Remiと
リョウと別れたラブワゴンは、そのまま、国境へと進む。ドイツの旅はおしまい。
クロは、ここで終わるとは思っていなかったようで、
ドライバーとの別れ際、
「うそー!!」とびっくりし、
ドライバーに抱きつく。
はっちゃけた様子の明るい彼女であるが、ドイツでは、全く恋愛をすることは出来なかった。
--------
続いて、入国したのは、あいのり83カ国目
「チェコ共和国」、この国でラブワゴンを運転する
ドライバーは、
シュテパーンさん(25歳)、若々しいイケメンである。
ラブワゴンが走り出すと、新メンバーの登場である。まずはじめに、男性新メンバーを発見する。
海(21歳)、鹿児島県徳之島出身、バーテンダー、お酒はとても強い。
続いて、女性新メンバーを発見する。
よっこ(29歳)、北海道出身、ドッグベーカリー(いわゆる犬用のお菓子屋さん。)、20歳代最後をあいのりにかける。(そういえば、みそじの最初をあいのりにかけた
宮ねぇと言う人もいた。振られてひとり帰国したけど。。。)
男女2人を加えて、7人になったラブワゴン車内であるが、出発して10分後、妙に車内がくさいことに気づく。どうやら、
よっこと合流した際に、誰かがウンコを踏みつけ、そのまま、ラブワゴンに持ち込んだらしい。実際にウンコを踏んでいたのは、
宮くんと
海と判明する。
よっこのあいのり初仕事は、ウンコの始末であった。
--------
翌日、メンバーは、
「ブルゼニユ」と言う街にやってきた。
その日の午後、
クロは、
海を呼び出した。恋愛できていない
クロは、新メンバーに当たってみようと思ったのである。
クロは、
海の出身地のことを聞き出した。
海の実家は、
「電照菊」の栽培をおこなう農家であった。その後、
海は、
クロに島の方言を教えた。
クロが教わった方言は、
「アダー(痛い)。」であった。
--------
その日の午後、レストランにて、新メンバーの歓迎を兼ねて、ビールで乾杯をした。ビールと共に出てきた料理は、
「ウトペネッツ」と呼ばれるソーセージ、
「ウトペネッツ」を日本語にすると、
「土左衛門」だそうだ。
--------
翌日、
よっこが、
聖二を誘った。ついに、
よっこも
聖二の未練トークの犠牲になるのか? 案の定、犠牲になった。
その日の午後、
聖二は、外を見て何かを探していた。ドイツにいたときからそんなそぶりはあったのだが、
「スタバ(スターバックスカフェ)」を探しているようだ。なぜ、
聖二は、スタバを探したがるのか? それは、元カノとの出会いが、コーヒーショップのアルバイト面接だったからである。
今までにも、
聖二の未練トークは続いていたが、番組には、
「早く忘れろ。」といった意見のほかにも、
「4年間、ひきずっていました。」とか、
「聖二の気持ち分かります。」と言うような、
聖二を擁護する意見も多数寄せられているようだ。
--------
翌日、相変わらす、スタバを探し続ける
聖二、その隣に座る
桃が、しきりに、
聖二のにおいをかぐ。
桃いわく、
「良いにおいが出ているんです。」。
スタッフが不思議そうに、
「そんな人いるの?」と聞くと、
「今度、ぜひ、においをかいでみてください。」と。えっ、においかぐの?
--------
翌日も
桃は、しきりに、
聖二のにおいをかぎ続ける。さらに、この日は、かぐだけでなく、ボディタッチも。翌日、そんな様子の
桃を
宮くんが呼び出した。
宮くんは、
桃にボディタッチのことを質問した。しかし、
桃は、
「クロも多くない。」と、話題を違う方向へ持っていかれ、肝心な答えは聞き出せなかった。
--------
翌日、
ドライバーの
シュテパーンが、アイスホッケー場に案内する。そこで、メンバーがアイスホッケーを挑戦してみるが、すべることに精一杯で、とてもパスなどは出来なかった。
そんな中、今度は、
シュテパーンが実演する。そんな、
「氷の上の王子様」のようなすべりを見た
クロは、
「かっこいい。ただのドライバーじゃなかった。王子様にしか見えないよ。」
なんと、
クロは、
ドライバーに恋をしてしまった。
--------
--------
ちなみに、
「あいのり」では、以前にも、
ドライバーに恋をし、カップル成立した前例がある。(第215話〜第220話 * 南アフリカ共和国にて。)