あいのり 第350話
「秘湯」
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メンバーは、「ミーバートン湖」にやってくる。
この湖、見た目は綺麗であるが、近くに行くと、ハエの大群がお出迎え。
ハエの大群を避けながら、入り江を歩くと、行く手を水に阻まれてしまう。長靴の男性メンバーならば、何とか歩くことが出来るが、スニーカーの女性メンバーは、これ以上行くのは困難である。
そこで、(事前に計算されていたのか、)男性陣は、女性陣をおんぶすることに。まず、ISSYは、なぎさをおんぶする。しかし、三ちゃんは、ひとりで歩くことに。肝心の、バンビはと言うと、モリケンに担いでもらっている。自信をもてなかった、三ちゃんの言い訳は、「機材が壊れるから。」

その日の午後、メンバーは、「ナウマファットル」と呼ばれる、地熱活動が活発な所。噴気孔からは、地下水が熱せられて水蒸気となって噴出している。
ここでも、ISSYと、なぎさは、2人きりとなる。
一方、モリケンは、宮ねぇと一緒になる。モリケンは、19歳、宮ねぇは、31歳と、12歳差。年下が好きな、宮ねぇにとっては、話しておきたい人のひとりだろう。

帰り道、ラブワゴン車内では、なぎさが、ISSYを枕にしてうとうと。。。ISSYいわく、「なぎさのMな所が、Sなオレにとって気持ちよくていい」

翌日、南に走るラブワゴン。ついた先は、首都、「レイキャビック」。ここを走るバスは、水素動力で、環境に優しく、排気ガスはなし。目抜き通りでは、若者のファッションが個性的。

翌日、メンバーは、「ブルーラグーン」と呼ばれる、世界最大の露天風呂へとやってくる。大きさは、東京ドーム以上。シリカという成分が美肌効果に最適。
早速、メンバーも入ってみることに、初水着のバンビは、ちょっとおなか周りが気になるようだ。そんな水着姿を三ちゃんは、じっと見ていたが、バンビが向かった先は、モリケンの所。そこで、バンビは、モリケンに、「ぽっちゃりブーム作ろうかなとか思ってんねんけど ブスカワって流行ったの知ってる?『ブスの瞳に恋してる』よしデブカワ、デブカワブーム作りま〜す」
あれ、ダイエットは止めたの?
バンビを取られてしまった、三ちゃんは、宮ねぇと共に行動する。そこで、宮ねぇは、三ちゃんに、「もし好きな人が今いるんだったら うん 積極的にね行かないと」と言う。早速、三ちゃんは、バンビのもとに近づくが、近くまでいったものの、気づかぬ振りして通過してしまう。

その日の深夜、バンビは、三ちゃんを呼び出した。バンビは、最近、三ちゃんが悩んでいるか気になっていた。
三ちゃんの悩みは、最初に話す内容がわからない。すると、バンビは、いくらか例を出してくれた。
バンビ「えっ?例えば・・・『宮ねぇ はなんで30歳になってあいのり来たん?』とかさ 言ったら殺される ふふふ そしたら言ってくれはるやん そしたら『結婚願望とかないの?』みたいな。『マジで!?』みたいな 発展していくって あとな 口角を上げんねんか」

さらに、会話するときの表情も言ってくれる。
バンビ「口角を上げんねん そう!そう!そう!で 指離すねん 目を細めてみて ここ口もこう ふふふ 寝そうに見える あっ めっちゃウケてる めっちゃウケてる うん」


「ゲイシールの間欠泉」を見た翌日、メンバーは、アイスランド一の秘湯を目指すことに。場所は、この先10km、歩いて3時間の距離である。
足が完治していない、なぎさは、次第にメンバーから遅れをとるが、ISSYの声かけでなんとか秘湯に到着できた。
秘湯は、巨大なカルデラ湖となっている。しかし、この温泉で事件が起こってしまう。なぎさが深みにはまって溺れてしまった。すぐさま、ISSYが助けたが、これが、2人の関係を思わぬ方向に向けてしまう。

その夜、なぎさが、スタッフ部屋へ。ISSYの優しさとは裏腹に、過去の辛い思い出が甦る。過去7人の人と付き合ってきたが、いずれも、最初だけが優しく、次第に冷たく、つまらないものになっていった。
もしかしたら、ISSYもそのつもりではと、疑念で見てしまうようになってしまった。今の優しさを失ったときのことが怖い、なぎさは、「男の気持ちを試す」と言う行動に出てしまうのであった。

あいのり #350

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4つめのあいのり学校が2007年夏にネパールに開校します。
あいのり学校の建設には、「あいのり募金」が役立てられています。
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