あいのり 第311話
「気のあるそぶりで…」
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あいのり #311

スイスに入ったメンバーが最初に訪れたのは、最大の都市、「チューリヒ」。経済と文化の中心で、4つの公用語があるスイスでは、ドイツ語圏に属する。
街に着いたメンバーは、銀行へ。実は、メンバー、第310話のスイス入国時に、ドライバーから、キャッシュカードを受け取っていたのである。そのキャッシュカードには、旅の資金が入っており、それを下ろしに銀行に行くのである。

そして、メンバーは、銀行を見つける。
田上くん「あれだ!あれだ!」

「Credit Swiss」(クレディ・スイス)の看板を見て、
スーザン「スイス銀行ってあれじゃん」
ゴキ「すごいんだよね」
和泉「有名だよね」

見つけたのは、「スイス銀行」(※1)。セキュリティーの高さと個人情報の機密性(たとえ警察であっても個人情報を言わないらしい)により大富豪(ばかりでなく犯罪組織にまで)に信頼を与えている。しかし、「スイス銀行」と言うなまえの銀行は存在せず、スイスにある銀行のことを「スイス銀行」と呼ぶそうである。

※ (※1):スイス銀行 ( Wikipedia )

そして、ATMは、その銀行の片隅、外にあった。日本では、先述のセキュリティーの高さとは裏腹のまず考えられない配置である。
メンバーは、早速、カードを入れて、ATMを操作しようとするが、画面表示がドイツ語なので、、、読めない。。。
15分後、ようやく、ATMからお金が出てきた。この国での旅の資金は、1人1日、4,500円。

早速、下ろしたお金で、昼食を取る為に街を歩く。店の価格表示を見て、
田上くん「高いね!」
ゴキ「高いねー!」
アウトロー「全然無理じゃん」
和泉「高いね」

みんなで揃って、「高い。」の一言。パスタ¥2,100円、タコス&フレンチフライ¥1,620円。では、マクドナルドはどうだろうか、一番安いセットメニューでも、¥1,000円。これでは、日本が物価が一番高いと思っていた人、大間違いではないか。
実は、世界で一番物価が高い国は、「スイス」であり、日本は、第7位だったのである。スイスと日本の物価を比較すると、
ハンバーガー(ビッグマック)が、スイス¥550円、日本¥250円。
卵が、スイス¥430円、日本¥200円。
トイレットペーパー(2ロール)が、スイス¥380円、日本¥100円。

物価が高い原因は、人件費が高いからだそうで、この国では、大卒初任給が60万円、ファーストフードでの高校生アルバイトも時給2,000円だそうだ。メンバー、日本の感覚では、何も食えない。

では、なぜこのようなかわいそうなことに。その原因は、第271話にさかのぼる。
タカノ「ぶっちゃけ、今おまみが入院してる間に、グッと!」
スタッフ「グッと?」
タカノ「ひきょうだな私、あ相当ひきょうだな。たぶん勝負を賭けるのはここからだと思います」

あれ、なんで、こんなところにタカノが?
じつは、タカノ、あいのりの旅で自分ひとりでとことん食べて飲みまくり、天罰が下ったのか、激太りしていたのである。でも、これを見て苦笑いした人はいるかもしれないが、かわいそうと思った人は誰一人としていないでしょう。このことが物議をかまし、旅の資金が削減されたのである。(実は、裏の理由は制作費節減かも知れないが。。。)

これにより、今のメンバーは、昼食はパンにしたり、公園に落ちているお金(約5円)をパクったりする羽目になってしまった。

翌朝、メンバーは、湖が広がる街の中心の公園へ。ここでは、スーザンひさよんの会話で、もやで湖の先が見えないように、MIEを断った後のスーザンの旅も見えないみたいな話が繰り広げられる。
その後、スーザンは、和泉と一緒に。今の恋の進み具合について、和泉は、
和泉「うふふふ、一応ね ほら ね うん。俺(スーザン)はどうなのよ」

そして、スーザンは、
スーザン「でも、気持ちはあるけど行動が出来ない そこが苦しいね」

スーザンの日記“MIEを1人で帰らせたのは僕でありMIEはとても苦しんだと思う!その苦しみを僕も味わうべきなのかもしれない”

久本いわく、「もう、帰ったら。」

あいのりの旅で変ろうとしていたアウトロー、ある日、ホテルまで荷物を運んでいるとき、率先して他人の分も運ぶ。
アウトロー“僕の日本でとってたスタイルは人を好きにまずならないんですよ。好きになろうとしないから、擬似恋愛。好きだっていうふうなそぶりを見せて引き付けて。うん。けど、あいのりはもう擬似恋愛はしたくないなって思います。真実の恋愛っていう形で終わりたいなって思いました。”

それを見た、ひさよんが、
ひさよん「もう なんかね、最近のアウトローいいねーって話を話したかったの」

さらに、アウトローは、ホテル内でも率先してメンバーの手伝いをするようになっていた。

翌日、メンバーは、「ティトゥリス」という、標高3,020mの山へ登ることに。山頂までは、ケーブルカーとロープウェイで登る。ロープウェイは、床が回転し360度のパノラマが楽しめるようになっている。山頂に近づくと、氷河も見ることが出来る。

そして、メンバーは山頂に到着。山頂では、雄大な景色を楽しむ。
そして、メンバーは、山頂の展望台で昼食を取ることに。昼食にしたらやけに豪華と思いきや、これは、朝食時に、ホテルからパクってきたもののよう。窃盗罪にならないのかな?

食事後、ひさよんが、浮き輪のようなものを発見。その浮き輪で、雪の上を滑れるようだ。メンバーは早速トライ。和泉は、田上くん の上をゲットする。
田上くん「ヤダヤダ!」
和泉「ちょっと待って」
田上くん「前見えないよ俺」
和泉「ちょっと!なんとかしてね!私これダメなんだよ!あっ気持ちいいじゃん ?いや〜ちょっと ? ?」
田上くん「これ やらしくねぇ?」
和泉「んっふふふふ いいじゃん なんか」
田上くん「いいね」


しかし、その帰り道、田上くん は、ひさよんの肩をまくら代わりにして寝る。それを見た和泉がキレる。
和泉“田上くんが(以前)和泉にワゴンの中で、あの寄りかかって寝てたりとかさ、体がこうね、密着してたりとか、そういうのが凄いね、嬉しかったのね。そういうのが、ことごとく、他の女の子とも同じ事をしてる訳ですよ。”


翌日、キレた和泉は、田上くん を呼び出す。
和泉「なんか・・・女の子を女の子としてこう気のあるそぶりを見せる!君は」
田上くん「俺?」
和泉「俺。だからフラフラしてるように見える」
田上くん「そう見える?」
和泉「そう見える」
田上くん「そお?」
和泉「付き合った人数1人っていうじゃん?あれも嘘、嘘だなとか思い始めてるからね」
田上くん「なんで嘘つかないといけないの?そしたらもっと自分・・・」
和泉「ていうかさぁ はははは」
田上くん「ごめん もういい!もういい もういい もういい。やだ、聞きたくない。今の目恐かったもん」
和泉「え、ちょっと疑いすぎかな」
田上くん「や、疑いすぎだよ」

本当だろうか。いや、意図的にやっているかも。

翌朝、男性メンバー合流の日。15分ほど走るといた。
新メンバーは、総理、24歳、総理大臣を目指しているので総理らしい。

メンバーは、総理を囲んで、朝食をパクったもので昼食。これを見た総理
総理「法律的には窃盗罪ですから」

でも、総理によると、科罰的違法性が欠けるらしく、違法だけど罰せられるほどではないらしい。でも、いけないことであるのには変わりないので気をつけましょう。
和泉が、総理に質問を
和泉「でも、総理になるんだったらさぁ 別に弁護士とかならなくてもよくない?」

すると、総理は、
総理「その、何も土台がない状態で(政治家に)なるっていうのは結構難しくて。だから弁護士からなるかっていう」

だそうだ。

その日の午後、アウトローゴキが2人に。
中学生から一人暮らしという、アウトローとは対照的に、ゴキは、6人兄弟。
アウトロー「ゴキなんで料理できんの?」
ゴキ「なんだろうな。やっぱね、人数が多かったからね。お母さんの手伝いとかやっぱすること多かって」
アウトロー「う〜ん あぁそっか」
ゴキ「そうそうそう」
アウトロー「あぁじゃああれなんだ。料理はこう本見て覚えたとかじゃなくて、こうお母さんから教わった?」
ゴキ「うん だね」
アウトロー「あぁいいね いいね 家庭料理」
ゴキ「いいでしょ?」

それを聞いて、アウトローは、
アウトロー“ゴキは凄いなんか純粋で家族を大事に大事にしてて思いやりの心も凄いし、あっこれは日本に帰っても、なかなかこう知り合える子じゃないなと思って”

これは、もしや。

翌日も、ラブワゴン内は、アウトローゴキが2人に。しかし、アウトローは、話が進まない。
アウトロー「なんか話すのが。恥ず・・・話し・・・話しづらい」

これで、確信しただろう。
アウトロー“なんかこう、ドキドキ感っていうのがあって一緒にいても何はなしていいかなって思っちゃって1人の時間になると、ゴキのことをなんかいっぱい考えちゃって。ゴキが・・好きなんだなって思いました”

アウトローは、ゴキに恋をした。。。

ところで、先週も取り上げたそうだが、エグ〜イ事件を起こすのは誰? 和泉総理ではないらしいが。。。
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