あいのり 第332話
「人間関係」
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ポーランドを走るラブワゴン。メンバーは、この日、バーベキューをすることに、しかし、あいかわらず、三ちゃんは、終始無言。メンバーからは、
タチ「無感動な人間だと思われちゃうぞ」


そんな三ちゃんを、男性メンバーは、彼が、会話できるようになるために、必死に努力をしてきたつもりであったのだが、それが裏目に出てしまう。

確かに、三ちゃん「会話をしてもらおう。」と始めたことだが、次第にエスカレートし、三ちゃんいじめのようになってしまったのである。
たとえば、「野菜食え」と、三ちゃんの皿に野菜をどんどん入れたり。
内気な三ちゃんは、メンバーの前では何もいえなかったが、そういった、いやな雰囲気に気づいた女性メンバーがいた。

その夜、ちゃきは、三ちゃんを呼び出した。
ちゃき「けっこうさ 三ちゃんって」
三ちゃん「うん」
ちゃき「はっきり意見言わないっていうかさ ふふふ」
三ちゃん「う〜ん」
ちゃき「おとなしいじゃん 物静かじゃん それでちょっと気になってて男子メンバーが結構からかってくるっていうかさ」
三ちゃん「うん」
ちゃき「うん ちゃきが見てるだけでちょっと不愉快だなって思ったから気になってしまったんだけど なんか無理してないかなと思って心配で どう?大丈夫?」

三ちゃんは、自分が男性メンバーにそうされていやなはずなのだが、
三ちゃん「うん 今は大丈夫」

と、本音を話さない。

翌日になると、やはり、男性メンバーにより、三ちゃんいじめはさらにエスカレート。それに見かねたちゃきは、昼食後のラブワゴン内で、ついに口を開く。
ちゃき「なんかみんながその食事中三ちゃんをからかう感じがとても私は嫌で 三ちゃんは傷付いていないのかとても不安で 話を聞いてみたらやっぱりちょっと嫌な思いをしていて」

そう言うと、三ちゃんは、ようやく、本音を話す。
三ちゃん「人間関係悪くなるかなとか思って我慢してた」

すると、男性メンバーは、非を認めて、三ちゃんに謝った。
植っき「自分勝手な行為でいじったりしてすごい傷付けたと思う うん あ〜三ちゃんごめんなさい!」
横みー「ごめんなさい」
タチ「ごめんなさい」

この日の三ちゃんの日記は、
三ちゃんの日記“自分も断りきれなかったのでせめることはできない 意見を皆に言えるよう頑張ろう”

その夜、男性メンバー3人は、部屋で、反省会を行ったのは言うまでも無い。

翌日、お詫びの意味も込めて、タチ三ちゃんにビールをおごることに。ここで、タチの恋の話が飛び出す。大学2年の時、入院先の看護婦と付き合い始め、20歳になる直前、その彼女と初体験をしたとのこと。そのとき、三ちゃんは、
三ちゃん「病院で?」

と聞く。実際には、病院ではなく、彼女が当時住んでいた大宮だったのだが、ここで、病院と出てくるところを見ると、以外に隠れてAVを見ていそうな感じである。
最後に、タチが、
タチ「(三ちゃんも)話したいなって思うんだったら絶対に誘って ヤンクミでもいいし ちゃきでもいし」

と言う。三ちゃんじゅん子を勧めない単純なところがタチらしい。

翌日、メンバーが街を歩いていると、日本画のようなものや、漢字、書道など、やけに日本文化が浸透しているように思える掲示がある。

さらに翌日、メンバーがラブワゴンに戻ってくると、ラブワゴンが、ポーランドの若者に占拠されている。この若者、ワルシャワ大学の日本語学科の学生さん、日本への留学経験もあるらしい。さらに、メンバーの一人が、留学中はよく「あいのり」を見ていたそうである。ちなみに、ヒデをめぐって2人の女の子(おまみタカノ)がしのぎを削るところが印象的だそう

また、先ほどの学生の話によると、にとても日本を愛しているおばあさんがいるとのことのことなので、メンバーは行ってみることに。その人は、日本人を命の恩人と言っていると言う。なぜだろうか?

実は、20世紀初頭、ポーランドでは、独立運動に参加した家族は、シベリア送りになったと言う。その際、混乱の中、親を亡くした子供たちがシベリア孤児になった。そのため、孤児たちを救うべく、救援が要請されたが、欧米諸国は拒否。唯一受け入れたのが日本であった。そのおばあさんは、日本に救われた最後のシベリア孤児であった。

さらに、1995年、日本で、阪神淡路大震災が起きたとき、親を亡くした震災孤児は、ポーランドに招待されたそうである。

最後に、おばあさんは、「もしもしかめよ...」を歌って見せた。

その夜、メンバーは、とある体育館へ。そこには、卓球の台があり、一人の卓球オヤジが対決を申し込んできた。応じたのは、なんと三ちゃん。結果は、三ちゃんの圧勝。

翌日、じゅん子植っきを誘った。誤解しているじゅん子は、タチが恋しているように自分もがんばらなければと、いろいろな人を誘っていた。
その最中、タチは、周囲をひたすら走り、アピールをしたが、あまり相手にされなかった。
しかし、ラブワゴンに戻った際、濡れているじゅん子のタオルをタチに差し出してくれた。恋愛対象ではなく、あくまで、旅の期間が短い事情を知っているための配慮である。そんなことも知らず、タオルをもらったタチは、
タチ「クン クン スー あ〜じゅん子の匂いだ あ〜癒される あ〜じゅん子の匂いだ へっへっ変態だ 俺」

と、ひたすら、タオルの匂いをかいだ挙句、
タチの日記“じゅん子に告白する!!”

到底、成功するとも思えない告白を行うことになった。


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