告白を決意し、ラブワゴンにチケットをもらいに向かった
グラさんであったが、それより少し前に、長い旅の間に親友になっていた
モリケンに会っていた。
グラさんは、放送ではあまり目立たなかったのだが、男性メンバーには、評価が高く、
ISSYや、
三ちゃん、
オガが、
「優しい。」、
「友情を大切にする。」と言っている。
そんな親友の
モリケンに
グラさんが頼んだ事は、
「散髪」。その後の告白のための勝負ヘアスタイルを
モリケンに託した。
しばらくして、
グラさんの勝負ヘアスタイルが完成する。その後、すぐに、
グラさんは、告白の為に用意していた、上下白の
「勝負服」に着替える。
これから告白であるのを察した
モリケンは、
「頑張れよ。」と言って、
グラさんを送り出した。
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愛を運ぶ河を言われる、
「愛河」のほとりで、
くぅは、ひとり待っていた。そこに、白装束の
グラさんがやってきた。
少しばかり、たわいの無い話をした後、本題に入るが、
グラさんは、緊張してか、なかなか話すことができない。しかし、
くぅには、これから行われる事が想像できた。
やっとの事で始まった告白で、
グラさんは、
「くぅの笑顔がかわいいところが好き、自分磨きも頑張って でっかい男になるから ついてきて欲しい。」と、
くぅに伝えた。
グラさんは、緊張していたが、伝えたい事だけは
くぅに伝えられて、満足そうであった。
くぅにも、
グラさんの思いは十分伝わったであろう。
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運命の朝、
「正統鹿耳門聖母廟」と呼ばれる寺院の前で行う事になっていたが、偶然(?)、地元の御祭りが始まってしまい、現地の人が集まってきてしまった。祭りの参加者だけならまだ良かったのであるが、どこで噂を聞きつけたのか、
「あいのりファン」まで乱入する。その結果、祭りの参加者+あいのりファンの総勢500人の目の前で、
グラさんは、
くぅの返事を聞くことになってしまった。
そして、
くぅの返事は、
「笑顔がかわいいと言ってくれた事は、すごく響いたが、一晩考えて、やっぱり日本へは帰れない。」。無難な返事である。
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グラさんも、周りからは、目立たなかったが、メンバーからの評価は良かった。
くぅに一直線な姿勢も良かったのであるが、
くぅは、まだ、1カ国目であり、旅をはじめたばかりである。やはり、1カ国目の告白ですべてを決めてしまうのは、唐突すぎで、今回の告白失敗は、やむ終えない事だと思う。
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最後、別れのときも、メンバーのみならず、500人の観客にも笑顔で応対、
グラさんの旅は、終了した。
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