あいのり 第380話
「メリーに首ったけ」
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大草原を走るラブワゴン、車窓からは羊や牛の大群を見ることができる。カルボナーラいわく、「無料サファリパーク」のような様相であった。
そんな景色を走っていると、着いたのは、「テレルジ」という村。

この日は、ドライバーの友人宅に泊めてもらうことにした。しかし、寝る場所は、自分たちで建てなければならない。「ゲル」と呼ばれるこの建物は、頻繁に移動する遊牧民のための住居であり、組み立て式である。
30分後、メンバーのゲルが完成する。しかし、カルボナーラが、完成したベッドでためしに寝て見ようと、寝転んだ瞬間、ベッドの底が抜けて壊れてしまった。

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翌日、メンバーは、乗馬をすることにした。遊牧民は、馬に乗るには、馬に声をかけてといった。メンバーも、あの手この手で馬に乗ろうと試みるが、なかなか馬が言うことを聞いてくれない。でも、社長令嬢のRemiだけは、乗馬を楽しんでいた。しかし、カメラマンが乗馬よりもRemiに興味があったらしく、カメラの先は、Remiの乗馬姿ではなく、下半身、ちょうど、馬にまたいでいる部分であった。

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その夜、ラブワゴンの中では、ねこが、鉄平の隣を譲らず、ひたすら会話をしていた。茶葉は、うらめしそうに後ろに座っていた。

翌日、茶葉は、やっと鉄平の隣をゲットすることに成功した。しかし、隣をゲットされてしまった、ねこは、反撃を開始する。
ねこは、茶葉鉄平が会話している最中に仮病を使って楽しんだ「餃子ナイト」のことをさりげなくささやいた。「餃子をもう一回作りたい。餃子食べたいね。もう一回ね。夜中とかよくない?」と。
茶葉は、おろかメンバーは、全員知らなかったのでびっくりする。そして、鉄平は、困惑する。

その夜、茶葉は、スタッフ部屋へ。まず、「ねこは病み上がりに餃子を作って鉄平に食べさせた。」のかを確認する。すると、スタッフも、本当のことを話さざるを得なかったようで、それを聞いた茶葉は、「(ねこの事、)心配していたのに。」と言葉をもらした。しかし、次の瞬間には、「ねこと行くなとは言わない。ねこと行ったならわたしも行きたい。ねこと1回行ったなら、わたしは2回行きたい。」と、ますますライバル意識過剰になった。
その頃、男性の部屋では、鉄平の仕事のパソコンの音だけが響いていた。

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翌日、メンバーが、民族衣装「デール」を着ようとしていると、鉄平がうまく着ていなかった。すると、それを察知したねこが、すぐに寄ってきて、茶葉の目の前で、帯を直していた。

その夜、ねこは、仮病ではなく、本当に風邪を引いて寝込んでしまった。ねこのいない夕食では、茶葉は、鉄平を独り占めできるはずであったが、邪魔者が現れた。Remiである。Remiが気を利かせて、鉄平ねこの分の食事を持っていくように頼んだのである。
これにより、鉄平は、席をはずしてしまう。

ねこがいる場所に行った、鉄平は、ねこの体調を確認。まだ調子が悪いと判断した鉄平は、ねこに食事介助を行った。スプーンで鉄平に食べさせてもらうねこは、「恥ずかしい。」の一言であった。

15分後、ねこの食事介助から戻った鉄平に、茶葉は、ぐしゃぐしゃになった帯を巻き直していた。ねこの食事介助ごときでは外れないように、いままで以上にきつく巻いておいた。

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翌日、大草原をラブワゴンで走っていると、迷子になったヤギを発見する。ラブワゴンは、急停車した。ヤギは、そのままにしておくと、犬や狼に食べられてしまうため、メンバーは、ヤギのお母さんを探す事にした。
とりあえず、メンバーは、ヤギに名前をつけることに、命名「メリー」、名づけ親は、茶葉

30分後、ゲルを発見する。ヤギの事を聞いてみるが、心当たりはないようだ。この日は、6軒のゲルをたずねたがメリーのお母さんを見つける事はできなかった。

この日は、メリーとともに宿泊する。2時間後、床は、メリーのウ○コだらけに。

翌日も、何軒かのゲルをたずねるが手がかりなし。しかし、9軒目のゲルに着いたとき、心当たりのある遊牧民に出会った。「いなくなって、2、3日経つんですが、すごく困っていたのです。よかった。」と、喜んでいた。

そして、メリーをお母さんのもとへ。メリーは、お母さんとともに、大草原に帰っていった。

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あいのり #380
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