あいのり 第342話
「静かなる悲劇」
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ノルウェーの「ロフォーテン諸島」を旅するラブワゴン。この日は、物価の高いノルウェーで旅の資金を節約をするために、昼食の前に、メンバーは、緊急会議。米は1kgあるが、コンビニで買い物をするのは、高くつく。そこで、男性メンバーは、釣具を借りて、昼食を、「自分で釣る。」ことにした。
しかし、ど素人のメンバーは、藻が釣れるだけで、肝心の魚は連れずじまい。
その頃、女性メンバーは、なぎさと、バンビが2人で食事の準備をする。
旅のイライラが募っていたなぎさは、歌を歌いながら食事の準備をするバンビに、「うるさいわ 少し 黙れ!お前。」の一言。そして、バンビが、「お腹すーいた♪」と、歌いながら言うと、なぎさは、バンビに、いかにも、デブなお前は何も食べるなと言わんばかりに、「痩せるじゃん 良くねぇ?痩せるって一番最初に宣言したんあんたやんか。」と言い放つ。バンビは、何も言えず。。。さらに、なぎさは、「皿を割ったらぶっ殺す。」とも。
女性には、散々、毒を吐くなぎさであるが、男性には、やけにやさしい。

このひと、ただ世の男性にちやほやされたいだけだろうか。

結局、魚を釣ることが出来ない男性メンバー、なぎさの我慢も限界に来て、この日の昼食は、塩かけご飯と醤油かけご飯となってしまった。

その日の午後、なぎさ「寒い。」と言っておきながら、(こう言うのは、アーティストとは言わない。出来の悪いアイドルだから仕方ないのか、)おしゃれだけには、やけに気を使い、わざわざ寒いスカート姿で登場。なぜか、アイスまで食べたがる。

翌日、なぎさの行動にいらだちを隠せないメンバーのひとり、ISSY「散歩」名目でなぎさを呼び出した。このとき、ISSYは、他のメンバーを代表して、以下のことを言い出した。
ISSY「ワガママばっか言うな お前は」
ISSY「俺 あぁいうのはねぇと思うよ ガキじゃねぇんだし 中坊や小学生じゃねぇんだし 俺ずっと何も言わなかったけど もういいって感じ ガキは嫌ーいって感じ って感じ?」

ISSYなぎさに対して、追放宣言。
この後、なぎさは、本気で泣き出してしまい。(ここで、女性の武器を出して、ISSYを悪者に仕立てる。)ISSYは、ヤンクミに注意されてしまうが。。。

その日の午後、メンバーは、ドライバーの古い友人のエルンストさんの家へと行く。
エルンストさんの奥さんは、11歳年下の日本人。その人が、あるアルバムを見せてくれる。エルンストさんが捕鯨をしていた頃の写真である。エルンストさんは、鯨獲り名人で、今までに3000頭の鯨を仕留めたと言う。ノルウェーでは、現在でも鯨が身近な食材となっている。
そこで、メンバーは、鯨のバーベキューを行うことに。でも、なぜ、これほど鯨が食べられるか? ノルウェーは、現在でも商業捕鯨をしている珍しい国だからである。

翌日、ラブワゴン内にて、バンビと、三ちゃんが隣同士になる。しかし、バンビに向かって言葉が出ない三ちゃん。無感動人間と思われてしまい、三ちゃんは、本来の自分を主張できないまま、バンビを爆睡させてしまう。

翌日、メンバーは、ボブスレーが乗れると言う場所にやってきた。最高時速は、140km/h であるが、メンバーは、乗ってみることに。無論、操縦するのはプロのドライバーなので安心(?)ではあるが。
まずは、バンビグラさんISSYが乗る。グラさんは、楽しそうに乗っていたが、バンビは、怖い上に、途中で足が痛くなり、散々であった。
続いて、三ちゃんヤンクミ横みーが乗る。しかし、ここでも悲劇があった。三ちゃんが、頭をぶつけまくっていた。おかげで、三ちゃん、首にシップを付けることに。。。

フェリーで、移動するメンバー。ヤンクミは、横みーを誘おうとするが、言葉に出来ず、代わりに、ISSYを誘う。
ヤンクミは、「恋には臆病なのかもしれない。」が、メンバーには、「臆病とは思われていない。」ようである。

その日の午後、夕食の調達は、釣り。その間、バンビは、横みーのもとへ。あゆの大ファンであるバンビは、あゆの歌を歌うが、反応なし。

その頃、ヤンクミも、釣りを抜け出していた。メンバーに内緒で、「愛の料理作戦」と言う名の、得意の料理をメンバーに食べてもらおうと言う計画を練っていた。品目は、「広島風お好み焼き」
早速、完成したものをメンバーに食べてもらう。ヤンクミは、横みーがどう思って食べているのか気になって仕方がなかった。すると、横みーは、
横みー「うめぇ!あぁ うまいわ」

と、好印象。ヤンクミは、
ヤンクミの日記“横みーが喜んでくれた マジ嬉しかった!”

その夜、恋愛に臆病な、ヤンクミは、横みーに、手紙を渡すことにした。恋愛に臆病なこともあって、付き合うときは、すべて告白は、相手から。自分では、告白したことなど1度もなかった。
ヤンクミは、横みーに手紙を渡した後、一目散に逃げ出す。
吐きそうになるほど、緊張するのも珍しいヤンクミであった。

あいのり #342
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