あいのり 第237話
「神様 お願い・・・」
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あいのり #237

ラブワゴンが、タンザニアの大地を北上していると、メンバーは、「ミクミ国立公園」に到着する。ここは、ライオンなどの肉食動物も生活しているところなのに、ど真ん中にキャンプ場がある。さすが、野生動物が多数生活しているとあって、地面には、大量の野生のウンコが。このウンコは、ゾウのもので、メンバーは、まず、ウンコ拾いを行う。テントを張る場所のお掃除である。そして、しばらくして、ドライバーから、呼ばれる。
ドライバー「みんな、お茶だよ」
ドライバーがお茶を御馳走してくれるようである。早速、メンバー、そのお茶をいただくと、
沼っち「美味しい」
しかし、かよがあることに気づく。
かよ「藁って感じじゃない?」
ヒデ「臭いがちょっとする」
沼っち「臭いがする?何?何?何?」
すると、ドライバーがなにやら話し始める。
ドライバー「ディス イズ ゾウ」
メンバー「ゾウの続き何よ」
ドライバー「ゾウのウンコだよ」
なんと、これは、さきほど、掃除のため拾ったゾウのウンコで作ったお茶。
メンバー「ウンコ汁こぼれてるしね」
メンバー「ま、ウンコ汁やけど」
沼っち「ウンコウンコうるさく言うなよ。飲んでるのに」
そして、夜に。ライオン等、肉食動物による犠牲者が毎年出るタンザニアの大地で、テント生活するには、決して火を絶やさない事が大事なようだ。そのため、誰か、徹夜で火の番をしなければならない。火の番は、じゃんけんで決め、負けた、じゅん平と、瀬里葉が行うことに。

そして、翌朝、テントを訪れると、肉食動物に食べられている人はおらず、全員無事。7人を乗せ、ラブワゴンは再び走り出す。途中、休憩のため、メンバーは、ラブワゴンを降りる。そんな中、ヒデかよが一緒に、話題は、かよの家族。
ヒデ「家族何人構成?」
かよ「えっ?お父さんでしょ。お母さん小さい時に死んじゃって」
ヒデ「えっそうなの?」
かよ「うん。小学校2年の時に死んじゃったのね。で、お兄ちゃんでしょ。お姉ちゃん。4人」
ヒデ「そうなんだ」
かよ「うん。だからね、うちの家族仲良いよ。平気で腕組んで歩くしお父さんと」
ヒデ「いいねそれ。家族が好きだね?」
かよ「うん」
ヒデ「好きなんだね。あいいあいいね。あそれ。最近の若者は・・・ではあの」
かよ「自分じゃん」
ヒデ「ちゅふ違う、僕」
かよ「ハハハ」
この日、ヒデは、
ヒデ“本当に心の優しい・・・子なんじゃないかなっていう。26才で、もう本当、(年上は)初めての冒険というか。行けるところまで行ってみたいっていう。僕のハートに火がついた”
ヒデかよへの片思いが始まった。

タンザニア中央高原を、走り続けるラブワゴン。沼っちの隣には、裕くんがいるが、今日は、会話なし。沼っちが、裕くんを気にしてから、話づらくなってしまっていた。そこに、ヒデが割り込む。
ヒデ「ウソをつく。1つだけ。ウソっていうのはね、一日一回きりなら許される時があるんだよ。沼っちに必要なもの絶対、自信。自信がなきゃ絶対ダメだよ。じゃあ、私は綺麗と10回言ってください」
沼っち「嫌だよ」
ヒデ「いいから、誰も聞いてない。俺だけしか聞いてない」
沼っち「私は綺麗・・・・」
ヒデ「誰が綺麗?」
沼っち「私は綺麗・・・なんだよ」
ラブワゴンは、港町「ダルエスサラーム」へ。そこで、裕くんが、沼っちを誘い、旅の資金を節約するため、2人で1個のアイスを食べる。そこで、沼っちは、先日の隣に座っても会話がないとは大違い、裕くんと会話で盛り上がる。
沼っち“笑いが止まらないっていうか、あまりにも想像してない事が出来事が起きたもんで、でもなんか、そんな笑ってたらおかしいじゃないですか。どうしたのみたいな感じで。すごい馬鹿に見られるって感じで。だから、すっごいもう影の方ちょっと。裕くんがこっちに居たら、自分はこっち側見にいって、ちょっと笑って、ちょっと堪えて、じゃあ食べようかみたいな感じでやってて。すごい笑いを堪えるのがすごい私は大変で。楽しくて嬉しくて”

そして、メンバーは、海へ、海といえば、当然水着なのであるが、かよは、黒のビキニ、瀬里葉は、薄いピンクのビキニに対して、沼っちはというと、いつものセパレート。しかし、その後、雨が降ってきてしまい。海水浴は中断。中で、ビリヤードをすることに。ビリヤードを打つ、瀬里葉を見て、イッチーは、
イッチー「何でそんなセクシーポーズな打ち方するの?何やねん、あかんの?」
瀬里葉「最低!」
イッチー「だってなんか悩ましいポーズで打とうとするから、いやウソです普通にやって下さい」
続いて、かよ
ヒデ「真っ直ぐ。曲がるとカスってなっちゃうから」
ヒデがばっちりマーク。

帰りのラブワゴン車内で、かよから、思わぬ提案が、
かよ「ミサンガかなんか作ろうかなって思ったんだけど。ヒデ作るのあれだって言ってたから、一緒に作るの手伝ってもらおかなって」
ヒデは、もちろん了解。早速、材料集めへ、
ヒデ「何が必要か」
かよ「皮紐こん位のが6本ぐらいと、ガラス玉のビーズと」
ヒデ「あ、いいじゃない」
かよ「目見ていいって言ってごらん」
ヒデ「これ可愛いんだけど」
かよ「イメージ違う。怪しい」
ヒデ「実用性を」

その頃、沼っちは、裕くんと2人きりに。「裕くんの夢」ついての話題。
沼っち「裕くんはどんな人になりたいの?」
裕くん「夢があって頑張って、人に認められるようになった時に、それでも謙虚さとか、物腰の柔らかさとか、そういうのを絶対失わない人になりたい」
沼っち「それすごい良い事だね」
裕くん「いや、そんな。そんなめっちゃ素でそんなんめっちゃ恥ずかしいやん」
 すると裕くんは、
裕くん「沼っちはすごい、自分で思ってるより、そんな思ってる程、格好悪くないし全然」
沼っち「?」
裕くん「なんか違うな。うーん。うん、上手く言えないんですけど。僕から見て結構格好いいところとか、なんか良いとことか、すごい、うん見つけやすいっていうか。本当に話して一番楽しいのが沼っちで」
沼っち「ありがとう」
裕くん「いや、全然。なんかもっとうまく言えたらいいんやけど」
沼っち「いやいやいや・・・」
そして、
沼っち“神様お願いします。手をかして!本気で好きと言える人みつけたから”
沼っちの片思いも始まった。

翌日、ラブワゴンは、さらに北上し、とある村へ。メンバーは、ここで、休憩を取ることに。瀬里葉は、裕くんと、イッチーは、かよと共に行くことに。ただ呆然の、沼っちヒデが共に行動することに。
ヒデ「沼っちはY君でしょ?」
沼っち「ちょっと待って、ヒデは(好きな人)居るの?」
ヒデ「まぁ誰とでもいえないね・・・かよってさ」
沼っち「あー、言ってる」
ヒデ「いやいやそういう事じゃない。違うったらなんとなく」
沼っち「あっKさんでしょ?」
ヒデ「Kって。言った後言うなよ」
お互いの片思いを気づいている2人でした。

そのとき、イッチーと、かよを発見、あまりにも仲がよさそうだったので、ヒデが落ち込むが、
沼っち「恋愛っていうのは、上がるだけじゃないから。上がって下がって上がって下がっての繰り返しでやるやつだから。また上がっから。ヒデも行かなきゃダメだよ」
沼っちが励ます。
沼っち“実はなんか人に色々言ってるけど、自分に言い聞かせてるところも結構あって。やっぱ、カップルになって、日本に帰りたいっていうのありますよね”

その頃、瀬里葉に、裕くんが、現在の心境を語る。。。
裕くん「たぶん、俺は沼っちとは恋愛できないんだ」
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