メンバーがやってきたのは、
「エルベ渓谷」、ドイツのグランドキャニオンと呼ばれるこの場所で、
桃と、
宮くんが一緒になる。
桃は、最近、
宮くんが元気が無いので、気にしていた。
宮くんいわく、
「男子メンバーの中でちょっと浮いているじゃん。話すのも下手だし、みんなの輪の中に入っていくのも苦手な感じで男っぽくないな。」、それを聞いた
桃は、
「宮くんは、良いところいっぱい持っているから大丈夫。」と励ました。
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翌日、ラブワゴンは、
「ブレーメン」へ。
「ブレーメンの音楽隊」の舞台になった街で、いたるところに音楽隊のオブジェがある。
翌日、メンバーは、ブレーメンの街に繰り出した。この日も、
リョウと
カルボナーラが2人きりになり、
Remiに、
「気持ち悪い。」と思われる。
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翌日、ラブワゴン車内では、
Remiは、
リョウ以外、寝ている様子であった。
Remiとの貴重な時間と判断した
リョウは、寝ることなしに、
Remiと会話をすることにした。しかし、2人が寝ていると思っていた、
カルボナーラは、実は、起きていて、2人の楽しそうに会話しているところを聞いてしまった。
カルボナーラは、
「Remiを楽しませたいが、リョウのほうが楽しませられるじゃないか。」と、
Remiに自信をなくしてしまった。
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翌日、街を散歩中に、
リョウと
Remiの2人が、
カルボナーラが次第に遅れていくのに気がついた。どんどん遅れていく
カルボナーラに、
リョウと
Remiの2人は、気を遣うようになった。
そんなことは知らず、前を歩くほかのメンバーは、歌ったりして楽しそうに先を急いでしまっていた。当然、
カルボナーラに気を遣う様子はなかった。
リョウと
Remiは、
カルボナーラと一緒に歩き、気遣った。
しかし、その後、
カルボナーラは、
リョウと別れ、再び一人に。やがて、街には、
カルボナーラの心情を表すかのように冷たい雨が降り始めた。
カルボナーラは、決意した。
「終わりにしよう。」と。
そんな様子に、
スタッフのADも気がついた。
ADも大学には進学しておらず、
カルボナーラと立場が似ていた。大学の話に付いていけない、
「大学コンプレックス」を持っていた。2人は、話をしていくうちに、
Remiをあきらめようとしていた、
カルボナーラであったが、自身は、ただ、
Remiから逃げていただけと気づく。
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その日の夕方、
カルボナーラは、
「すべてをリョウに託す。」と言い残して、ラブワゴンへ。
Remiに告白するために、チケットをもらった。
チケットを受け取った
カルボナーラは、
リョウの元へ。
「リョウとこんなに仲良くなれるとは思っていなかった。」と別れの言葉を言った。しかし、
リョウは、
カルボナーラがなぜ、こんなことを言ってきたのか、気づかなかった。
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