー、2時間ほど走ると、ラブワゴンは、急に停車する。
ドライバー「オーストリアの旅はここで終わりです」

ここは、国境付近。オーストリアの旅は、ここで終了。メンバーは国境へ。

そして、あいのり66カ国目は、「リヒテンシュタイン公国」。メンバーは、早速、ラブワゴンを探す。ラブワゴンを発見したメンバーは、この国のドライバーを見て、
和泉「結構年配の方?」

この国のドライバーは、ベックさん59歳。「リヒテンシュタインを隅から隅まで知り尽くした」観光ドライバー。
この国は、パスポートへの入国スタンプを観光局で押してもらう。これが、上部に王冠があるかわいいデザイン。

ラブワゴンに乗り込んだメンバーは、新しい国に入って、気持ちを新たにする。
ひさよんの日記“3カ国目。素晴しい恋がしたいです”
アウトローの日記“この国は本気で勝負をしよう”
スーザンの日記“10カ国だ!1日1日燃えて挑みたい”

20分ほどして、「ダンボールを掲げた男性」が。新メンバーだろうか?
早速、メンバーが降り立ってみると、あれ、外国人である。ここで、ドライバーから意外な発言が、
ドライバー「リヒテンシュタインの旅はここで終わりです」

え、まだ20分しか走ってないじゃん。実は、この国、世界で6番目に小さい国だそう。南北に25km、東西にはわずか6km、東京23区の1/4。
和泉「この国は通り過ぎただけってこと?」

まさしくその通り。おそらく、この国のドライバーさんは、あいのり至上、もっとも走行距離が短かったに違いない。わずか20分のドライバー。おつかれさまでした。

で、さきほどの「ダンボールを掲げた男性」はというと、次の国のドライバー。あいのり67カ国目は、「スイス連邦」「アルプスの少女ハイジ」(※1)の舞台となった国である。車窓もハイジを思わせる。メンバーも、ハイジのオープニングテーマ「おしえて」を口ずさむ。はたして、この国ではいったい何が待ち受けているのか?

※ (※1):アルプスのハイジ公式サイト ( http://www.heidi.ne.jp/ )

次週、本当の男性新メンバーがあいのり。

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