あいのり 第357話
「大嫌いな自分」
←(本編)第356話 * (本編)第357話 * (特別編)第358話→ * (本編)第359話→
近くの海岸にやってきたメンバー、バンビ三ちゃんが2人になる。
ここでは、バンビの恋愛が話題になる。先日、ラブワゴン内でオガの体調不良に気づく事が出来なかったことで、バンビは、オガとの恋愛に自信を無くしていた。このとき、三ちゃんに言った言葉も「別に(カップルに)なれへんかってもいいかな。」である。
三ちゃんは、「そっか。」と、ため息つくだけ。。。

その夜、バンビは、いつものようにジョギングダイエットを行う。そして、3日後に計測のため体重計に乗る。旅の当初58.8kgから5kg減量を目指していたバンビ、計ってみたところ、53.7kg、目標以上の5.1kgの減量に成功した。
ここまで、減量に力を注げたのも、オガに恋していたおかげであった。そして、バンビは、「(オガに恋する)今の自分が好き。」と思えるようになった。

その日の深夜、バンビは、あいのり最後の日記をつけていた。最後と言うのは、翌日、オガに告白するから。バンビは、ダメ元でオガに告白してみようと思った。

翌日、バンビは、告白を実行に移す。呼び出したオガと少し話をした後、オガに会ってうれしかった事を語る。「痩せなくていい。」と言ってくれた事、落ちているときに励ましてくれた事、自分の体験に基づいてアドバイスをくれた事など。語りたい事はいっぱいあるのに、うまく話が出来ない、バンビ。そういったときも、オガは、「ちゃんと聞くよ」と言って聞く耳を持ってくれる。
そして、本題へとすすむ。バンビは、自分の旅の答えが出た事、その相手がオガである事を伝える。
その後、バンビは、「日本に帰りたくない。」と言う、オガは、不思議そうな顔をするが、当然、ここにオガと一緒にずっといたいと言う意味であろう。
10分後、チケットを渡して告白は終了する。

その後、告白した事を知らされたメンバー、三ちゃんの表情が硬い。

翌日、運命の朝。オガの答えを聞く日。オガは、まず、バンビの第一印象を語る。「元気オンリーだった。」その後、何日かは、バンビは、へこんでいて、あまり見ることが出来なかったそうである。しかし、告白終日前からは、見違えるように輝いて見えたという。
しかし、オガがあいのりにきた理由は、「自分に素直になるため。」、また、「恋愛も自分の好きになった人と帰りたい。」と言うものだった。当然1カ国目、いや1人目の告白で決める事など出来るわけも無く、「バンビとは、日本には帰れない。」と告げた。。。
バンビは、「ありがとう。」と言って涙を浮かべた。

バンビの告白は残念ながら失敗であったが、本人、後悔はなかった。むしろ、オガには、自分のことに真剣に向き合ってくれて感謝していた。
最後に、バンビは、「オガには、幸せになって欲しいと思う。」と言ってその場を後にした。。。

あいのり #357
←(本編)第356話 * (本編)第357話 * (特別編)第358話→ * (本編)第359話→