メンバーは、とある場所で昼食後、新メンバー、
歯医者による、歯磨き指導が始まる。
なんと歯ブラシは、歯科専用の
歯医者ご用達で、なんと時間は30分。長すぎである。毎回やっていたらかったるそうな歯磨きである。
歯磨き後、
歯医者は、学習院の
瀬里葉を誘う。
歯医者 “目が凄く可愛いなって気づきましたね”
歯医者は、すでに、ターゲットを、学習院の
瀬里葉に絞っていた。
歯医者 「年上も良いよ。かなり離れてても良いよ。どう?だめですかね?ありえない?いや、それオッケーっていう目で見てくれないと困るんだけどな、おれ」
瀬里葉「ですよね」
歯医者 「12個ぐらい離れてるのがね」
瀬里葉「一回りですよね」
歯医者 「丁度いいよな、全然関係ないと思うけどね」
瀬里葉の反応は、
瀬里葉「それだけ人生経験を積んでると、憧れもあるし、好きになるって結構簡単だと思うんだけど」
歯医者 「本当に?」
瀬里葉「うん」
意外にも好印象である。しかし、この後、
歯医者は、専門的なことを話し始めるので、
瀬里葉、ちんぷんかんぷんになってしまうのであるが。
その後、メンバーは、再び孤児院へと行く。その夜、
「あいのりショータイム」と題して、孤児院の子供たちに、出し物をすることに。
裕くんは、
紙芝居、ゾウ子とか出てくるこの紙芝居は、第236話でタンザニアの小学校で行ったものを使いまわしている。使いまわしなのになぜか大好評である。
「あいのりショータイム」終了後、
瀬里葉を見つめる、ある一人の少年がいた。気になった、
瀬里葉が声をかけると、どうやら、少年が生き別れた姉に、
瀬里葉が似ているようである。
翌日、メンバーは、子供たちに、日本の遊び、
「はないちもんめ」を教えていると、昨日、
瀬里葉のことをじっと見ていた少年が来た。
歯医者も気になっていたようで、
歯医者 「ちょっと目が充血してるのが気になんだよね、おれね。ケンカでもしたのか?歯ブラシした?」
その後、事情を先生から聞くことに、すると、少年の名前は、
ベニヤム君。10歳。6歳のときに姉と生き別れた。少年がもともと住んでいた町は、ここから、2日かかる、
「シャシャマネ」という。日本で言えば、東京から青森ほどの距離であるが、日本に比べて、交通事情が悪いため、消息を確認することは困難であった。そのため、姉に捨てられたと思っている
ベニヤム君は、笑顔を失っていたのである。
すると、
瀬里葉は、
瀬里葉「出来れば私じゃなくてホントのお姉ちゃんに会わせてあげたいし」
メンバーは、
ソルト「あいのりは恋愛するだけのもんやと思ってたから絡みたくない、っていうか綺麗事が嫌い」
じゅん平「ただね、会いたいって思うのは、あの子は多分(お姉さんが)生きてるって信じてるからだと思うんだよね」
おーせ「もし、本当に家族が死んでたとしても、いつかはさ現実と向きあわなきゃいけないわけじゃん、遅かれ早かれ」
イッチー「ホンマに生きて元気にしてる事がベストであって、やってみる価値っていうのは間違いなくあるとは思うやんか」
じゅん平「どっちがいいか、わかんないから、もう何もわかんない」
歯医者 「じゃあ、お前は」
じゅん平「だから、今、考えてんじゃん」
歯医者 「あ、そう」
じゅん平「だから、おれは答え出せねぇっつってんじゃん」
行くべきか行かぬべきか、意見が2つに割れてしまう。しかし、
瀬里葉「なんか私はお姉ちゃんに似てるって言われたのが辛いっていうか、親や家族から抱きしめられた事なんてないんだろうなとか思ったし、で、唯一記憶に残ってるのがお姉ちゃんなのかなって思って、お姉ちゃんの面影探してる姿っていうのが凄い印象的で連れてってあげたいなって思います」
この一言で、メンバーは、
ベニヤム君の姉探しに協力することに。
そして、メンバーは、
「シャシャマネ」に到着。
ベニヤム君の実家の手がかりは、
「教会が近くにある」こと。ここ、
「シャシャマネ」には、30もの教会があるため、しらみつぶしに探すことにする。
探していると、
ベニヤム君が、反応する。どうやら、付近の景色に見覚えがあるようだ。そして、
ベニアム「僕の家だ!」
フィケール「間違いないか?」
ベニヤム「うん」
フィケール「あの花が咲いてるところ」
家を見つけたようだ。孤児院の先生が、家に行き確認。
先生「生きていればいいが。誰かいるぞ。孤児院から来た者ですが・・・女の子が住んでいませんか?」
*「住んでるよ」
先生「小さな女の子?」
*「そうです」
先生「今どこにいますか?」
*「ここにいます」
*「セゲレラ、ちょっとおいで」
先生「ベニヤムのお姉さんだね?」
セゲレラ「はい」
ベニヤム君の姉に間違いない。
ベニヤム「ただいま」
そして、感動の再会! みなさま(スタジオ含めて)号泣。
「あいのり」ってこういうこともやってしまうのですね。
姉が実際に瀬里葉にそっくりだったかどうかは、言及しない。