あいのり 第336話
「スイッチ・・・」
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首都 「ストックホルム」 を歩くメンバー。この日は、 植っき が、 ヤンクミ を誘う。
ここで、 植っき は、先日の ちゃき を傷つけた一件を話す。しかし、こんなこと、失敗のうちに入らないと言われてしまう。

その日の午後、メンバーは、市庁舎へ。ここは、 ドライバー の言う通り、ノーベル賞の祝賀晩餐会や表彰式が行われる場所。最近の日本人受賞者では、 小柴昌俊 さんや、島津製作所の 田中耕一 さんなどが記憶に新しい。
メンバーは、なぜか、ひとりも受賞者を正確に答えることができなかった。(前首相は受賞者ではない。)

翌日、 横みー が、 ヤンクミ を誘う。 ヤンクミ は、うれしかったが、 横みー にそんな気はなく、単にローテーションの順番がたまたま ヤンクミ に当たっただけ。
2人で歩いていると、雨が降ってくる。そこで、 横みー は、さりげなく、傘を取り出し、 ヤンクミ に差してあげる。
そんな気遣いに ヤンクミ は、優しさを感じた。
ヤンクミの日記“雨の中 クミがぬれんようにななめにしてくれたり 足もとをみながら歩いてくれたのは横みーだけでした カサ1つで 人への優しさとか分かるんだなぁって思った”


翌朝、 スタッフ 部屋に、 ヤンクミ の姿が、どうやら昨晩、いい夢を見たようだ。その夢には、あるメンバーが登場していた。
ヤンクミ「えー 今日は夢を見て久しぶりに 最初憶えてなくて でも あいのりのメンバーの男の子誰かが出てきたと思いよって え 誰なんじゃろって ずっと一生懸命考えながら化粧しよってわかったのが たぶん横みーだったんですよね出てきたのが 恥ずかしい でもそれは なんで出てきたかもわからんし なに・・・どういう感じで夢の中で出てきたんかも全然憶えてないけど 出てきたんだよなぁ なんでじゃろ?」

恋をすると、元総長もカワイイ☆。

翌日、 ドライバー の知人宅におじゃまする。このお宅は、170平米の5LDK。スウェーデンでは当たり前らしい。6かも、毎年夏には、2ヶ月の休みを取り、別荘にバカンスに行くそうである。日本では考えられない生活である。

さらに、日本では考えられないのは、スウェーデンでは、まず、出産費用は全てタダ。
義務教育は全てタダ、義務教育でなくても公立の学校であれば学費はタダ。
医療費は、年間13500円以下。失業手当は、所得の80%。
年金は、年額400万円だそうだ。

そこで、メンバーは、スウェーデンの高齢者の生活を見るべく、サービスハウスという、日本でいえば、老人ホームのようなところを見学させてもらう。この施設は、1階に、レクリエーションなどを行う、ホビールームと言う部屋などがあり、2階以上に、高齢者の住居がある。家賃は月8万円と安い。

なぜ、スウェーデンでは、このような社会保障が出来るのか、まず、税金が高い。消費税は25%だし、消費税以外にも税金はある。すべてをあわせると、収入の7割近くを納めている。しかし、国民の不満は、少ない。なぜなら、確実に自分たちのために使われているから。生活を国が面倒見てくれるから、貯金の必要はない。税金以外のお金は、自分のために使用できる。税金の使い道をきちんと公表している点で、国民の信頼を得ているのである。

その日の午後は、ちょっと、変わったホテルに宿泊。ここは、前に刑務所として使われていた建物をリニューアルしてオープンした場所。夜、 ドライバー が、旅の資金を浮かそうと、ミルク粥を作ってくれるが、味はいまいち。

翌日、 ちゃき との一件が解決していない 植っき は、表情が暗い。
そんな中、 ちゃき と、 三ちゃん が一緒に。ここで、ある、 三ちゃん の秘密が明かされる。実は、 三ちゃん 、誕生日が「三づくし」3月3日 だったのである。ある意味、すごいのか、くだらないのか。。。

その日の夕方、 ちゃき と、 植っき が2人になる。 植っき にしてみれば、ここで、 ちゃき と仲直りしたいものである。
そこで、口では言いにくかったので、手紙を渡して、その場を立ち去ることに。その手紙は、
植っきからの手紙「“この間は軽はずみな言葉なんかで傷つけてごめんなさい ちゃきがどんな人を好きになろうがどんな恋をしようがそれはちゃきの価値観であって絶対否定しちゃいけなかったね。これからはそういった価値観を全部受け入れられる人間になっていこうと努力していくわ許して”」

ちゃき は、こういう、 植っき の不器用さに惹かれ、涙をながしていた。。。

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