あいのり 第245話
「nineteen」
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あいのり #245

今回、ラブワゴンがやってきたのは、ケニア中部の町「ケリチョ」。この町は、紅茶の産地として有名で、ところどころに茶畑が目立つ。
翌日、メンバーは、公園へ。そこでは、イッチーと、おーせが一緒になり、おーせの恋愛観について語る。
おーせ「最後に付き合ったのが2年前なのー」
イッチー「あーそうなんや」
おーせ「その人と別れて以来、好きな人はいるけど付き合ってねーさ誰とも」
イッチー「あー」
おーせ「何か好きな男とか出来るとすぐ、体でつなぎ止めちゃうの。何か、何かエッチすればやさしいしーとか、何かおーせ寂しがり屋だから優しくされるとついつい行っちまうさ」
おーせ「マジ最悪だよ!最後にパコッた奴とか名前間違えられたかんね。だからそれでー、今年は足を開く前に心を開くって誓ったさ」

その日の夕方、話題は、ヒデの高校時代。
ヒデ「うちの制服ね、あの、あの雑誌に載るほど、あの〜載ったの。あのねー何か、いい・・・カッコいい・・・」
イッチー「山梨限定雑誌やろ?」
ヒデ「違う、ホントに!」
イッチー「ていうか近いよな。お前高校とか。でも」
ヒデ「いやぁ遠い昔だよ。」
イッチー「懐かしいとかでも2年位前やろ?言うても。2年前高校生やろ?」
ヒデ「えぇと去年の3月卒業しました。」
かよ「えぇ!?ヒデとのこう(年齢の)差が縮まってたけど今すっごい、遠くなった気分」
イッチー「遠〜く〜♪」
ヒデ「・・・・・・」

その夜、かよは、
かよ「そんなただ付き合う、付き合・・・うだけならいいけどもう26歳だし、すぐ結婚とかじゃないけど、こう今付き合いだした人は何年か経ったら結婚するかなとか」
かよの日記“ヒデとは現実的な話をしてない。聞いてみたい。帰ってから続かないのは嫌だし”
ヒデとの帰国後を考えるかよ

翌日、かよは、いきなり本題を、、、
かよ「もしもね考えて・・・26ってなると結婚とか考えるじゃん?ヒデって(結婚は)どうなんだろーと思って・・・今後もしヒデとかよが一緒に帰ったとして・・・そういうの」
しかし、かよが、イッチーと付き合っていると思っているヒデにとって、この質問は、きついものであった。ヒデが答えられる質問ではない。現に答えられなかった。。。

その後、トイレ休憩時、ヒデは、イッチーと一緒になる。
ヒデ「(かよは)悩んでいるみたいじゃないか。」
イッチー「?俺らはそういう話よくしてるだから。」
ヒデ「あー」
イッチー「かよと2人でおるって時とかっていうのはまぁ仕事とか、まぁ全部そんなんを含めて・・・」
ヒデ「・・・」
「俺らはそういう話よくしてるだから」と言う発言で、ヒデにとってみれば、かよは、イッチーが好きだと言う誤解をさらに強める結果となってしまった。かよは、ヒデのことで、イッチーに相談していただけなんですけどね。結果、夜、スタッフ部屋では、
ヒデ「もう本当にもうはいもう、泣きそうになりました、もう本当に。今まで歳とか意識してないで考えていた分、何か、やっぱそういうのあるんだなって・・・。トドメさされた・・・もう本当、エイッて感じで、エイッて感じで。もう何か『ヒデ死ね!』みたいな、もうそんな感じでもう・・・終わりもう・・・完全にフラれました。もう本当に何もかも。ありがとうございました。ス〜フ〜」

翌日、メンバーは、「三日月島」と言う島に渡ることに、ここには、草食動物が放し飼いにされており、肉食動物がいないため、草食動物の楽園となっている。そこで、昨日のことを引きずっているヒデは、なぜか、かよではなく、瀬里葉を誘う。
ヒデ「ンンッ んー、片想いって凄い切ないって思うんだよね」 瀬里葉「切ないよね何か、ちょっとでもさ何か。ワゴンとかで座ってて体の距離が近いだけで気になっちゃったりとかすると思うもん。何か、好きな人(イッチー)がいて、その好きな人(イッチー)が他の人(かよ)を見てるって思ったらもう、好きにはならないと思う」
ヒデ「あー」
瀬里葉「二番目でいいからその人と一緒に旅をしてたいと思っちゃうと思う」
ヒデ「あ〜。切ない旅ですな−これは」
瀬里葉「切ない旅ですなー」
ヒデ「俺は知らなかったよ。この旅の意味・・・あの、奥深くまで。」
瀬里葉「切ない今?」
ヒデ「う〜ん、最近は吹っ切れたっていうか・・・」
瀬里葉・ヒデ「うーん」
瀬里葉も、イッチーが、かよを好きと誤解していたため、2人が話すことにより、誤解であることが気づきにくくなってしまう。
その頃、イッチーと、かよが、
かよ「こういう話してんのってこん中でイッチーしかいないね、何か。やっぱ皆、現実的な話っつうか、日本に帰ってからっていう話はないじゃん?歳も違うからかもしんないけど。」
イッチー「ヒデ辺りは全然夢見ていい歳やからな。あの歳から現実見てたら逆にちょっとアカンよなと思うわ。」
かよ「うん・・・」

翌日、近くの公園で、地元の人とバスケットボールをするヒデの姿を見て、
かよ“19歳だから今からやること考えたり色々あるだろうし遊びたくなるだろうし・・・かよは付き合って幸せかもしれないけどヒデは凄い制限とかいっぱいされちゃって何にもしないで終わっちゃいそうだなっていうのも・・・”
かよの帰国はあと2日後。。。

翌日、この日は、かよにとって、あいのりの旅、「最後の日」。つまり、明日、「旅の期限」により帰国しなければならない。しかし、朝食時、ヒデの姿はなし。また、遅刻と思いきや、今度は、本当に体調を崩して動けないようだ。結局、ドライバーの提案で、メンバーは、ラブワゴンの洗車をすることに。

そんな中、かよが、ヒデの朝食を食べていないと言うことを心配して、一人、お見舞いに行くことに。
そして、ヒデの部屋へ、
かよ「大丈夫?ご飯食べてないかなぁと思って、おかゆ作ってきたんだけど。(熱)凄いあるじゃん」
ヒデ「ふぅ〜んはぁはぁ」
 しかし衰弱しきったヒデはお粥すら食べられない
ヒデ「はぁ、うーん、はぁはぁ。はははっどうした?」
かよ「ううん。早く治してね」
ヒデ「うん。はぁはぁはぁ」
かよ「グスッ。じゃあね、お大事に!お大事にね」
ヒデ「うん」
ヒデの部屋から出てきたかよ
かよ「だめだ。泣きそうになっちゃったからもう出てきちゃった。全然何も話出来なかった。何かもう話せないから話さなきゃいけないかなと思ったんだけど」
「旅の期限」があるので、だめなら、明日、帰国するしかないだろう。。。ここまできたら、覚悟はしているはず。。。

その頃、ヒデは、
ヒデ「なぜ、自分が好きな男性に誤解されてしまうような他の男性にお粥を作るなんて事を・・・。というか、どういう事ですかね?」
ディレクター「考えられるとしたら?そういう状況でそういうおかゆを作るという事をどういう意味だと思うの?」
ヒデ「僕は何か大きな勘違いをしてたんですかね?」
あきらかにヒデが誤解しているのですが、果たして、「旅の期限」までに誤解を解くことが出来るのか。

その夜、体調が戻り、病院から戻ってきた、ヒデ。そこには、かよが待っていた。
かよ「良かったね、元気そうになって。」
ヒデ「うん」
かよ「うん」
ヒデ「目腫れてない?」
かよ「ちょっとね・・・グスッグスッグスッグスッ」
ヒデ「時間はもう迫ってるの?」
かよ「・・・明日帰る」
かよ「ヒデは恋してたの?」
ヒデ「諦めた」
かよ「風邪治して、明日からも頑張って。じゃあね」
ヒデの誤解は、解けていなかったのか?
果たして、明日、「旅の期限」の日、ヒデは、かよに本当の胸の内を伝えることが出来るのか?それともそのまま逃げてしまうのか?
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