ゾマホンのおごりでベナンの高級料理を食べた午後、
クロと新メンバーの
シュレックが2人になる。
クロは、
シュレックに趣味を聞き出した。すると、
シュレックは、
「バイクが趣味」と答えた。どうも、バイクに乗って、京都や大阪、淡路島などを友達を背中に乗せて駆け抜けるのが好きらしい。
そのまま、
シュレックは、バイクの話を一方的にし続けたため、
クロは、ついていけなかった。
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その夜、
クロは、
こーすけを呼び出した。
クロは、
こーすけが来るなり、
「脱いで。」と言って、上半身を裸にさせた。そして、
クロは、
こーすけの体を触り始めた。
実は、
クロ、先日訪れた黒魔術の市場にこっそりと出かけ、恋が叶う黒魔術を受けていた。
怪しい魔術師は、まず、怪しい羽根を取り出し、びんに入った黒い液体を口に含むと、
クロの頭に向かって吹きかけた。
最後に、
「この市場のもので作った媚薬だよ。」と言って白い粉を取り出した。材料は、カラス大さじ2、ハリネズミ大さじ3、カメレオンが少々である。
クロは、魔術師に言われるまま、その粉を舐めた。そして、魔術師から、
「あなたの手には、好きな人を吸い寄せる力が宿った。その手で好きな人を触りなさい。」と言われ終了した。
と言うことで、今、
クロは、
こーすけの体を触りまくっていたのである。当然、
こーすけは、何が何だかわからなかった。
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翌日、
ゾマホンの案内で、
「ウィダ」と言う街へと進む。
ゾマホンいわく、
「アフリカの人々をよく知るために行かなければならない街。」
ラブワゴンは、とある広場で停車する。この場所から、
「奴隷貿易」で、アフリカ人は、南米・アメリカのほうへと連れ出された。この場所は、奴隷貿易で巨万の富を築いた末裔の豪邸であった。
広場の片隅には、木があった。
「帰還の木」と呼ばれるその木に、奴隷としてアメリカに売られていく人が3回くらい回らされた。肉体はアメリカに行っても死後、魂だけはアフリカに戻ってこれると信じさせることにより、奴隷を従順させていた。
広場から、海岸までの道は、
「奴隷街道」と呼ばれる。その街道には、
「帰らずの門」と言う門があった。この門をくぐると、二度と戻ることはできず、奴隷たちは、船の奥に詰め込まれ、アメリカへと運ばれた。
ゾマホンは、
「欧米人の書いたアフリカの歴史は、自分たちが残酷なことをやっていないかような記述をしている。欧米人の書いたアフリカの歴史を信じてはいけません。」
その夜、
ゾマホンは、アフリカの歴史について、メンバーからの意見を聞くが、メンバーがあまりにもアフリカのことや歴史に無知であったため、
ゾマホンは、怒り狂ってしまった。
ゾマホンからは、
「(歴史を知らずして、)恋愛をしてはいけない。」と、あいのりを否定する発言まで飛び出すことになってしまった。
スタッフが説得し、その場は、おさまったが、一方的に怒られたメンバーは、
「ただ、自分の意見を押し付けているだけ。」と怒りをあらわにした。
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