メンバーが、隠れ家レストランに立ち寄った翌日、
「ブルチコ」と言う村にやってくる。村につくなり、なにやら、赤いどくろの不気味な看板があちらこちらに目に付く。
看板について、村の住民に聞いてみると、
村人「あれは地雷注意の看板さ」
ひさよん「地雷!?」
タチ「地雷?」
植っき「あのドクロマーク?」
ヤンクミ「マジで?」
ひさよん「でも なんでこんな(地雷に)囲われてるんだろう?」
村人「ここは地雷地帯に囲まれた村なんだ。他民族に攻め込まれぬよう地雷を村の周りに埋めたんだ」
村人「これは対人地雷。核兵器と並んで世界で最も卑劣な兵器と言われているんだ」
対人地雷は、敵の一部身体機能を奪うために、あえて殺傷能力を低くした兵器。怪我をすることで、救助・手当てに追われ、怪我で苦しむ兵士の姿を見て、精神的ショックを与え、戦力を落とす。設置には、1個500円、撤去には、1個25,000円かかるという。そのような地雷が、あちこちに埋まっている地雷原を縦一列になって歩くメンバー。元、暴走族の
ヤンクミですら、怖いと言いながら歩く。
次に、メンバーがきたのは、村の小学校。ここでは、地雷に関する授業が行われていた。
先生「地雷はどんなものですか?」
生徒「人を殺す兵器」
生徒「すごく嫌な危険なもの」
生徒「どこにでもあるもの」
この授業は、ボスニアでは、必須科目となっていると言う。さらに、
先生「地雷を踏んだらどうなるかを絵に描いてみましょう」
と言い、生徒に絵を描かせる。そして、描いた絵を皆の前で発表する。
生徒「男の子が地雷を踏んだところを描きました」
生徒「地雷を示すテープを切って地雷を踏んじゃった絵を描きました」
生徒「頭を撃ち抜かれた友だちの絵を描きました」
絵は、地雷を踏んでしまって大怪我をしてしまう絵であった。
ラブワゴンは、次の街を目指す。ここで、
総理が実はボウリングが得意と言うことを聞き出したので、翌日、街のボウリング場にやってきた。このボウリング場は、日本とは違い、ボールには、穴が無く、やや小さい。ピンは、紐でつながれていて、倒れたピンは、紐で吊り上げて並べなおす。
メンバーは、2人1組で対戦することに。
総理は
ちゃきと一緒に。はじめちゃきは、1本も倒せず、ヤンクミとついた
タチが、
タチ「女子のレベルはこんなもんだ 男勝負だよ もうこれ」
といい、8本倒す。しかし、得意なはずの
総理は、何度やっても1本も倒せない。そして、4投目でようやく倒れたのが、たったの1本。その後、
ちゃきが投げると、ストライク。
ボウリング後、
総理は、
総理“僕は君の鏡になりたい 君の目には僕の事など映ってはいないだろうけど それでもいいんだ 君が笑えるように僕は思いっきり笑うよ”
その夜、総理が地雷の村での出来事を思い出していた。授業で、
ちゃきが子供たちに混じって絵を描いていたとき、
ちゃき「私 図工だけは本当ダメなんだよ」
と言っていた
ちゃきの手を
総理は、握り締める。それで描いた絵は、
「LOVE & PEACE」という、未来志向の絵であった。
そして、ホテルを出た
総理が向かったのは、ラブワゴン。チケットを取りにいく。告白する理由は、もうひとつあった。それは、格闘技に恐怖心を抱く
ちゃきの過去を知り、理解して支えてあげたいと言うことがあった。しかし、その後、とんでもない告白となってしまう。
そして、告白のとき、
総理「格闘技に対してなんかすごい嫌悪感を感じてたり 暴力っていうか そういうのに対してなにか嫌な思い出があるのかなとも思ってたし 何か話せることからでも話してもらいたい」
ちゃき「う〜ん・・・私の抱えてる問題は他の人が考えてるのに比べたら もしかしたら 全然悩みに入らないかもしれない だけど自分にとってはとても大きな問題で 自分と向き合って解決しようとしてるからさ だからあんまり聞かないで 過去を知るんじゃなくて今を知っていってくれてもいいんじゃないかな」
過去を言いたがらない
ちゃきに、すべてを知りたい
総理がしつこく聞き出そうとするが、
ちゃき「話さない!なんで話さなきゃいけないの無理矢理 無理矢理 聞いてやだってのはわかっててって言ったじゃん わかってるのに なんで嫌なことさせるの?」
ちゃき「総理にはその今日聞きたいペースがあるかもしれないけど ちゃきは今日話したくない!だからもう帰るね」
総理「ちゃき ごめん ちゃき」
ちゃき「大丈夫 もういいから」
そして、
ちゃきは、部屋に帰ってしまう。前代未聞の告白段階での失敗。はたして、
総理は今後どうなるのか?