Remiへの告白を決意した
カルボナーラは、
Remiがやってくるのをひたすら待つ。その表情は、すごく緊張しているようであった。
カルボナーラは、
Remiに、
「渡したいものがある。」と言って、目を閉じてもらった。
Remiが、
カルボナーラに、
「いいよ。」と言われて、目を開けると、そこには、チケットがあった。
カルボナーラは、まず、
「それが答えです。」と、結論を先に言う。
Remiは、
「マジで。」と、驚いた様子であった。
カルボナーラいわく、
「第一印象から、ずっと想っていたが、自分が高校中退、対して、Remiが大学生と言うこともあり、勝手に、(Remiといることが、)無理と決め付け、弱気になっていたが、思い返したら、そんなの関係ない、何でこんな小さなことで悩んでいたんだろうと思った。尊敬できる相手は、Remiだと思った。」
そして、
カルボナーラは、
「Remiの事が、めっちゃ好きです。」と言って、その場を離れた。
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深夜、
リョウを含むメンバーに、
カルボナーラが、
Remiに告白したことが伝えられた。
リョウは、混乱のあまり、
スタッフのADを呼んだ。しかし、
ADが口にしたのは、
カルボナーラが、
Remiに告白した事実のみであった。
その時、
リョウは、
「(カルボナーラが、)むかつく。」と言いながらも、時折、涙を見せていた。
1時間後、落ち着いた、
リョウは、
スタッフ部屋へ。
リョウいわく、
「雰囲気は醸し出していたけど(告白ではなく)リタイアと思っていた。正直、(今は、)告白する気は無い。行方を見守ります。」
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運命の朝、
「聖ペトリ大聖堂」の前で、
カルボナーラが、
Remiを待つ。待っている最中、
カルボナーラが涙を見せているところを、
クロが気づく。すると、隣にいた、
桃が、
「がんばれ。」と言った。
しばらくすると、
Remiがやって来た。
カルボナーラの、
「眠れた?」と言う問いに、
Remiは、
「眠れた。」と答える。一方、
カルボナーラは、全然眠れなかったようである。
Remiが出した答えは、
「カルボナーラと一緒の時間が一番楽しかったけど、友達としてしか見ることが出来ない。」と、一緒に日本に帰る事を拒んだ。
リョウは、安堵の表情を浮かべつつも、親友となった、
カルボナーラのことを考えると、すぐに涙を浮かべた。
カルボナーラとの別れの時、
リョウは、思った。
「あいつは今日まで、オレに勝たせてくれなかった。」
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メンバーと別れた、
カルボナーラは、<b「自分磨きをします。」と、今までお世話になった、
スタッフのADに言った。その後、
ADに感謝の言葉を言った後、帰国の途へついた。
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