プラハには、珍しいオブジェがたくさんあるが、特に目を引いたのは、
「大人の小便小僧」見るなり、
桃は、
「本物っぽいよね。」と言いながら、小僧のちんちんを触りまくる。
その後、
シュテパーンが連れて来たのは、とあるスパ。ここでは、名物の
「ビール風呂」が入れるので、メンバーも2人1組で入ってみることにした。
宮くんは、
桃と一緒に入る。しかし、
宮くんは、困ってしまった。眼中にちょうど
桃の胸が入ったのである。
「ぼんぼんなーる」で大きくしたと思われる胸を
宮くんは、直視できず、
桃も苦笑いであった。
そんな中、
聖二は、余り物になってしまい、1人ぼっちだった。
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その日の午後、
聖二と
よっこが一緒になる。聖二は、いままでの悲劇を話し始めた。彼は、今までに一度も、
「バレンタインチョコ」と言うものをもらったことが無いらしい。それを聞いた
よっこは、
「かわいそう。でも、もらえるよ、人生長いから。」と励ます。
そんな中、
クロの笑い声が聞こえ、今度は、
クロの話になる。
聖二は、
「もっと女らしくすればいいのに。」と言うと、
「クロはあれでいいんだよ。好きな人の前では可愛くなるのよ。」さらに、
「あいのりに出ている子は、しっかり自分を持っているなと思う。大人になると壁を作って心を開かなくなること多いから。」。
聖二は、
「俺の場合、俺の事を知っている人が知ってくれればそれでいいね。」と言うと、
よっこは、
「私は、自分の事を解ってくれてないなと思う。ただ、自分が相手の事を理解していないと思う。」
普通の会話が久々に出来た、
聖二は、満足げであった。
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この日、
シュテパーンは、
「コストニツエ教会」に連れて行く。ここには、多くの骸骨があった。
シュテパーンいわく、
「ここの骸骨は、すべて本物です。4万人の遺体から作られました。」。聞いたメンバーは、冷や汗。ここでは、避けることの出来ない
「死」を受け止め、
「生の尊さ」を示しているそうである。
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この日、
クロがラブワゴンの最前列をキープ、午後も、他のメンバーが思い思いの時間を過ごし、ラブワゴンは、
シュテパーン1人になっていた。2人きりのチャンスにもかかわらず、チェコ語が通じないがために会話が出来なかった。
そこで、
スタッフの通訳さんにお願いして、チェコ語を勉強することにした。
「ツォー アラート ジェラーシ ナランデ(どんなデートが好きですか?)」
「ユーメン ユーセ クロ ユメン(私の名前はクロです。)」
「ヤッキー セッキー リー ベァイ アロシュテンキー?(どんな女の子がタイプですか?)」などを覚える。
3日後、メンバーは、夕食のレストランに入り、ラブワゴンには、
シュテパーン1人、チャンスと見た、
クロは、ラブワゴンへ。
そこで、3日前に覚えたあれを試す。
「ヤッキー セッキー リー ベァイ アロシュテンキー?」
すると、驚くべき返事が、
「I have a girl.(彼女いるよ。)」
さらに、
「Stay with she.(同棲してるよ。)」
信じられない様子で、
クロは、もう一度聞きなおす。
「You live with her?(彼女と一緒に住んでるの?)」、すると、
シュテパーンは、
「Yeah.(はい)」
その後、
クロは、何も話さなかった。。。
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翌日、
聖二と
よっこが2人きりになった。
聖二と
よっこの理想像の話になる。
よっこは、
「普通でいい。」
聖二は、
「間違いなく、結婚したら、嫁さんのためだけに仕事が出来ると思うし、子供が生まれたら子供のためだけに。。。」
よっこは、
「らいおんハートだね。」と言った。
その日の午後、メンバーは、サッカーグラウンドへ。すると、子供たちが、
「Let's play football.(サッカーしようよ。)」と誘ってきたので、共にすることにした。
しかし、子供とはいえ、10人。男性メンバーは、めっためったにやられっぱなし。そこで、女性メンバーも参戦することになった。なかでも、
よっこは、裸足で登場した。その後、
聖二がゴールを決めた。
サッカー後、
聖二は、
よっこに
「足、痛くなかった?」と一言。
よっこは、
「痛かった。蹴れなかった。」。でも、ここで、
聖二は、
よっこのやんちゃな一面を見ることが出来た。
帰り道、空には、見事な虹が、
聖二いわく、
「こんなにでかくてアーチ型になる虹は初めて。」
そして、
聖二の
よっこへの恋も動き出した。
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