ヒデを中田選手と誤解したビストロを出たメンバー。盛り上がるメンバーをよそに、じゅん平だけが、元気がない。もちろん、りこが、じゅん平の恋愛相手を、おーせだと思っていることである。
10時間の大移動をした後、到着したのは、「ルムシキ」。
翌日、じゅん平がりこの隣に座る。思い切って、キスのことを聞いてみる。
じゅん平「俺ね、キスとか意外と好きなんだけど。だけど何か大事にしたい自分もいるんだよ。一回一回のキスを想いでにしたいから。ねっすごく・・・そうですね。その娘との想いでを一回のキスであってもそれがすごい思い出となるキスだとしたらいいじゃん」それを見ていた、おーせは、せつなくて仕方がなかった。
そんな、沈み込むおーせに気が付いたのは、ヒデ。おーせが先が見えず自分を失いかけていることを、ヒデは、気づいていた。おーせは、ヒデに聞いてみる。
おーせ「おーせがじゅん平好きそうに見える?」それに、ヒデは、
ヒデ「こっちのアフリカの人ってね、何か物とかあげるやん。(俺たちは)もらう人がありがとうって言うやん。(アフリカでは)あげる人がありがとうって言って渡すんだって。」と、「素直になれ。」と言った。
ヒデ「その理由はなぜかっていうと物をあげるっていうことはその人に対しての嬉しい気持ちがある訳じゃないですか。そういう気持ちにさせてくれてありがとうっていうことで物をあげる時にありがとうって言うんだって。おーせもそういう時あったら素直に気持ち出せばいいんじゃないの」
翌日、ホテルのテラスで、じゅん平は、美容室で働いているりこに散髪をお願いすることにした。りこ自身も、このとき、じゅん平は、散髪後、おーせに告白するものとばかり思っていた。なので、当然、りこ本人が、じゅん平から告白を受けるとは思っていないはず。
散髪中、りこは、ちょっとカットを間違えてしまった。もしかすると、(じゅん平がこれから告白する)おーせに怒られるのではないかと心配になる。
散髪後、じゅん平は、りこのもとを立ち去る。
そのころ、ホテルのスタッフ部屋には、裕くんの姿が、
裕くん「気持ちは・・・りこにすごく傾いています」でも、かなり遅すぎかもしれない。じゅん平は、すでに、りことの告白モードに入っている。
告白のために、りこのもとに、チケットを持って戻ってきた、じゅん平。じゅん平は、この国で「あいのり」の旅を終わらせることを、りこに告げる。そして、じゅん平は、切り出した。
じゅん平「多分りこはあんま気づいてなかったかも知れないけど俺はずっとりこを見てたんだ」りこは、いままで、まったく気づいておらず、びっくりした様子であった。
じゅん平「そう俺のね、性格もあんねんか。性格上こうあんまり(本心を)出せへんってのあって。何か人に気づかれへんような行動取ったりしてまうから。ただ俺の中ではずっと(りこを)見てて。何て言うかな。りこが横にいると一番ドキドキするんだ。味わった事ない感じになれるから。それが恋愛なのかなって思ったりするし。今まで無かったから。口下手だから何言っていいか分からないからとにかく俺はりこの事が好きやねん。だからあした待ってるし。ホンマに素直な気持ちで答えを聞かせてください。」
告白後、スタッフは、おーせにもじゅん平とりこが告白したことを伝えなければならなかった。おーせは、絶句した。