あいのり 第412話
「検証! クロはどうしてフラれたのか?!」
前回のあいのりで、こーすけに「好き」とか、「大切な人」と言われたのにもかかわらず、振られてしまったクロ。今回は、緊急スペシャルとしてスタジオにいつもの3人に加え、ゲストとしてベッキーさん、石田純一さんを迎えて、今回の一件を検証することとなった。
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まずは、クロと、こーすけの出会いから告白までを振り返る。出会いは、アフリカ・ガーナ共和国、こーすけ合流直後、桃が、こーすけに、「好きな芸能人は?」と聞いたところ、「鈴木紗里奈」と答えたことで、クロが動き出した。
浜辺で馬に乗っていた時に、ほかのメンバーが乗っていた馬が興奮して暴れだし、こーすけの乗っていた馬を前蹴りし、こーすけは、けがを負って一時離脱してしまう。その際、クロは、こーすけを見舞い、入浴などを介助した。その時、クロは、こーすけと恋に落ちた。
それから、クロとこーすけは、2人でいることが多くなった。ガーナでの民族衣装選びの時、(この部分は、本編ではカットされたが、)恒例のコンテストを行った。その時、こーすけは、2回ともクロを選んでいた。
クロとこーすけは、お互い両想いのように見えた。
そして告白、告白場所として屋外の滝を選んだのは、クロの希望であった。クロいわく、「(自分に)似合わないほど、素敵な場所。」クロは、この時、告白の内容は、何も考えておらず、気がついたら、こーすけが来ていたと言った感じだった。このため、言葉が思いつかず、短い告白となった。しかし、ディレクターから、「もう一回行って想いを伝えて来い。」と言われたので、再び、滝の上から想いを伝えた。告白後、そのときは、8割方、クロは、2人で帰国できると信じていた。
しかし、運命の朝、こーすけは、まず、クロとの思い出話をたくさん語った。「(クロのことが)いつの間にか好きになってて。」と言われたとき、クロは、薄々気がついた。「結果として好き」なのではなく、「過程として好き」なのではないかと。クロは、後者でないこと、「でも」とか「だけど」とかを言われないことをただ祈っていたが、その反面、このときからすでに、心の中で、振られる準備をしていた。こーすけは、その後、「だけど。」と言った。クロが振られた瞬間だった。
クロは、その後、言われたことを何も覚えていない。
ここまでが前置き、ここからが本題となる。
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スタッフは、運命の朝の後、なぜ、このような結果になったのか疑問に思い、こーすけに理由を聞いていた。すると、こーすけは、「自分の中で好きと言う気持ちはあったのだが、ちょうどこれから深くなりかけているときの告白で自分は、クロのことをよく知らなかったし、ここで付き合っていたら、日本にいる時(日本で告白されて、付き合い始めるの)と変わらないと思った。」と言った。あいのりの旅に参加したのに、日本にいる時と同じ恋愛をしていたのでは、意味がないうえ、そのような恋愛ならば、あいのりに参加する意味はないと考えていたのである。ただし、クロに、「好き」と言って、思わせぶりに見えてしまったことは、「すみません。」と詫びた。
その日の夕食後、こーすけは、「さっきの話のことで。」と言って、再びスタッフを呼び出した。思わせぶりな態度に見えてしまったことをすごく後悔している様子であった。「知らない土地で、知らない人と出会い、最高の恋愛をして結婚したい。」と思っていたこーすけ、完璧な恋愛にこだわった結果、クロを振ることになってしまった。
ただ、完璧を目指すこーすけにとって、今後、クロ以上の「完璧な相手」が現れるかはわからない。このまま、全く相手が現れず、恋愛できないかもしれない。ある程度、妥協しないと、今後、恋愛どころか、旅すら続けられないような気がしないでもない。
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今回は、相関図はありません。