午後9時、次の国に到着するまであと11時間。リタイア宣言をした、
横みーに恋していた
バンビは、部屋で泣き崩れた。しかし、リタイアという現実を受け入れられないのは、
バンビだけではなく、同じく、恋していた、
ヤンクミもそうである。
ヤンクミは、これまでにあまり話すことができず、
「もう一度話したい。」一心で、
スタッフ部屋をおとずれる。
そこでいった言葉は、
「好きだったって伝えちゃダメですか?」、つまり告白することであるが、すでに、
「ただの旅」宣言している
横みーに告白したところで答えは見えていた。
午前12時、到着まであと8時間。今度は、
バンビが、
スタッフ部屋へとおとずれた。そこでいった言葉は、
「痩せる意味が無くなった。」。
横みーに告白するためにダイエットをしていた、
バンビであったが、リタイア宣言の
横みーに告白したところで負けは見えている。リタイアを受け入れようとしていた。ここで、
三ちゃんにとっては、チャンスがおとずれる。
その後、
バンビは、甲板に出て、
「(横みーの)あほぉぉ!」と大声で叫びつづけた。
午前5時、到着まであと3時間。
ヤンクミが再び、
スタッフ部屋へと行く。答えは決まっているが、後悔を残さないよう、
横みーへの告白を決意する。
後悔もそうだが、ここで告白しなければ、元総長の顔も立てられない。
チケットをもらった、
ヤンクミは、
横みーを待つ。すると、
横みーがやってきた。
ヤンクミにとって、人生初の告白が始まる。
ヤンクミ「寝てない?もうリタイアもするって昨日聞いて色々考えて出して結果が、やっぱり気持ちを伝えようって やり遂げようと思って スウェーデンで喋れた事がとにかく嬉しくて したらいつのまにか 目で追う人になっとって 夢にも出てくるぐらいの人になっとって 初めてこの旅でちゃんと恋をした人だったんじゃけど・・・うん なんか上手い事行動がうつせんかったんじゃけど うん で・・・あぁ言葉が出てこないなまた・・・とにかくヤンクミは横みーが好きです!どうぞ フフッ はぁ・・・返事を後で聞かせて下さい」
告白後、部屋で
ヤンクミは、おもいっきり照れていた。やっぱり、元総長、純情でかわいい。
午前7時、到着まであと1時間、運命の朝。
横みーの返事は、
横みー「たぶん俺が人にあっこまでたぶん感情を出す事っていうのは滅多になくて いつも一歩引いた目線で見てたから やっとヤンクミになんか人間らしい部分ていうのを見せれたかなっていうふうに今思ってて けどリタイアを決めたって事はメンバーの女の子3人を恋愛じゃなくて仲間として見ていたからヤンクミと一緒に日本には帰れません」
そのままの返事であった。
ヤンクミの初告白は、儚かった。。。
最後、メンバーと別れた
ヤンクミは、
「夢見たい。。。」と言って、その場で泣き崩れた。