あいのり 第382話
「逃げられない男」
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次の目的地に向かう途中のラブワゴンで、なかなか乗り込まないメンバーがいた。「俺のポリシーなんだよ。1番最後が好きなんだよ。」と言うのは、鉄平。しかし、ポリシーだけが理由ではなく、実は、ねこ茶葉の隣に意図的に座ったと思われないように最後に座る事によって、席を選ばないようにしていた。

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屋台のある公園で、「ホルホッグ」と呼ばれる、骨付きの羊肉を煮込んだだけと言う料理を食べた後、メンバーは、公園を散策する。鉄平は、ねこ茶葉を避け、1人で行動する。途中、座ったベンチにおじさんが座り、すぐに立ち去る。しかし、それが事件を引き起こす。

1時間後、メンバーがラブワゴンに戻ると、鉄平「財布ねえ。」と言う。どうも、先ほどベンチに座った際に、抜かれたらしい。しかも、普段は、紐で肩からぶら下げていたはずであったが、この日に限ってズボンの後ろポケットに入れていた。女性メンバーは、「しょうがないよ。」と言って許してくれたが、カルボナーラは、「反省してくださいよ。」鉄平平謝り。ちなみに、被害額は、日本円で2万円。

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その日の夕方、金を盗られたメンバーは、緊急会議で、今後の資金の調達方法を考えた。そこで出た案は、「芸」。そういえば、いままで出番がなかったので忘れていたが、ダニーが確かダンサーで、ダンスが出来るはずである。そこで、メンバーは、ダニーのダンスで、金稼ぎを行うことにした。ダニー、ようやく出番登場である。

翌日、路上パフォーマンスの前に、Remiが、カルボナーラの所へやってくる。カルボナーラは、Remiに路上パフォーマンスのメイクを頼んでいた。

そして、ダニーによる、ダンスの路上パフォーマンスが始まった。ダニーにとっては、やっと訪れた見せ場であったが、モンゴルの人には、ダニーのダンスを理解できなかった。
あまりにも白けたムードにダニーは、耐え切れず、助っ人に、カルボナーラを登場させる。「俺、ダンサーじゃねえよ。」と言っていたが、「変なおじさん」を演じたカルボナーラに、不思議と人が集まり、道行く人は、次々と、おひねりを投入。あっという間に旅の資金が集まってしまった。

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その夜、予想以上に資金が集まったメンバーは、浮かれてディスコに入店する。まずは、ダニーのダンスで盛り上がる。
茶葉鉄平の隣をゲット、がっちりとキープする。楽しそうに話をしているねこは、やり場がない。すると、酒が飲めないはずなのに、ねこが、ビールを注文する。鉄平が、「2人で、お酒を飲むのが理想のカップル。」と言っていたので、お酒が飲めるようにならないとイメージが下がると思ったのである。ねこは、鉄平のために、ビールだけでなく、テキーラも飲み始めた。

すっかり、出来てしまったねこは、突然、恋愛の進んでいない、ダニーを説教し始めた。その隙に、茶葉は、鉄平に、「(仕事に疲れて、)腰、痛い?」と気遣う。そんな様子にねこは、「そんなことしている場合じゃない。」と、突然、ダニーへの説教を止め、鉄平の前に行こうとする。しかし、慣れない酒でふらふら。しかも、いく手をダニーに阻まれて、なかなか鉄平に近づけなかった。でも、なんとかして、抜け出し、ねこは、鉄平の元へ。茶葉から、鉄平を奪い、先日、聞けなかった「私(ねこ)の嫌いなところ。」を聞き出そうとした。
しかし、鉄平は、今回も、「無い」と言って答えてくれなかった。「強いて言えば、すぐ泣くところ。」と、今、無理やり作ったような返答をした。ねこは、その後、「茶葉と話しているほうが楽しそう。」と言うと、鉄平は、「そんな事はないよ。」と言った。

しばらくして、鉄平は、トイレに行こうとするが、ねこ「いやだ。」と言って鉄平を離さない。鉄平は、「ここで漏らしちゃうよ。」と言うが、ねこは、「いいよ。」と言う。さすがに大人なのでこんなところでは漏らせない。鉄平は、ようや解放され、しばしの休憩をする為にトイレへ。

5分後、トイレから戻った鉄平。どこに行くかと思うと、茶葉のところではなく、ねこのところ。思わせぶりなつもりはなかったが、ねこのは、思わせぶりに見えた。ねこいわく、「全員に告られたら、どうするんだよ。」鉄平は、「俺だって迷ってるんだよ。」と、ねこ茶葉の2人から好かれている事を自ら話してしまう。
追い詰められた鉄平「早く、この場から逃げたい。」

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ディスコの翌日のラブワゴン、鉄平の期待を裏切る出来事が、鉄平は、後ろの席でねこ茶葉に挟まれる席になってしまった。ねこいわく、「わたしが頑張れば、茶葉がへこむ。茶葉が頑張れば、わたしがへこむ。」

3日後、ねこは、「茶葉も鉄平のことが好きだから、取り合いになると鉄平が困る。それがもう辛かったからやめようと思って、全部きれいにして、自分の旅を終わらせよう。」と思った。
そのまま、ねこは、ラブワゴンへ、鉄平に告白するためのチケットを受け取った。
茶葉は、まだ何も知らない。

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あいのり #382

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