あいのり 第395話
「氷の上の王子様」
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Remiリョウと別れたラブワゴンは、そのまま、国境へと進む。ドイツの旅はおしまい。
クロは、ここで終わるとは思っていなかったようで、ドライバーとの別れ際、「うそー!!」とびっくりし、ドライバーに抱きつく。
はっちゃけた様子の明るい彼女であるが、ドイツでは、全く恋愛をすることは出来なかった。

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続いて、入国したのは、あいのり83カ国目「チェコ共和国」、この国でラブワゴンを運転するドライバーは、シュテパーンさん(25歳)、若々しいイケメンである。

ラブワゴンが走り出すと、新メンバーの登場である。まずはじめに、男性新メンバーを発見する。
(21歳)、鹿児島県徳之島出身、バーテンダー、お酒はとても強い。
続いて、女性新メンバーを発見する。
よっこ(29歳)、北海道出身、ドッグベーカリー(いわゆる犬用のお菓子屋さん。)、20歳代最後をあいのりにかける。(そういえば、みそじの最初をあいのりにかけた宮ねぇと言う人もいた。振られてひとり帰国したけど。。。)

男女2人を加えて、7人になったラブワゴン車内であるが、出発して10分後、妙に車内がくさいことに気づく。どうやら、よっこと合流した際に、誰かがウンコを踏みつけ、そのまま、ラブワゴンに持ち込んだらしい。実際にウンコを踏んでいたのは、宮くんと判明する。
よっこのあいのり初仕事は、ウンコの始末であった。

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翌日、メンバーは、「ブルゼニユ」と言う街にやってきた。
その日の午後、クロは、を呼び出した。恋愛できていないクロは、新メンバーに当たってみようと思ったのである。クロは、の出身地のことを聞き出した。の実家は、「電照菊」の栽培をおこなう農家であった。その後、は、クロに島の方言を教えた。クロが教わった方言は、「アダー(痛い)。」であった。

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その日の午後、レストランにて、新メンバーの歓迎を兼ねて、ビールで乾杯をした。ビールと共に出てきた料理は、「ウトペネッツ」と呼ばれるソーセージ、「ウトペネッツ」を日本語にすると、「土左衛門」だそうだ。

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翌日、よっこが、聖二を誘った。ついに、よっこ聖二の未練トークの犠牲になるのか? 案の定、犠牲になった。

その日の午後、聖二は、外を見て何かを探していた。ドイツにいたときからそんなそぶりはあったのだが、「スタバ(スターバックスカフェ)」を探しているようだ。なぜ、聖二は、スタバを探したがるのか? それは、元カノとの出会いが、コーヒーショップのアルバイト面接だったからである。

今までにも、聖二の未練トークは続いていたが、番組には、「早く忘れろ。」といった意見のほかにも、「4年間、ひきずっていました。」とか、「聖二の気持ち分かります。」と言うような、聖二を擁護する意見も多数寄せられているようだ。

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翌日、相変わらす、スタバを探し続ける聖二、その隣に座るが、しきりに、聖二のにおいをかぐ。いわく、「良いにおいが出ているんです。」スタッフが不思議そうに、「そんな人いるの?」と聞くと、「今度、ぜひ、においをかいでみてください。」と。えっ、においかぐの?

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翌日もは、しきりに、聖二のにおいをかぎ続ける。さらに、この日は、かぐだけでなく、ボディタッチも。翌日、そんな様子の宮くんが呼び出した。

宮くんは、にボディタッチのことを質問した。しかし、は、「クロも多くない。」と、話題を違う方向へ持っていかれ、肝心な答えは聞き出せなかった。

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翌日、ドライバーシュテパーンが、アイスホッケー場に案内する。そこで、メンバーがアイスホッケーを挑戦してみるが、すべることに精一杯で、とてもパスなどは出来なかった。
そんな中、今度は、シュテパーンが実演する。そんな、「氷の上の王子様」のようなすべりを見たクロは、「かっこいい。ただのドライバーじゃなかった。王子様にしか見えないよ。」

なんと、クロは、ドライバーに恋をしてしまった。

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あいのり #395

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ちなみに、「あいのり」では、以前にも、ドライバーに恋をし、カップル成立した前例がある。(第215話〜第220話 * 南アフリカ共和国にて。)
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