あいのり 第410話
「ラスト・フレンズ」
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宮くん告白後、そのことがスタッフによってほかのメンバーに伝えられた。クロは、信じられない様子で「うーそーでしょ!?」と言っていた。

そのころ、宮くんは、スタッフに、現在の心境を言っていた。「自信は、ないですね。混乱して、何言っているか分からなくて。」一方、は、「びっくりしました。ここまで宮くんの気持ちがあったとは思わなかった。」と言う。

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運命の朝、これで、最悪、今まで旅をしてきた親友2人と別れることになる、クロは、複雑な思いで見ていた。宮くんが待っていると、しばらくして、がやってきた。の答えは?
「宮くんとは、5カ国旅をしてきて、ドイツで出会った時は、おとなしくて弟のような存在であった。でも、ずっと、宮くんに支えられてきた。ある時期、(自分が、)あいのりメンバーの一員でいいのか? (自分は、)必要のない存在なのか? を考えてて、すごい慰めてくれる宮くんを見て、宮くんは、とても頼もしい男性に見えてきた。「好きって何?」って宮くん、よく聞いていたけど、昨日、宮くんが全力で伝えてくれて、すごい嬉しかった。でも、(自分は、)あいのりに出るのが夢で、中途半端では帰れない。宮くんのことは、好きになれなかったので一緒に日本に帰ることはできません。」と、もう少し、旅を続けることを選択した。

メンバーと別れた宮くんは、最後に、今の心境を、スタッフにこう言った。「満足です。言いたい事が言えたし、俺のために泣いてくれたし、それだけで充分です。桃には、本当にいい恋をして帰ってもらいたいですね。」こうして、宮くんの旅は終了した。

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宮くんと別れたラブワゴン車内では、クロが号泣していた。目を腫らし過ぎて目に冷却シートを着けるを見て、こーすけは、「ひどすぎ。」と言う。

その時、テンションが落ちているメンバーがいた、シュレックである。彼は、先ほど、宮くんとの別れ際、握手をすることができなかった。

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その日の午後、クロが一人、ホテルのレストランで待っていた。宮くんの告白で勇気をもらったクロは、自分も、こーすけのために何かをしなければと思っていた。
少しして、こーすけがやってきた。クロは、こーすけ「見せたいものがある。」と言って、目をつぶってもらった。こーすけが目を開けると、こーすけの目の前には、クロが作った肉じゃががあった。こーすけの好物が肉じゃがであることを聞いていたクロが、こーすけに内緒で、ホテルの厨房を失敬し作っていた。

こーすけには、大好評。クロは、こーすけに、ただ肉じゃがを食べてもらうために呼び出していたので、その後は、適当に話をして終了。クロは、こーすけ「また明日。」と言って、後にした。

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クロが部屋に戻ると、すぐに、自分の荷物の整理を始めた。そばにいたは、はじめ、クロの行動を理解できなかったが、それが、こーすけへの告白を予告するものであることはすぐに気がついた。クロは、向かう前に、よっこに、「私は、適当な人間だから、いつも自分勝手に動いていた。でも2人は、すごい優しくしてくれて、よっこは、いろいろと教えてくれて、桃は、すごいかわいくて、いつも優しくて。(こーすけの事は、)10分で大好きになって今でもその気持ちは変わっていない。今から告白に行ってくる。私も頑張ってくるから。」と言ってラブワゴンに向かった。

は、「みんないなくなっちゃった・・・。」と泣き崩れ、宮くんとの別れで腫らした目を、ますます腫らすことになってしまった。

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あいのり #410

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