ラブワゴンがふと停車し、メンバーが降りてみると、何かを売っている露店があった。メンバー全員、
「気持ち悪い。」と言ったものは、体長20cm以上ある“世界一大きな”かたつむり、これは、ペットではなく食用、
ドライバーいわく、
「とてもおいしい。」らしい。メンバーも試しに食べてみる。意外とおいしい。しかし、食べない人が約1名、
ドライバーである。先ほど、自分で、
「おいしい。」と勧めておきながら、食べようとしなかったので、メンバーに無理やり口の中に入れられそうになっていた。
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翌日、ラブワゴンで、
よっこは、
聖二を避けて、
海の隣に座った。すると、後ろのほうで、
桃が、
「海とよっこ、同い年みたいに見えるよ。」と言ってきた。
桃いわく、
「夫婦って感じがする。」。しかし、実際は、
よっこは、29歳、
海は、21歳、
よっこが若作りなのか
海が老けているのかはわからない。
クロいわく、
「後ろ、全員子供だよ。」
その間、
聖二は、怖い表情になっていた。
ラブワゴンは、途中、小さな村に停車、休憩を取ることになった。そこでも、
よっこは、
海と2人きりになり、
聖二は、2人を、自慢の視力(1.5)で、150m先から、ただ見ているしかなかった。
夜、
聖二は、
クロと2人になる。
クロは、
聖二の相談をよく聞いていてくれていた。
聖二は、
「(よっこと)急激に仲良くなる方法はないのはわかっているけど、(よっこ海の2人も)お似合いだから、(海に)勝てる気がしない。」すると、
クロは、さらに、
桃も呼んでおり、三者面談になった。
桃の
「すごい、ドキドキしてるの?」の問いに、
「すんごい、胃が痛い。」と言う、
聖二。
桃は、
「心配性だね。」と言う。その後は、特に会話なし。犬の鳴き声だけが響き、2人が出した結論は、
「がんばるんだよ。聖二。」、がんばってもらうことだけだった。
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翌日から、
聖二は、
「がんばる。」ことになった。連日、30℃という暑い中、
聖二は、
よっこに献身的に尽くした。
3日後、市場に出かけたとき、よっこは、現地の子供たちを見て、笑っていた。
ある朝も、
聖二は、
よっこの荷物を持ってあげる。
桃と
クロは、
「優しいね。」と言っていた。
よっこは、
「うれしかったですよ。考えてくれているんだな。」と
聖二に対する見方が変わったようだ。
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この日、
聖二と
クロが2人になる。朝の行動を見て、
「熱い、すごい、超見習いたい。」と言い評価をする。
「(よっこに気持ちが)伝わるはず。そんな状況にあるよ。」しかし、
聖二は、まだ、元カノからの腕時計を着けていた。
「よっこさんが捨てろと言ったら捨てる。」と、まだ、捨てる気配はない。
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翌日、
聖二は、
ドライバーとある場所に向かった。そこには、怪しい
オヤジがいた。どうも、この
オヤジ、今までに、100組以上のカップルを成立させたという、ガーナでは最も有名な恋の呪術師らしい。
聖二は、
よっことの恋が成就するようにお願いした。
すると、まず、
聖二は、
オヤジから渡された紙に、自分の名前(
聖二)と、相手の名前(
よっこ)を書く。そして、その紙に、恋の呪文を捧げる。そして、バナナに2人の名前が向かい合うように紙を挟む。その後、神聖なる大地にバナナを納める。最後に、天に願いが届くように、銃弾を発砲(実弾)、そして、
オヤジから一言、
「必ず、カップルになれますよ。」
ついでなので、先日の奴隷収容所ホテルで倒れた
ADの除霊もしてもらった。
ADいわく、
「(肩が)重くなく、楽ですね。」
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神聖なる儀式が終わった後、
聖二は、
「まさか、(自分が)恋愛をするなんて思ってませんでしたね。あいのりに来て変わりましたね。」と今の心境を語る。
聖二は、そう思いながら、椅子を作っていた。ガーナでは、
「一生、この椅子で家事をしてほしい。」という願いから、好きな人に椅子をプレゼントする習慣があるという。
「よっこが、ほかの男性メンバーが好きであろうがそんなことは知ったこっちゃない。」椅子を作った後、向かったのは、ラブワゴン、
ドライバーから、チケットを貰った。
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告白の日、
聖二は、
よっこに、ガーナで最も高い山に案内した。この山に手をつないで登ると、不思議なことが起こるとされているらしい。
頂上には、ふもとの村を見渡すように十字架が立っていた。2人は、十字架のそばに座る。
「今日は、一風変わった、恋愛のお話でも...」と言いながら告白が始まるが、しばらく、緊張のあまり、沈黙が走る。ほどなくして、
聖二の
「始めましょうか?」の一言で始まる。
聖二は、
「この旅を始めたのは、元カノを忘れたいというのが目的で、(はじめは、)恋愛なんかできなくて、リタイアを覚悟していた。元カノと別れた時に、俺は絶対、恋なんてできないと思っていた。けど、あなた(よっこ)に会えて、もう一度...、ずっと言えずにいた言葉を言いたいと思います。」と、緊張しながら言った。再び、沈黙後、
聖二は、
「心の底から、魂込めて、よっこの胸に届くように伝えるんで聞いてください。」と言い、
よっこの右手を両手でつなぎ、
よっこと向き合って、
「よっこ、僕が好きなのは、あなたです。他の誰でもありません。世界中の誰より、あなたを愛したいです。」と告白した。
よっこは、
「ありがとう。」と言った。その時、
聖二の腕には、元カノからの腕時計は無かった。
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告白後、
聖二の部屋から、
「入りたいか?」、
「入りたくない。」とあやしい声が。。。部屋には1人しかいないはず。
部屋には、パンツ一丁の
聖二、手に持っているのは、干からびたカメレオン、このカメレオン、実は、先日の呪術師
オヤジから、
「(カメレオンをよっこに見立てて、)一緒に入りなさい。」ともらった、
「恋の秘薬」だった。たとえ、カメレオンが嫌がっても一緒に入らなければならない。そして、嫌がる(?)カメレオンと共に
聖二は、お風呂へ。
聖二いわく、
「水で(干からびた)カメレオンが、(元の形に)戻っているような気がする。」聖二は、カメレオンにお願いする。
「お前の力で、俺とよっこをひきつけてくれ。」すると、カメレオンは、口から泡を出しながら、
「うん、分かったよ。やってみるよ。」と言っているようだった。
聖二は、
「頼むぞ。カメレオン、お前にかかっているんだ。」と言うと、カメレオンは、再び、口から泡を出しながら、
「頑張ってみるよ。」と言っているようだった。はたして、カメレオンは、
聖二の願いを叶えるのか?
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