レストランから帰った夜、
バンビが一人部屋を出る。この日、
バンビは、
「水ダイエット」の他に、ジョギングを始め、着実にダイエットを進めていた。
翌日、運命の計量の日、体重計に乗ってみると、
「54.9kg」。前回計ったときは、58kg以上あった体重も、必死の運動により、4km減量に成功した。
その日の午後、夕食を自炊にする事にしたメンバーは、ジャンケンで当番を決める事にした。結果、当番になったのは、
バンビ、
オガ、そして、
三ちゃんの3人である。
早速、当番の3人は、スーパーに行き、買物をする。今日は、ハンバーグを作る事にしたので、肉売り場へ。
バンビが、
「肉団子つぶしたら?」と言うが、
オガに、
「料理になっていない。」と却下される。
三ちゃんは、出る幕がない。
夕方、当番は、ハンバーグを作り始める。
バンビが作ったハート型のハンバーグを鍋に入れる。ほどなくして、鍋から突如火が吹き出す。
バンビは、びっくりして悲鳴をあげるが、
オガがすぐ出てきて、息を一吹きしただけで、一瞬で火は消えてしまった。
バンビは、ハンバーグのソース作り。完成したソースを他のメンバーに味見をしてもらうのであるが、近くにいた
三ちゃんを素通り、
オガに味見を頼んだ。
それを、見ていた、
三ちゃんは、確信してしまった。
バンビは、
オガが好きである事を。。。
その夜、
バンビは、
スタッフ部屋へ。
オガに告白する事を決意する。
翌日、
ドライバーが会わせたいと言う人がいるので、5時間かけて未舗装の砂利道を進む。
ようやく、目的地に着いたラブワゴン。そこにいたのは、日本人。住んでいる方は、
田畑さん87歳。もう、ここに住んで48年になると言う。
なぜ、ここに移住したかと言うと、当時の日本政府から
「カリブの楽園」と言われたのだと言う。
しかし、楽園だと思っていった先は、楽園と言える場所ではなく、農地としても利用できない土地。日本政府に抗議をした人もいたが、寝耳に水であった。
田畑さんは、希望してきたわけだからと日本政府を訴えていない。どこにいても、かんばらないと生活できないのであると。そして、48年間かけてコーヒーを作る農園を築いた。
田畑さんは、ドミニカ共和国で、日本人らしい生活を送っている。風呂は、60年前から使っている
「五右衛門風呂」、台所には、自家製の木綿豆腐もある。さらに、醤油、味噌も自家製である。
メンバーは、この日、久々に、味噌汁を頂いた。
田畑さんには、現在3人の孫が同居している。現在、日本語を勉強していると言う。
遠く離れたドミニカ共和国で、昔ながらの日本の生活が、存在していた。
翌日、ラブワゴン内で、今日は、
オガは、体調がいまいち、
バンビが隣になるが、
バンビは、
オガの体調には気づかない。
1時間後、
オガの隣は、
バンビから、
宮ねぇに交代する。すると、
宮ねぇは、すぐに、
オガの体調に気づく。どうやら、車酔いしていたようだ。
バンビは、
オガの体調不良に気づかなかった自分を責める。
そして、今度は、リタイアを決意してしまう。。。