あいのり 第409話
「あふれる想い」
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ベナンを旅するラブワゴンが、この日やってきたのは、「ナティティング」と言う町、車内では、クロこーすけが隣同士になり、目薬を差したり、お互い会話をしたりして、楽しそうな雰囲気であった。反面、は、浮かない顔をしていた。

その後、公園でも、クロこーすけが2人になる。こーすけクロのことを「まっすぐで、一生懸命物事を考えて、しゃべりやすくてよい子。」と言うと、クロは、うれし涙を流していた。

一方、は、まだ浮かない顔をしていて、と2人になった。しかし、は、うわの空で会話になっていなかった。
その時、宮くんが、と会話をしたく、近くを通るが、大事な話をしているとのことで、5分後にもう一度、のもとに来ることにした。

(2分ほど過ぎたが、)5分後、宮くんは、に言って、から離れてもらって、宮くんは、と2人きりになった。宮くんは、が浮かない顔をしているので、聞いてみると、「(こーすけと仲良くしている)クロがいなくなったらと考えると、(クロの)代わりはいない。」と、もし、このまま、クロこーすけが帰国したら、自身に、心の支えが無くなってしまうような気がしていた。

その夜、スタッフ部屋に、宮くんの姿があった。宮くんは、「桃は、クロが(こーすけと帰国して)いなくなったら、(心の支えを無くし、)本当にリタイアするかもしれない。」と言って、泣きだした。

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翌日、宮くんは、クロと2人になっていた。宮くんは、クロに髪の毛を切ってもらっていた。クロは、宮くんに、最近、とどんな話をしているか聞いた。すると、宮くんは、「クロの話が多いよ。」と言って、さらに、「クロが(こーすけと帰国して、)消えてしまうのが怖い。」とも言った。クロは、自分がリタイアをすると思われていると感じたのかもしれないが、「消えることはありえない。」と言った。

しばらくすると、今までよりも、より、女の子っぽい、かわいい感じの髪型になった。クロは、「明日からも頑張ろうね。」と言った。

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それで、火がついた宮くんは、その足で、ラブワゴンに向かった。ドライバーから、に告白するためのチケットをもらう。宮くんは、人生初の告白に向かう。

夜、古い教会で、宮くんは、を待っていた。宮くんは、告白で何を言おうか悩んでいた。すると、がやってきた。

そして、宮くんの人生初の告白が始まるが、緊張のあまり、声が出ない。が、「もう少し、大きな声でしゃべってよ。」と言うと、宮くんは、がんばって、少し大きな声で、「これからも俺のそばにいてほしいと思う。桃のことが大好きです。」と言った。そして、「中途半端だけど、告白しました。ごめんなさい。」と、うまくないと思った告白を謝った。しかし、は、決して、そんな風には感じておらず、むしろ、「何で謝るの?」と言った。

告白の最後に、宮くんは、に手紙を渡して、その場を立ち去った。


<宮くんの手紙>

5か月すっと一緒だった桃、今でも奇跡だよなと思う。
今まで、いろんな面で、桃は、支えてくれた。
『好き』って気持ち教えてくれた。
それなのに、俺・・・桃に何もしてあげれなかった。
桃が泣いている時も、ただ、横にいる事しかできなかった。
ごめんね・・・今度は・・・俺が桃を支えるよ。
絶対に、くずれない強い支えになる。
だから、お願い、ずっと俺のそばにいてほしい。
溢れる位、桃のことが大好きです。俺と逢ってくれて心から感謝します。


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あいのり #409

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