あいのり 第404話
「恋愛してはいけない」
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ゾマホンのおごりでベナンの高級料理を食べた午後、クロと新メンバーのシュレックが2人になる。クロは、シュレックに趣味を聞き出した。すると、シュレックは、「バイクが趣味」と答えた。どうも、バイクに乗って、京都や大阪、淡路島などを友達を背中に乗せて駆け抜けるのが好きらしい。
そのまま、シュレックは、バイクの話を一方的にし続けたため、クロは、ついていけなかった。

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その夜、クロは、こーすけを呼び出した。クロは、こーすけが来るなり、「脱いで。」と言って、上半身を裸にさせた。そして、クロは、こーすけの体を触り始めた。

実は、クロ、先日訪れた黒魔術の市場にこっそりと出かけ、恋が叶う黒魔術を受けていた。
怪しい魔術師は、まず、怪しい羽根を取り出し、びんに入った黒い液体を口に含むと、クロの頭に向かって吹きかけた。
最後に、「この市場のもので作った媚薬だよ。」と言って白い粉を取り出した。材料は、カラス大さじ2、ハリネズミ大さじ3、カメレオンが少々である。クロは、魔術師に言われるまま、その粉を舐めた。そして、魔術師から、「あなたの手には、好きな人を吸い寄せる力が宿った。その手で好きな人を触りなさい。」と言われ終了した。

と言うことで、今、クロは、こーすけの体を触りまくっていたのである。当然、こーすけは、何が何だかわからなかった。

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翌日、ゾマホンの案内で、「ウィダ」と言う街へと進む。ゾマホンいわく、「アフリカの人々をよく知るために行かなければならない街。」

ラブワゴンは、とある広場で停車する。この場所から、「奴隷貿易」で、アフリカ人は、南米・アメリカのほうへと連れ出された。この場所は、奴隷貿易で巨万の富を築いた末裔の豪邸であった。

広場の片隅には、木があった。「帰還の木」と呼ばれるその木に、奴隷としてアメリカに売られていく人が3回くらい回らされた。肉体はアメリカに行っても死後、魂だけはアフリカに戻ってこれると信じさせることにより、奴隷を従順させていた。
広場から、海岸までの道は、「奴隷街道」と呼ばれる。その街道には、「帰らずの門」と言う門があった。この門をくぐると、二度と戻ることはできず、奴隷たちは、船の奥に詰め込まれ、アメリカへと運ばれた。

ゾマホンは、「欧米人の書いたアフリカの歴史は、自分たちが残酷なことをやっていないかような記述をしている。欧米人の書いたアフリカの歴史を信じてはいけません。」

その夜、ゾマホンは、アフリカの歴史について、メンバーからの意見を聞くが、メンバーがあまりにもアフリカのことや歴史に無知であったため、ゾマホンは、怒り狂ってしまった。ゾマホンからは、「(歴史を知らずして、)恋愛をしてはいけない。」と、あいのりを否定する発言まで飛び出すことになってしまった。
スタッフが説得し、その場は、おさまったが、一方的に怒られたメンバーは、「ただ、自分の意見を押し付けているだけ。」と怒りをあらわにした。


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あいのり #404

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