メンバーは、ドイツの西ドイツ時代の首都、
「ボン」へやってきた。
「運命」や、
「第九」で有名な
ベートーヴェンの出生地でもあり、生家が今でも残っている。
街中では、音楽の街ということもあり、いたるところで、クラシックの路上ライブが行われている。そこで、メンバーは、男性2人組のユニットの路上ライブを鑑賞することにした。
メンバーのうち5人は、演奏に聞き入っていたが、興味がない人が2人ほどいた。1人目は、
リョウ、本人いわく
「クラシックは、あまり聞かないなあ。」、2人目は、
桃、演奏している人を見て、
「(この人は、)淡白(な性格のような気がする。」とか、
「(この人は、)しつこい(人だろう。)」とか言って、勝手に性格を妄想している。
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その日の夜、メンバーは、
「テントホテル」という、変わったところで泊まることにした。内部は、12個のベッドがあり、集団で泊まるには最適である。今回は、メンバーと
スタッフが、一緒に同じ部屋で宿泊した。
夜遅く、ここでも、
聖二が未練たらたらな話をしていたが、気にとめる人はいないだろう。
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翌日、レストランで食事後、アイスクリームを1個だけ注文し、そのアイスクリームを今気になっている人に食べさせるゲームをすることにした。今回は、
桃が、相手に食べさせることにした。
男性メンバーには、誰に食べさせたのか分からないよう、目をつぶってもらう。仕掛け人の
リョウは、男性メンバーが目をつぶったのを確認後、
桃の代わりに自分が、
ダニーの口にアイスクリームを入れた。
ダニーは、直後、
「ニター」と、薄笑いを浮かべた。
その夜、
リョウのいたずらと知らない、
ダニーは、本当に
桃が入れたと勘違いしてしまい、
「(桃は、)本当に素直でいいなあ。」と言っていた。
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翌日、勘違いした
ダニーと、
桃が一緒になる。
ダニーが、
桃に最近の恋愛を聞くが、
「内緒」と黙秘されてしまう。
ラブワゴン車内では、前日の仕掛け人
リョウが、
ダニーが勘違いしてしまったことについて、
「勘違いさせたままでいいや。」ということにする。
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翌日、
リョウは、ある作戦を思いついた。いつも、
Remiにちゃらい接し方をしていたのだが、少し、ちゃらいところを抑えてみて、
Remiがどんな反応を見せるか試してみようと思った。
そして、この作戦は、翌日、実行にうつされた。赤ずきんちゃんの舞台、
「シュヴァルムシュタット」にやってきたメンバーは、とある店で、赤ずきんちゃん時代の服に着替えさせてもらうことになった。着替えた後は、恒例の
「コスプレ人気投票」が行われるのであるが、まず、
ダニーは、(もちろん)
桃に1票を入れる。次いで、
宮くん、
聖二は、クロに1票を入れ、残りは、
リョウだけとなった。普段なら、
リョウは、
Remiに1票を入れるのであるが、今日は、
「抑える作戦」を実行中、
Remiに投票したい気持ちを抑えて、
クロに投票してしまった。これにより、
Remiは、誰からも選ばれないという結果になってしまった。すっかり、ご機嫌ななめな
Remi、
リョウがご機嫌をとろうとするが、
「やめろよ。」といわれ、ますます、機嫌が悪くなってしまった。
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その日の午後、メンバーは、
ドライバーの友人宅へ。友人は、普通のサラリーマンであるが、今日は、平日なのにもかかわらず、酒を飲んで休んでいる。しかし、決して仕事をサボっている訳ではなく、法律で、労働時間が(8時間と)定められていて、定められた時間以上は働いてはいけないことになっているのである。この日は、朝の7時からの勤務だったので、昼の3時には、仕事を終え、今、酒を飲んでいるのである。場の空気でサービス残業を強いられることもある日本とは大違いである。ちなみに、ドイツ人に
「知っている日本語は?」と質問をすると、
「過労死」と答えるそうである。
さらに、ドイツでは、年間6週間の有給休暇が与えられ、海外旅行などのバカンスも楽しめる。給料は、日本と比べて決して高いものではないそうだが、バカンスのために、普段は、金をあまり使わない節約生活をおくっている。
一通り話を終えると、ドライバーの友人は、
「(仕事面で)日本の良いところは何ですか?」と質問をした。
メンバーは、はじめ、回答に悩んでいたが、
ダニーが、
「自分を犠牲にしてでも、仕事を皆で一緒に仕上げるという、仲間意識のもとで生きてるところ。」と答えなんとかその場を取り持った。
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翌日、メンバーは、
「フランクフルト」へとやってきた。名前の通り、フランクフルト発祥の地である。メンバーも、本場のフランクフルトを注文して食べてみる。でも、
桃は、
「もう、ソーセージは嫌。」と飽きてしまったようである。
午後、先日の失敗で
Remiと距離を置く作戦をやめてしまった
リョウは、積極的に
Remiと会話をしようとするが、
Remiは、完全無視してしまう。
翌日、
リョウは、
桃を誘い、胸のうちを語った。
「親指の恋じゃないから、苦しい、難しい。」
「親指の恋」というのは、携帯メールでつながる恋愛のこと。出会うときも、別れるときも、メール1つで出来る手軽さはあるが、長期間メールがないと、不安になることも。
あいのりでは、携帯電話の使用を禁じているため、面と向かって想いを伝えなければならない。
そんな、
リョウには、
「本当に人を好きになる。」意味が分かっていないようだった。
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