あいのり 第345話
「コウカイ」
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メンバーを乗せた船は、ノルウェーの港町「ベルゲン」を出発し、41時間かけて次の国へと行く。今回、メンバーが乗った船は、全長164m、積載車両800台、客室数318室、定員1,482の豪華客船である。
船内には、客室のほか、レストラン、ゲームセンターにスーパーマーケット、さらには、プール、フィットネスジム、子供の遊び場までも完備されている。
そんな、豪華な船でメンバーは、思い思いの時間を過ごす。

出発して5時間後、メンバー全員の座り込んでしまう。慣れない船旅で酔ってしまったようである。仕方なく、メンバーは、その日は、そのまま部屋で休むことに。

その夜、スタッフの船室にあるメンバーが、三ちゃんである。そして、三ちゃんは、スタッフに、バンビを呼び出して欲しいと告げる。スタッフは、快く応じる。

三ちゃんが待っていると、しばらくして、バンビがやってきた。多少、積極的になった三ちゃんに、バンビは、自身がダイエット中であることを打ち明ける。すると、三ちゃんは、「そんなに太ってるの?」と言う。すると、バンビは、「あんま(体型とか)気にしーひんタイプ?」と聞き返した。三ちゃんは、「痩せてる方がいいけど。」と言いつつ、やはり、「(見た目より)やっぱ話とか合う方がいいし。」と性格重視であることを告げる。彼女になる人には、落ち着けたり、安らぎを求めたい、三ちゃんではあるが、体型については、出来る限り痩せていたほうがいいようだ。

出発して18時間後、午前9時、天気は快晴。メンバーは、フィットネスジムへ。三ちゃんが挑戦してみるが、失敗。しかし、それをよそに、本気モードでひたすら頑張るメンバーが、それは、バンビ。そのとき、バンビは、ある決意を持ってフィットネスジムにいた。その決意とは、「あと5kg痩せたら、横みーに告白する。」である。
しかし、三ちゃんは、そのことを知る由は無い。

次の国に到着するまであと21時間。なぎさが船酔い状態に。そこで、声をかけたのは、ISSYISSYは、先日のプレーケストーレン登山でも、けがの為にメンバーから遅れて歩く、なぎさを見て、励ましながらともに登山をした仲である。
そんなISSYに、なぎさは、ときめいていた。
表情が先日のわがまま少女とは、全然違う、恋する乙女の顔になっていた。。。

出発して24時間後、午後3時、メンバーは、デッキにやってきた。まず、横みー「気分が悪い。」と言って1人で行動する。どうしようもなくなった、ヤンクミは、グラさんと行動する。先日、横みーが本音を告げてから、横みーを思う気持ちをなかなか言い出せない、不器用な恋模様をグラさんに告げる。

出発して28時間後、午後7時、メンバーは、夕食のため、レストランへ。明日の午前8時には船は次の国へと到着する。なので、船内では最後の夜となるこの日は、ちょっと贅沢なひと時を過ごすことに。

夕食が終わると、横みーがメンバーに「話がある。」と告げる。ここのところ、恋愛が出来ずにいた横みーは、メンバーには、信じがたいことを言う。
横みー「えっと 俺は・・・この船が到着した時点であいのりを終えます 旅の期限があって・・・で俺仕事を長期休暇もらって来てて もう休みも終わりで戻らなきゃいけないし・・・俺4ヵ国旅してきてちゃきを好きになって けどそれ(告白)ができなくて・・・ノルウェー入って気持ちが切り替わるかなぁと思ったんだけど けど 旅しててもちゃき以上に好きになるのは難しいんじゃないかなぁと思って」

横みーがリタイア宣言。グラさんが、「それで納得なわけ?」と聞くが、決意は固かった。
「正直好きだっていうことを伝えれなかったのは確かに後悔はある けど好きになれた事にほんと満足してて この旅っていつ誰かが居なくなるかわからない状態で そういう旅だからこそみんなが今好きな人がいたり この先好きな人ができたりした時はビビることなくその相手に1歩近づく勇気を持って欲しいなぁと思って」

すると、バンビは、ショックでその場で呼吸困難になってしまった。さらに、ヤンクミも泣き出してしまった。

次週、バンビヤンクミの恋はどうなるのか? 船内告白はあるのか?

あいのり #345
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