あいのり 第365話
「恋愛の価値観」
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ベネズエラを旅するメンバーは、この日、首都カラカスの郊外の村へ。ここでは、女性が激しく悶えたり、痙攣したり、男性が叫んだりと異様な光景が続く。ドライバーが言うには、ここは、「ベネズエラの聖地・チャコア村」女性革命家の魂が眠ると言う。

さらに、奥へと進むと、黒魔術とも思える怪しい光景が。村人の誘いで中に入ったメンバーは、悪魔払いをされる事になってしまう。
葉巻の煙を全身に振り掛けられたり、謎の液体を全身に振り掛けられたり、魔法陣の書かれた地面に寝かされたりと怪しい儀式が始まった。

村からの帰り道、あまりの異様な光景に、廣江が気分を悪くする。それを察知した、オガが気遣い、席を譲った。
宮ねぇは、複雑であった。

翌日のラブワゴンでは、宮ねぇは、オガを避けるように、モリケンの隣に座った。

その夜、オガは、アンデスのロープウェイでの宮ねぇとの会話を思い出した。男性を部屋に泊める話になったところで、オガは、宮ねぇと恋愛の価値観が違う事に気づく。

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夜の街を走るラブワゴンからは、美しいと思われた首都カラカスの夜景を楽しむ。しかし、ドライバーから、意外な事実を聞かされる。
ドライバー「カラカスの夜景は美しいだろう だけどこの夜景の正体は貧民街の灯りなんだよ」

実は、この明かり、「パリオ」と呼ばれるスラム街の明かりであった。
ベネズエラでも格差社会は存在していた。

スラム街の近くでメンバーがラブワゴンを降りると、とある男性が描かれた立派な看板が立っていた。そこに描かれた男性は、ベネズエラの大統領チャベス氏。彼は、2006年9月の国連総会で(米国にとって)衝撃な発言をした事で有名である。
チャベス大統領「ここにブッシュという“悪魔”がいた まだ悪臭がする 臆病者!人殺し!大虐殺!この地球に現在までに生存した最低の者 つまらない者 それはジョージ・W・ブッシュ」

痛烈なアメリカ批判をした大統領であったが、自国民(特に貧民)の支持は高い。彼は、貧民に対して、医療や教育をほぼ無料で行った。また、富裕層の支配するテレビ局を閉鎖して、格差を縮めようとしている。

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翌日、立ち寄った小さな町で散歩をしていると、太鼓のような音が鳴っている建物があった。早速、メンバーは、その建物へ。すると、黒人の集団がカラフルな衣装を着てダンスを行っていた。
この街は、「クリエイペ」。スペイン植民地時代に奴隷として連れてこられた黒人が奴隷解放後に作った街で、今踊っていたダンスは、奴隷解放を讃えるダンスであった。
メンバーも、衣装を着て挑戦してみる事に。ここでは、1ヶ月限定のひでりんこが、ねことペアになって、念願のボディタッチをする。時間がないひでりんこ、これからどのようにして、ねこに思いを告げるのか?

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その日の夕方、宮ねぇオガが2人になる。そこで、宮ねぇは、完璧であったはずのオガの意外な一面を知る事になる。
話によると、オガは、女性と付き合いはじめる時、いつも、勢いで付き合い始め、何の張り合いも無く半年ほどで別れると言う。そんな恋愛がこれまでに8人。

宮ねぇは、不安になり、不信感を募らせた。そして、次回、宮ねぇは、オガを徹底追求することになる。

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あいのり #365
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