あいのり 第328話
「大好きだから・・・」
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ちゃきに告白が出来なかった総理は、部屋で、呆然としていた。本来ならば、ちゃきの過去を知り、支えてあげるはずであったのであるが、大きな誤算である。しかし、呆然としているうち、総理は、
総理の日記“どんな過去があろうとも関係ない。僕はちゃきが好きです。ただそれだけ。”

と思うようなった。

翌日、前日の事態を知った、メンバーは、ホテルそばの高台に集まる。そして、総理は、みんなの前でちゃきに、(事実上の)告白を行う。
総理「ごめんね みんな 雨の中 僕は日本にいる時は自分の気持ちとか全然表に出せないダサい男で だけど このあいのりの旅ではその自分の気持ちに正直にいきたいなってずっと思ってて 今日はちゃんと伝えたいって思う 僕はちゃきのことが大好き
総理「自分の気持ちは揺るがないし こうやって今メンバーに見られてるだけじゃなくて 世界中のみんなが見てても揺るがないような気持ちを持ってる ちゃきを愛することだけは絶対に誰にも負けない ちゃきを絶対に日本に連れて帰りたい」
総理「ここにチケットがあるから明日返事を聞かせてください 明日ね」

そのとき、ちゃきは、
ちゃき“昨日あんなに必死になってくれたのも あんなに大きな気持ちだから 総理にとってはそれが愛情だったのに・・・申し訳なくて”


運命の朝、
総理「昨日言ったように僕は世界中の誰よりもちゃきのことが大好き 僕が見つけた真実の愛はちゃきの色してたし ちゃきの匂いしてたし ちゃきの形をしてた ちゃきのいない未来っていうのが想像できないし 想像したくない 世界中で一番幸せにする 幸せすぎて怖いぐらい ちゃきを一生幸せにする だから一緒に日本に帰ってください」

ちゃきの出した結論は、
総理の気持ちはすごいまっすぐ伝わってきて どうして一昨日あそこまで過去を知りたかったのかっていう理由もそのときにやっとわかった だけど もっと時間があると思ったし もっと一緒にいれると思ったから きっと今までにない愛をくれる人なんだなって思ったけど そんな恋を憧れていたけど・・・やっぱりでもその気持ちには応えられない」

そういうちゃきに、総理は、
総理「ちゃきを失いたくない」

しかし、ちゃきは、
ちゃき「傍にいて欲しいのは総理じゃない 総理の良いところはちゃんと分かってる だけど・・・日本には帰れない」

ちゃきは、現段階では、結論を出せず、総理にチケットを返した。。。

総理と別れて、ラブワゴンは、次の街に到着する。夕食のレストランで、ひさよんが思いがけないことを言い出す。
ひさよん「はい ちょっと話をしてもいいですか?私は今日ここでラブワゴンを降ります」

ひさよん、リタイア宣言。

ひさよんの旅は、トラブル続きであった。
音声スタッフのミスにより、アウトローがリタイアしたり、大好きだった、田上くんに、彼女がいることが発覚したり。さらに、それにより、同じく、田上くんを好きであった、ちゃきと対立したり。
ひさよん「私も田上くんと一緒にラブワゴンを降りるつもりでした 私が崩しちゃったり乱しちゃったりした空気をもう一回みんなが『明るい旅で行こう』『恋愛したい』って思えるようになったらいいなって思って すごい自己満足かも知れないけど自分なりに一生懸命気持ち伝えて なんか ちゃきともこんなに笑い合えるようになったのなんて・・・私 絶対そんな日こないと思ってたけど だからすごい嬉しくて 本当はもっともっとずっとちゃきと一緒にいたいし だけど それを自分の中でちゃんと清算できたらリタイアしようって決めたので 今ここで私はリタイアします」

ここで、ショックが大きかったのは、ちゃきである。ちゃきひさよんが和解した直後の出来事だったために。。。最後に、ちゃきひさよんに残した言葉は、「ちゃき、ひさよん大好きだから。」

そして、リタイアしたひさよん。あいのりに出た感想は、
ひさよんの日記“思い返してみれば辛いことばかりだったけどそれ以上に得るものもたくさんあったし。この旅は一生の財産。私のあいのりに悔いなしっ!”


次回、新たな国、新メンバーが男女1名ずつ入るはず。ボスニアでは、ほとんど出番が無かった、横みーあたりにも期待。

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