あいのり 第359話
「30過ぎれば・・・」
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バンビと別れたメンバーは、あいのり75カ国目となる、「トリニダード・トバゴ共和国」に到着する。日本には、あまりなじみのないこの国は、中南米、ベネズエラの北側、メキシコの東側、カリブ海に浮かぶトリニダード島、トバゴ島の2島からなる国で、全面積は、千葉県ほどである。

到着した日の午後、この国、最初の食事をレストランで摂る。出てきたのは、「ロティ」と言う外見はクレープ、中身は、カレーといった料理。メンバー全員、「辛い。」の一言で、食は進まず。。。
食が進まないメンバーをよそに、物思いにふける人1名。三ちゃんは、食欲旺盛だった、バンビのことを思い出していた。。。

翌日、メンバーは、近くの公園で過ごす。宮ねぇと、モリケンが一緒になり、宮ねぇの仕事の話で盛り上がる。宮ねぇが、インターネットのプロバイダーで派遣社員として仕事をしていたとき。彼女は、営業で、給料は、契約を取れば取るほど上がるようになっていて、一時期、月収100万円だった事もあるそうだ。営業成績は、200人中、8位。それでも満足行かず、風呂で泣いた事もあるそうだ。
なぜ、こんなに稼ごうとするのか、宮ねぇ自身、男に養ってもらう気は毛頭なく、自分の分は自分で稼ぎたいのである。また、現段階では、仕事のほうが大事であり、癒しのために彼氏は欲しいものの、結婚は考えていない。

翌日、メンバーは、首都「ポート・オブ・スペイン」へ。「カリブのニューヨーク」と呼ばれているだけあって、ドミニカ共和国よりも都会である。
公園にて、宮ねぇと、オガが一緒になる。話題は、先日の告白。オガは、「(告白する事で)バンビを変えることが出来ても、宮ねぇは変えられない。」と言う。宮ねぇ、今、恋愛に前向きなのに意外な答えでちょっとしょんぼり。

翌日も、宮ねぇと、オガは、服屋でたわいのない話をする。

翌日、女性新メンバーが合流する。グラさんの希望は、「癒し系で一歩引いている子。」また、「ネコのように、「僕の僕の〜」ってこう匂いをつけてるのが超かわいい。」そうである。
ちなみに、グラさんは、日本でもネコを飼っており、名前は、SUNちゃんだったりする。

15分後、意外な新メンバーが現れる。清純なイメージの「僕の僕の〜」ってこう匂いをつけてくれそうなかわいい系の新メンバーである。さらに、名前を聞いてみると、これも意外で、ねこ。まさに、グラさんの希望通りの新メンバーが現れた。

新メンバー、ねこ、21歳、神奈川県在住、女子大3年生。

ねこがラブワゴンに入ったとたん、グラさんは、緊張しっぱなし。そして、今日のグラさんの日記は、「ねこは感じがよくいい子そうだと思う 明日から旅が楽しみ」

その日の午後、メンバーは、ある店へ。そこには、日本では到底考えられないような、超大胆な衣装がズラリ。毎年2月に行われる、国を挙げてのカーニバルに使用される衣装である。このカーニバルには、この国の人口の2倍近くの人々が訪れると言う。
これを見た、宮ねぇは、早速、「着ようよ。」。すると、廣江も、「着よう。」と言う事で、着てみることに。

男性メンバー4人の衣装のお披露目が終わると、次は、女性メンバー3人のお披露目。
まずは、新メンバーのねこグラさんの、「回って欲しい。」のリクエストを聞き、恥じらいながらも回りだす。続いて、廣江。まずまずの反応。最後に、提唱者の宮ねぇ。提唱者でありからには、当然、いままで2人より、いっそうの大胆な衣装で登場してくれる事を願いつつ待つと、予想通り、スカイブルーを基調にした、最も、露出度の高い衣装で登場、エロかっこいい風貌を見た、男性メンバーをとりこにする。

その後、その衣装のまま、カーニバルで踊られるダンス「ワインダンス」の練習にも参加させてもらう。このワインダンスの目玉は、セクシーな腰の動きである。

その夜、ねこの歓迎会が行われ、モリケンの恋バナで盛り上がる。モリケンいわく、「ある時向こうが浮気して で 俺が一気に冷めたら逆に追っかけて来たんよ そっからもうなんかダメ(と言うよりうざい。)」

歓迎会の後、すっかり酔っ払ってしまった、宮ねぇを、手を取って気遣う、オガの姿があった。
宮ねぇの日記には、「30も過ぎれば山あり谷ありのカベにぶつかりたおれこんだ時に手をやさしくさしのべてくれる そんな男がいい」とあった。
宮ねぇの恋が始まった。。。

あいのり #359
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